通でがんす

いろんな広島を知って、ひろしま通になりましょう!
(旧ブログタイトル:通じゃのう)

50年の歴史に幕 呉シネマ閉館

2011年04月18日 | まんが・テレビ・映画
「昨日、第六潜水艇殉難者之碑を見に呉へ行ったとき、映画『男たちの大和 YAMATO』を上映中というポスターが張ってあったんよ」

「大和と呉との関係で、上映されとってんかね?」

「呉シネマという映画館が閉館するけん、最後にこの映画を上映してんじゃそうな」



1961年(昭和36)から50年間営業してきた、呉市本通の映画館「呉シネマ」が4月末で閉館する。
市外のシネマコンプレックスなどに押される中、採算割れでも営業してきたが観客数の回復が見込めないため。
市内で2館を経営する運営会社がもう一つの映画館「ポポロ」への集約を決定。
市内の映画館は1館だけになる。

運営する呉興行倶楽部=くらぶ=(海生孝昭社長)によると、呉シネマは1961年、別の事業者が1957年(昭和32)に現在のビルを建てて営業していた映画館を買い取る形で開館。
2スクリーン計600席で、開館時の座席を残すなどレトロな魅力がある。

閉館の理由を、同社の下原謙次郎専務(73)は「呉シネマ、ポポロの2スクリーンずつで常に観客を確保するのは難しくなった。呉に末永く映画館を残すため一つに集約して内容を濃くする道を選んだ」と説明する。

ビルの今後の活用法は未定。
呉シネマは4月に「さよなら上映会」を開くことも検討している。
呉シネマの閉館で、市内の映画館は1987年(昭和62)に開館した計350席のポポロだけとなる。

(「「呉シネマ」50年の歴史に幕」中国新聞 2011年2月5日)




呉シネマ




呉シネマ入口に貼られたポスター




「ほかには、『男はつらいよ』も上映されとってんじゃね」

「22日(金)までは『男はつらいよ 柴又慕情』を、23日(土)からは『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』を上映されるそうじゃ」

「それにしても昔からの映画館がなくなっていくのは、さびしいね」

「もったいないよのう。呉シネマも、『男たちの大和』『海猿』の呉関連の映画や、『千と千尋の神隠し』『ハリーポッター』など家族向けの映画は、入場を規制するほどの人出があったそうじゃがの」

「今の時代、定員を少なくして小回りがきく映画館じゃないと生き残れんのかね」

「いうても呉シネマ1は400席、呉シネマは200席じゃけん、座席数はシネコンの大きな劇場と同じくらいじゃの」

「広島県内で一番、座席数の多い映画館いうたらどこかいね?」

「588席ある広島宝塚1(広島市中区)じゃ。828席あった朝日会館(広島市中区)は閉館してしもうたしの。そういや、呉シネマ1には2階席もあるんよ。ほかに2階席のある映画館といえばシネツイン新天地(広島市中区)くらいかの」

「呉シネマの中はどうじゃった?」

「天井も高いし、落ち着いた感じで、ゆったりと映画が観れてえかったで。今度は呉ポポロにも行ってみんといけんの」

「松竹東洋座と広島名画座(広島市中区)が、八丁座 壱・弐として復活したように、呉シネマも復活して欲しいね」





↓呉シネマについては、こちら↓

「呉ポポロシアター」FC2ブログ

「呉シネマ」映画館専門サイト「港町キネマ通り」






↓広島宝塚については、こちら↓

広島宝塚 公式サイト





↓シネツイン新天地については、こちら↓

広島の映画館サロンシネマ、シネツイン、八丁座の広島地場劇場運営会社【序破急】




「今日は、4月末に閉館する呉シネマについて話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする