ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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乳児置き去り:病院前に生後3~4カ月女児 東京・世田谷 

2007-06-24 18:06:29 | Weblog
乳児置き去り:病院前に生後3~4カ月女児 東京・世田谷 2007年6月24日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070624k0000m040113000c.html
 23日午後8時10分ごろ、東京都世田谷区瀬田4の玉川病院北病棟前で、乳児がベビーカーに乗せられたまま置き去りにされて泣いているのを、同病院の女性薬剤師(24)が見つけた。女児で生後3~4カ月とみられ、元気という。病院から連絡を受けた警視庁玉川署は、女児を乳児院に預けるとともに、保護責任者遺棄容疑で捜査している。
 調べでは、女児は身長約60センチ。白地にピンクの風船模様の肌着を着て、紙おむつをしており、ピンクの毛布にくるまれていた。手紙や身元を示すものはなかった。玉川病院は産婦人科もある総合病院。


 どうも最近はこういう乳幼児の遺棄という悲しい事件が絶えませんね…。生後3~4ヶ月の赤ちゃんならば、周囲が出産の事実に全く気がつかないということは、まずありえないと思いますし、実の親を見つけ出すことにそれ程の時間がかかるとも思えないのですが、一番大きな問題はその当の親を見つけた後、その親にいかに 子供を育てることの責任と自覚を持たせるか ということでしょうか…。
 手紙さえ添えなかったということは、(育てたいけど経済的に育てられないという理由ではなく)育てる意思が全くない 現代流のネグレクトの可能性も高いと思いますし、そんな親に『親は子供を無条件に愛せるもの』と、日本人が大好きな価値観を押し付けたところで、その子供が不幸になるだけだと思います。そういう意味では、当面は乳児院預かりになる可能性も高いのではないかと思いますが、そうなるとなったで、今度は子供が物心ついたときに、自分の存在の意味を求めて苦悩することになるわけで…。

 今安倍氏がやろうとしている教育改革は、どこか戦前の教育に通じるような一種の強制観が漂い、どうしても好きになれませんが、家族とのかかわりに関しては、まだ年齢が若いうちから意識的に考え出す時間を作るなど、何らかの抜本的な対策が求められているように思います。


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