広島農大だあ! V2

広島県庄原市で,農業を志す若者の学園!
 それが,広島県立農業技術大学校です

1年生全員で庄原市東城町へ視察に行きました

2018-05-09 | 学校行事
 4月20日(金)に藤本農園さんと金本園芸工房さんを視察させていただきました。
 藤本農園さんではお客様のニーズに合わせて,アイガモ農法や減農薬栽培を取り入れて水稲を作っていました。また,従業員を大切にしていることが印象に残りました。従業員の負荷を減らすためにどうするかを常に考えて様々な工夫をされており,従業員との信頼関係の強さを感じました。
 金本園芸工房さんでは失敗しても何度でもチャレンジすることの大切さを学びました。ハウスでは土壌改良や遮光などを行ってホウレンソウを安定生産できるようになり,露地ではいろいろな野菜に取り組み,失敗もありましたが,JAと相談しながら栽培品目を決めていると聞きました。
 これからの学校生活では,今回学んだことを活かしていきたいと思います。
園芸課程 野菜・花きコース K





 今回の農業概論で印象に残ったことは岩本観光リンゴ農園さんがされていた作業です。安全なりんごを作るために農薬の使用回数を少なくされており,この安全で美味しいリンゴを,消費者の方に食べてもらうために,買ってもらったお客様に収穫シーズン前にお手紙を出したり,パンフレットを作ったりして,お客様に情報を知ってもらうことを大切にしている点が大変勉強になり,とても良い経験となりました。
園芸課程 落葉果樹コース 1年 K



 田中牧場さんでは学校にある牛舎に比べ,より生産力,コスト重視の牛舎を見せていただきました。
最近, 会社を設立されたそうで,個人でやるよりも会社にすることで社会的な信用が得られ,従業員に対しての福利厚生等が良くなったそうです。
 最大で190頭も入る牛舎を普段は3人,多い時でも5人で管理しているそうです。
 飼槽は片側一列に並んでいるタイプと牛房の間に通っているタイプで,通路が最小限で済むのでとても効率的に飼料を給与できる構造だと思いました。
 また,肥育牛の飼槽の上に半自動で決まった量の飼料を配ることができる装置や,飼料を牛舎内で混ぜられる装置がありました。
 牛達は5頭ずつくらいの群れにするのが丁度良いそうで,同じ牛房の他の牛に飼料を食べられる前に食べようとして競い食いをし,飼料を残さぬようにたくさん食べてくれるようです。
 そして田中さんからは飼養管理を学んでいる自分たちにとって大切な,「牛がいかに快適に暮らせるかを第一に考える」ということも教えていただきました。
 普通科から来た私は牛のことをまだ全然知りませんが,これからももっと牛が快適に元気に育つような技術を身に着け,日々努力していきたいと思います。
肉用牛コース一年  O