今日から大型連休という人もいるんだろうな。
でも、全国的にこの連休中はあまり晴れには恵まれないみたい。
その方がいいわ、外をうろつく人の流れが抑えられるから。
全然減らないもんね、コロナの感染者数。
全く、いつになったら県外に出られるのだろう?
ということで、今年のゴールデンウイークも、自宅でおとなしくしている予定。
ただ、家にいたってすることはたくさんある、まず、本も読まなきゃ。
先日、注文していた本が届いた。
酒村ゆっけ、「無職、ときどきハイボール」
新聞の書評で見かけた瞬間、これは絶対に面白い本だ、と、確信して注文した本。
自分の、こと本に対する直感はやはり正しい、と思い直すほど、この本は面白い。
二十代の娘さん(それも可愛い)が、とても庶民的なお店やコンビニで、お安くも魅力的なつまみを相手にビールやハイボールを飲む、ただそれだけなのだが、読んでいるこっちまでめっちゃくちゃ楽しい気分になってくる。
文章の表現に物凄い年の差を感じたりすることもあるが、喉を滑り落ちていくハイボールのように、心地よく読める。
昼間っから酒を飲む習慣のない自分だが、自分の日常の陸続きのところにはこんなにも豊かな昼のみの世界があるのだと気づかされた一冊。
牛の反芻のごとく、何度でも同じ本を、最初の時の感動とともに読むことができる特技があるので、大型連休中はこの本をつまみに缶酎ハイでも飲むことに決めている。
個人的には今年一番気に入った本かもしれない。
まあ、吞兵衛以外の人が共感するかどうかはわからないのだが。