定年後の暮らし春秋 ~ 菜園だより ~

現役時代の週末菜園から、定年後の野菜づくりへ。
自由な生活を謳歌する昭和15年生まれの日々。

ゴミ捨て場で育つサトイモ

2010-08-30 00:09:25 | Weblog
休憩小屋の近くに残ってしまって、歳を越してしまったサトイモや、ジャガイモや、タマネギ、サツマイモ、くず野菜などを捨てる場所があるのだが、収穫から1年経って、水分が抜けて抜け殻のようになったサトイモを捨てておいたら、ちゃんと畑に植えた種芋が芽を出すのと同じ時期に晒したままの芋から芽が出て来て育ち始めた。
生ゴミの捨て場なので、養分がたっぷりあるのか、根を張ってちゃんと育っているのである。
今年は捨ててなかったのでないが、ジャガイモやサツマイモ、ネギなども芽を出す。
野菜は、人間がていねいに扱ってやらないと駄目なのではなく、もともとは生命力の強いものなのかもしれない。
ジャガイモなどは、大きくはならないが、小粒の芋が土になったゴミのなかからたくさん出てくる。
タマネギも、乾燥しきったと思ったのに、普通のネギのような茎を頭の先から伸ばし始める。
小さな種から芽が出て来て、大きく変身していく野菜と同様、植物のいのちは不思議なものである。

里芋

2010-08-28 00:21:58 | Weblog
一か月以上も雨が降らず、水好きな里芋が枯れてくるのではと心配しているが、今のところ枯れてくる様子はない。
しかし、これ以上雨が降らないと枯れ始める。
水不足で枯れるのと、土の中の里芋が成熟して地上の茎の役目が終わって枯れてくるのとでは同じ枯れるのでも大違いなのである。
今の畑は、トマトもスイカもマクワウリ、キュウリなど真夏の野菜が終わり、片付ける時期である。
雨がまったく降らないのに、雑草は平気で伸びていて、手で抜かないで草刈り機で刈ったところは、再び草が繁っている。
手で雑草を抜いたところも、かさかさに乾いた土のあちこちから雑草の芽が吹き出してきた。
秋野菜の前にもう一度耕耘機で耕さないといけない。
1週間ほど前に、黄色く成熟したゴーヤの実から種を採ったが、今日も、ぶら下がったゴーヤの下半分が黄色に変色したものが1
個あったので、これも全体が黄色に変色してから、種を採ってやろうと思っている。

ゴーヤの小屋

2010-08-26 23:49:16 | Weblog
陶芸工房の入口の脇に狭いが、よく手入れされた畑がある。
ここで毎年ゴーヤを育てているのは、陶芸教室の先生である。
小屋型に支柱を立て、支柱にゴーヤの蔓が密集していくと、ゴーヤの小屋ができあがる。
8月の終わり頃は、ゴーヤが最盛期を迎え、キュウリよりも少しおおぶりなゴーヤがいっぱい付く。
ゴーヤの実を刻み、砂糖漬けした菓子をお茶菓子にして出してくれる。
この辺りは、陶磁器の窯が密集する斜面で、国道脇に木造の家屋がびっしりと建っていて、家々の隙間のわずかな場所に自家菜園が作られている。
菜園の野菜は、やきものの絵にはふさわしいらしく、陶磁器のデザインによく使われている。
土と野菜を使って花器や茶碗や盃、徳利、お皿、カップなどの無数の実用品がつくり出されるのが陶磁器である。

