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骨髄財団のセクハラ隠し?調査弁護士が抗議の報酬返上

2006-06-29 00:50:56 | Weblog
骨髄財団のセクハラ隠し?調査弁護士が抗議の報酬返上 2006年6月28日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060627i415.htm
 骨髄移植推進財団(正岡徹理事長)の元幹部職員が、セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)やパワーハラスメント(職権による人権侵害)を行った、との内部告発が昨年夏にあり、調査に入った外部の弁護士が「疑われても仕方ない行為はあったのに、違う趣旨の発表を財団側が行った」として、抗議のため財団から受けた報酬約48万円を全額返金していたことが27日わかった。
 厚生労働省から天下りした元幹部職員は、女性職員にメールアドレスを何度も聞いたり、職員の学歴を侮辱したとされる。このため、財団は三谷忠之弁護士ら3人に調査を依頼。3人は職員らから事情聴取して財団に報告書を提出した。
 三谷弁護士によると、報告書では「不適切な行為があった」と結論づけ、財団に改善を促す趣旨だったという。
 しかし、財団は今年3月、「ハラスメントの事実は認められない」とする結果を発表。報告書は公表されないまま元幹部職員は3月末に依願退職した。
 三谷弁護士は「財団は自分たちに不利な事実を隠ぺいし、告発した人物に責任を負わせようとしている」と話し、財団に抗議文も提出した。
 財団の木村成雄事務局長は「調査委の報告書の結論部分を調査結果として発表したが、(三谷氏からは)『言葉が足りない』と指摘を受けた。話し合いの上で、対応を考えたい」と話している。


 骨髄移植推進財団(http://www.jmdp.or.jp/)って、CMで骨髄バンクやドナー登録をお願いしているあの財団のことですよねえ。
 先日のブログで紹介した本(モラル・ハラスメントが人も会社もダメにする
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4314009322/qid=1151391008/sr=1-2/ref=sr_1_2_2/503-7585038-0512768)によれば、こういう慈善団体的な組織は、職員もボランティア精神豊かな人ばかりが集まっているというイメージがありますが、意外とパワハラは多いのだとか。
 財団には事実関係を確認して、きちんとした未然防止策を立てて欲しいと思います。

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