大相撲夏場所が始まった。
横綱照ノ富士が全勝で来ているのが嬉しい。
んで、十両の落合が全勝、熱海富士も一敗しかしていないのも嬉しい。
横綱がいるだけで、場所の雰囲気が引き締まるのはやっぱり存在感の大きさだな。
他の力士たちも生き生きして取り組みに向かい合っている気がする。
ただ、毒舌おじさんの解説が今場所も聞けないのが寂しい。
てるりんは復活したよ、北の富士さんも復活してまた自由な解説をしてほしい。
相撲と同じく日本の世界に誇る伝統文化、歌舞伎界では大騒動が起きている。
歌舞伎役者の家族が一家心中、それも、多分息子の性癖からくる不祥事が糾弾されるのを恐れての。
死んだ人に言ってもどうにもならないけど、一家そろって卑怯だ。
今どき性癖がどっちが好きだろうと難癖言ってはいけない時代になっているのだから、そこのところは触れない。
ただ、その癖や、立場を利用してのパワハラで被害を被った人たちに、そしてこの騒動で甚大な被害を被る立場の人そして団体に詫びを入れるのは絶対にしなくてはいけないことだ。
まずしなくてはならないことは謝罪。
そこからしてはならないことはやらない、そしてこれ以上に精進していく旨を公表し、自分でしたことの何が悪く、これから何をしていかなくてはならないのかを自問自答して反省して生きていく。
それをぜんぶ「なし」にして、「死んで生まれ変わろう」って、どんだけゲーム脳なんだか。
リセットしてなしにしてしまえばまた次に行ける、そう考えるところが家族そろっておかしい。
どれだけ自己中心的、自己愛の塊なんだか。
親も子も、人に謝ることをしたことがないようなボンボンだったからなのかな。
記事をかいた週刊誌が悪いのではない。もともと悪いのはセクハラ、パワハラを行っていた本人と、それを止められなかったその世界の人々。
どんな歌舞伎の名家に生まれようと、どれだけ重圧があり、ストレスがあろうとも、人としてやってはならぬこと、そしてしなければならないことを無視していい道理はない。
今まで彼がやって来た歌舞伎界への功績をすべて台無しにしたのはパワハラ等のスキャンダルではない。
それらから逃げようとして軽々しく命を断とうとしたことだ。
私はそういう人間が好きではない。