まるこビッチの鼻

今日も青空がきれいだな。良い日、良い日。

子供のいる情景

2009-07-23 | おもろい(?)雑記
 先日、街で車を走らせていたら、一組の親子を見かけた。
 信号を渡ろうとしている母親と、なぜかしゃがみこみ、それを拒否している幼稚園児らしき男の子。
 何で渡りたくないのかな? 渡ったら歯医者さんがあるとか?
 そう思ってよくよくその状況を見てみると、横断歩道の信号が青信号から赤信号に替わる直前、母親はその子を連れて渡ろうとしたらしいのだが、どうやらその男の子が「信号はもう赤になってる~」とか言ってしゃがみこんで渡るの拒否していたようだった。
 大人の感覚だったらこのくらいGOよ! と思っても、まだ社会のルールを幼稚園で教えてもらったばかりの子供はそこのところがきっちりとしているのだろう
 十字路だったので、左手側の信号が赤になれば、右手側の信号は青になる。
 そっちの青信号ではきちんと片手はお母さんと手を繋ぎ、もう片方の小さな手を堂々掲げて男の子は信号を渡って行きました。
  
 これまた先日、鼻が痛んで耳鼻科に行っていた時のこと。
 ワタクシの前に呼ばれて診察室に入ったのはお母さん、3歳くらいの男の子、そして5歳くらいの女の子の親子。
 治療されるのは3歳くらいの男の子のほうで、待合では機嫌よくママに抱っこされていたのに、先生の姿を見ただけで大号泣
 診察室と、第二待合との間には仕切りがなく、ちょっとしたパーテーションが置いてあるだけなので、ちょっと首を伸ばせば中の様子が見えるので、泣き叫ぶ声も、じたばた暴れる音もモロ聞こえ
 男の子をママと先生がなだめながら薬を耳に入れようとしているようなのだが、お姉ちゃんはワタクシの横あたりからその様子をじっと見詰めていた。
 やがて突然、その女の子は踵を返すとダッと診察室を出て行った。
 弟が泣き叫ぶ姿が怖かったのかしら? と思っているとまたすぐその子は診察室に駆け込んできた。女の子の手には機関車のおもちゃが握られていた。
 そして弟の診察が終わり、ママが弟を抱っこして第二待合室を通ろうとしたとき、お姉ちゃんは、まだべそをかいている弟に自分が持っていた機関車のおもちゃを、はい、と渡してやったのだった。
 それは弟のお気に入りのおもちゃだったのだろう。待合室に置いたままだった子供荷物バックから取って来た物のようだった。
 怖がる弟を気遣って、でも、診察が終わるまでじっと待って、べそをかいている弟にお気に入りのおもちゃを渡してあげる。なんて可愛い心遣いなんでしょう

 大人の作った自分勝手なルールなんか断固拒否で交通ルールをきちんと守る、辛い思いをしているものに対して自分のできる精一杯の思いやりを素直に見せる。
 子供のころはこんな風に人として大事なことがごく当たり前のように出来ているのに、どうぢて大人になると嘆きのため息が出るような輩に変貌してしまうのでしょうねぇ
 子供の真ッ更な心根がまぶしく思えた二つの出来事でやんした

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