津軽半島の付け根のところにある千畳敷の岩浜で見たカモメたちである。
日本海に突き出た平らな岩場が相当広い。
千畳敷と言われているのもうなずける。
西風の強い日は、日本海の荒波が押し寄せて、岩場に立つこともできないが、初夏になって海が穏やかなこの日、潮も引いて、姿を表した岩盤の上にカモメが休んでいる。
休んでいるのだろうと思うのだが、なぜかみんな同じ方向を向いている。
海にただよっているカモメも、そういえばたくさんの数が、同じ方向を向いている光景が多い。
風上に向いているのだろうか。
そういえば、集団でいる鳥たちは、実に統制がとれていて、数千羽もいると思われる大群でもよくぶつからないで飛べるものだという感じである。
菜園の上空を秋が深まると、雁が北に向かって飛んで行くが、先頭を飛ぶ1羽を頂点にしてきれいな三角形を描いて飛んで行く。
土岐川に居座っている川鵜も移動するときは、集団を組んで見事な隊形を作るが、川面に降りてしまえば、各自別々の行動をとっている。
カモメはその点、海面でも岩場でも、どこにいても同じような行動をするのだろうか。
ばらばらな行動が個性だというような感じの人間とは厳しい環境に生き抜く鳥たちは大分違うような気もしてくる。
日本海に突き出た平らな岩場が相当広い。
千畳敷と言われているのもうなずける。
西風の強い日は、日本海の荒波が押し寄せて、岩場に立つこともできないが、初夏になって海が穏やかなこの日、潮も引いて、姿を表した岩盤の上にカモメが休んでいる。
休んでいるのだろうと思うのだが、なぜかみんな同じ方向を向いている。
海にただよっているカモメも、そういえばたくさんの数が、同じ方向を向いている光景が多い。
風上に向いているのだろうか。
そういえば、集団でいる鳥たちは、実に統制がとれていて、数千羽もいると思われる大群でもよくぶつからないで飛べるものだという感じである。
菜園の上空を秋が深まると、雁が北に向かって飛んで行くが、先頭を飛ぶ1羽を頂点にしてきれいな三角形を描いて飛んで行く。
土岐川に居座っている川鵜も移動するときは、集団を組んで見事な隊形を作るが、川面に降りてしまえば、各自別々の行動をとっている。
カモメはその点、海面でも岩場でも、どこにいても同じような行動をするのだろうか。
ばらばらな行動が個性だというような感じの人間とは厳しい環境に生き抜く鳥たちは大分違うような気もしてくる。