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(1日の選挙)倉吉市長は辞職の長谷川氏 新斎場建設めぐる出直し選

2009-11-07 09:30:44 | Weblog
(1日の選挙)倉吉市長は辞職の長谷川氏 新斎場建設めぐる出直し選 2009年11月2日 共同
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110101000535.html
 新斎場建設の是非をめぐる前市長辞職に伴う鳥取県倉吉市長選は1日投票、即日開票の結果、無所属の前市長長谷川稔氏(62)が、いずれも無所属新人で前副市長増井寿雄氏(62)、元市議川部洋氏(44)を破り、3回目の当選を果たした。投票率は64・66%で過去最低。
 長谷川氏の任期は、公選法の規定により2期目の残り2010年4月10日まで。
 長谷川氏は新斎場の建設場所をめぐり住民らと対立したことから「民意を問いたい」と9月に辞任し再出馬。新斎場建設問題に争点を絞り、市議時代からの支持者である高齢者や女性など幅広い支持を集めた。
 増井氏は長谷川氏の市政運営の問題点を指摘、産業振興や子育て支援を掲げたが及ばなかった。川部氏は市役所改革を主張し、若年層に浸透を図ったが伸び悩んだ。
 新斎場の建設予定地は、スポーツ広場を目的に贈与された土地だったため、元地権者らが「斎場が建設されるなら贈与はしなかった」と土地の明け渡しを求め、鳥取地裁に提訴するなど建設は難航していた。
倉吉市 市長選挙結果
当 10987 長谷川稔 62 男 無前 前倉吉市長、無職
  9730 増井寿雄 62 男 無新 倉吉市副市長、無職
  5795 川部洋 44 男 無新 倉吉市議、会社役員


 鳥取県倉吉市は、鳥取県中部にある、2005年3月に関金町を編入合併した人口5万人強の市で、市長選は2002年2月の前々回選挙で当時の現職市長を破って初当選した後、2006年2月の前回選挙では無投票当選した長谷川稔氏が、斎場建設に対する地元補償問題で7カ月の任期を残して突然辞職したため、
 市長選は出直し市長選に出馬することで民意を得ようとした前市長の長谷川稔氏、倉吉市副市長の増井寿雄氏、倉吉市議で44歳と若手の川部洋氏の3人が出馬しましたが、
 前市長の長谷川稔氏が10987票を獲得し、
 長谷川氏の市政運営の問題点を指摘すると共に、産業振興や子育て支援を掲げて9730票を獲得した副市長の増井寿雄氏、
 市役所改革を主張して5795票を獲得した川部洋氏
 の両氏を破り出直し選挙で再選されることで、前職が一応の信認を得る形になりました。

 実はこの斎場建設問題。市の主張が認められ(原告は即時控訴)、何も市長が辞任しなくても住民投票でも良かったのでは…という意見もあったのですが、改めて市長に就任した長谷川氏は、残り5カ月間 関係が悪化した市議会とどう向かい合っていくつもりでしょうか…。
 倉吉市には、斎場建設問題の他にも景気低迷の影響で停滞する経済の回復や若者定住の促進、倉吉市が中心となり中部地区1市4町の発展を目指す定住自立圏構想の実現など、多くの課題を抱えているだけに、改めて長谷川氏の舵取りが注目されていくのかな…と思います。


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