ひげめがね日記

基本的に自虐的な日記です。自虐ネタが好きな方はお喜びいただけると思います。

中原名人の二十代にして大人な落ち着きに感動する

2018-08-01 19:00:00 | 将棋
 『先崎学&中村太地 この名局を見よ! 20世紀編』、さっそく読みましたが、ひげめがね的には近年まれに見る名著でありました。こーゆーの書ける人は河口老師亡きあとはいないであろうと思っておりましたが、見事に先ちゃんが引き継いでくれました。ただ、先ちゃんの連載「千駄ヶ谷市場」は(あくまで、ひげめがね的には)イマイチだったので、連載ではなく、こういった不定期載がbestかと思います。

 将棋文化検定1級のひげめがねには知っているエピソードも確かに多かったです(←自慢)。でも、その中でも全然知らなかったし感動したのが中原先生についての記述。

 先ちゃん発言のひげめがね的要約「中原先生の気合がすごかった。記録係や観戦記者にも聞こえない呼吸音が対戦者には聞こえる。中原先生は勝負に厳しく米長師匠は甘かった。師匠はだから自分に気合をかけていた」

 へえーー、そうだったのかあーー。大山評はたくさん出てくるけど、中原評はなかなか出てきませんよね。大名人はやはり一味違いますなあ。



 掲載されている13局の中でも一番感動したのが中原名人の次の1手でした。こういう余裕のある大人になりたい!!(←ひげめがねには多分無理)。
 気になる方はお読みください(←マイナビ様に気を使って宣伝)。