定年後の暮らし春秋 ~ 菜園だより ~

現役時代の週末菜園から、定年後の野菜づくりへ。
自由な生活を謳歌する昭和15年生まれの日々。

止め石

2011-12-01 00:03:35 | Weblog


三州横須賀のある豪農の家の庭にあった止め石である。
日本庭園や寺社仏閣で、立ち入り禁止を示すために用いられる石で、丸い石に黒い棕櫚縄を十文字に掛けたものが使用される。
庭の持ち主が、客人がそれ以上進むのを拒んでいるということなので、進むことは避けなければならない。
立ち入り禁止などという趣のない表示ではなく、小石ひとつで、意思を表示しているのである。
兄弟会の旅行のついでに寄った尾崎士郎資料館もある糟谷邸の和風庭園である。
庭を見て歩くのに靴をスリッパに履き替えなければならないという経験は初めてだった。
尾崎士郎は、「人生劇場」を書いて有名になった作家だが、宇野千代と結婚していたことは知らなかった。
宇野千代の5番目ぐらいの男だったという。
尾崎士郎には、「獄中より」という小説があり、社会主義運動に関わった時期があったらしい。
都新聞に30年にもわたって「人生劇場」を書き続けた。


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