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ミンチ肉偽装・ミートホープ、鶏肉用の袋も10年間偽造 

2007-06-24 17:56:19 | Weblog
ミンチ肉偽装・ミートホープ、鶏肉用の袋も10年間偽造 2007年6月23日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070623i305.htm
 北海道苫小牧市の食肉製造加工会社「ミートホープ」(田中稔社長)によるミンチ肉偽装問題で、同社が約20年前から10年前にかけ、鶏の飼育から鶏肉の販売まで一貫して手がける青森県の鶏肉販売会社の袋を偽造し、別の会社から仕入れた鶏肉を詰めて販売していたことが23日、分かった。
 詰めた肉について、田中社長は「古いことなので、入れた肉が国産か外国産なのか覚えていない」と話しているという。
 袋を偽造された鶏肉販売会社は「消費者をだます行為で、信じられない。警察の捜査を待ち、事実関係を調べたうえで法的手段も検討したい」としている。


ミート社、鶏肉入り「牛肉」も DNA鑑定で判明 2007年06月23日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/0623/TKY200706230235.html
 北海道苫小牧市の食品加工卸会社ミートホープによる偽牛ミンチ問題で、豚肉だけでなく鶏肉の混入した「牛製品」が市場に流通して店頭に並んでいたことが23日、分かった。朝日新聞社が専門機関に依頼したDNA鑑定で判明した。流通業者による保管分調査などでも相次いで豚肉が検出される一方、「牛100%」は確認されていない。ミート社は、恒常的かつ広範囲に牛ミンチの偽装を続けてきた疑いが極めて強くなった。
 朝日新聞社はこれまで、北海道と東京の生協店頭で、日本生活協同組合連合会の「CO・OP 牛肉コロッケ」をサンプル的に購入して厚生労働省登録検査機関「食肉科学技術研究所」に鑑定を依頼。結果は「豚のみ」「豚と牛」だった。
 新たに鑑定したのは大阪、名古屋、福岡の3市内の生協店舗で購入した同コロッケ。同研究所の分析の結果、大阪分(4月13日製造)からは牛と豚のほか鶏が検出された。北海道や東京購入分を含めて、店頭商品で鶏混入が確認されたのは初めて。名古屋分(同26日製造)からは牛と豚、福岡分(同26日製造と5月12日製造)からは豚だけが確認された。
 食肉関係者によると、部位にもよるが、一般的には牛肉よりも豚肉、さらに鶏肉の方が安く手に入る。業界には「ブローカー」が多数おり、賞味期限ぎりぎり、あるいは期限切れの肉が扱われることがある。1キロ40~50円という格安の値段の場合もあるという。
 ミート社の元幹部社員は、このような肉を大量に仕入れていたと証言。同社は、安ければ品質を問わず大量に引き取るとして、業界内では「なげば」と呼ばれていたという。混入形態は様々なことから、格安で仕入れた豚肉や鶏肉などを場当たり的に牛ミンチに混ぜていた疑いが強い。
 7、8年前からの豚肉などの混入を認めた田中稔社長も「毎日のようにやっていた時もある」「混ぜればわからないと思った」などと述べている。
 日本生協連が製造元の「北海道加ト吉」保管分を調べた中間結果でも判明分すべてに豚肉などが混入。「加ト吉」(香川県観音寺市)による同様の調査でも豚混入が相次いで確認されるとともに、逆に牛肉、豚肉ともに検出されず、鶏肉や羊肉などの使用を疑わせる例も見つかっている。
 日本生協連は「当方の調査からも、ミート社は継続的、意図的に偽装していたと判断している。販売者としての自らの責任を深く感じている。特に、生協の組合員の期待を裏切ったことを深くおわび申し上げます」と話している。


 ミートホープ問題ですが、今度は同業他社の袋を偽造して商品を売り渡した事件や、ニセ牛ミンチ問題の総集編のような不祥事が判明しました。この一連の不祥事 どこまで続くのでしょう???
もはやこの業者 誰も信用しないでしょうし、会社が存続の可否は、ほぼ決まったと見て良いでしょうね。
 それにしても、この田中社長 勝手に同業他社の袋を偽造して商品を出荷したという重大な犯罪行為を犯したのに「古いことなので、入れた肉が国産か外国産なのか覚えていない」なんて、人をバカにするにも程があります。これだけのことをしておいて、当の社長が覚えていないわけがありませんし、(もし本当に忘れているとすれば、そもそも社長の器ではなかったということを意味します)、こういう輩は徹底的に埃をたたき出して、過去の偽装履歴を全て吐き出させる必要がありますね。


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