メダカを増やそう

2010-08-25 23:25:58 | Weblog
自宅で、メダカを増やしている定年生活者の Fさんが、縁日バザー9条桜ヶ丘のメダカを出品してくれた。
2時間ほどの間に7人の人たちがメダカを引き取っていった。
すでに自宅でメダカを飼っているひともいたし、これから飼おうと、飼い方を聞いている人、バケツを持ってきた母親と5歳くらいの女の子。
Fさんは、メダカを1匹でもいいから増やしてもらいたいのである。
メダカを飼う水は、水道水で大丈夫だという。
今の水道水はきれいだから大丈夫なのだという。
カルキがメダカにダメージを与えるから水道水では駄目というのは、あまり根拠はないのだろうか。
早速、私も家に帰って、水道水を満たした容器に、メダカを入れてみた。
たしかにメダカは平気で泳ぎ回っている。
酷暑が続く今年の夏、炎天下の日差しにさらしておくと、容器内の水は、湯になってしまう。
それでもメダカは死なない。
メダカは強い魚なのである。
日本の自然からメダカが激減したのは、何が原因だろう。

お野菜セット

2010-08-24 00:18:19 | Weblog
団地内にある小山の麓に、お地蔵さんが祀られているのだが、この小山が地蔵山と言われていて、高さ30メートルほどの山頂には、休憩所の東屋も設けられている。
この地蔵山を整備して、気軽に散策できるようにと、「地蔵山を守る会」ができて、整備が続けられている。
小山の登り口に設けられた社には、お地蔵さまが祀られていて、通りがかりの団地住人がお参りしていく。
毎月一回、このお地蔵さまの前で、「憲法9条を守る、縁日デー 屋台&9条桜ヶ丘」というバザーをやっている人がいる。
1年ほど前から、ここに菜園で穫れた野菜を出しているのだが、今月も出す。
ジャガイモとタマネギとにんにくのセットである。
野菜セットを入れる袋は、2、3日前に作った古新聞利用の袋である。
「古新聞利用のエコバッグ」と名付けた。

アシナガバチ

2010-08-22 23:36:56 | Weblog
団地の道路脇の石垣にアシナガバチが巣を作っていた。
ちょうど人が歩いている腰のあたりの石にある巣で、どういうわけか成虫になったハチが15、6匹くっ付いている。
このあたりには、このアシナガバチのほかに土で巣を作るハチがいる。
土で巣を作るハチは、家の外壁のあちらこちらに巣をつくるので、巣を壊しても外壁に土の色がくっ付いている。
アシナガバチの巣は、丈夫な和紙のような感じで、巣の形もしっかりとしている。
巣全体が、太い紐のようなものでしっかりと石のくっ付けられているから、このくっ付いた部分から石から外してしまえば、巣のあった痕跡はなくなってしまう。
体のでかいスズメバチと違って、アシナガバチは人を襲ってはこない。
ミツバチもそうだが、人間がハチに対して攻撃的な行動を取ると、ハチは人間を刺す。ハチにとっては人間から身を守るための行動なのだろう。
子どものころ、ミツバチは刺さないと思っていて、止まったミツバチを捕まえようと指で押さえたところ、刺されてしまったことがある。
ハチの一刺しと言って、刺したハチは死んでしまうという話を聞いたことがあるが、本当かどうかは知らない。
あとで調べたら、ミツバチだけは、針に返し棘が付いていて、皮膚に刺さると抜けなくなり、無理に抜くと針が毒腺ごと抜けてしまってハチは死んでしまうのだという。
40年も前のことだが、飛騨古川からさらに奥に、河合村というところがあり、友人に案内されて、渓流釣りをしに行き、山の中の渓流の堰の脇の川岸の草むらに車を乗り入れたとたんに、数百匹のスズメバチが車のまわりに飛び回った。
危なくて外へ出られず、そのまま30分ほど車に閉じこもったことがある。

ショウガ

2010-08-21 01:12:26 | Weblog
植えたのを忘れていたが、雑草を取ったら草むらから、生姜が出てきた。
ひとウネ植えてあったのを忘れていたのである。
そういえば、ホームセンターでビニールの袋に入った生姜の塊を買って来たことがあり、ちゃんとウネを作って植えたのを思い出した。
70歳になり、そろそろ認知症の兆しか。
夏には冷や奴の香辛料として欠かせないもので、10年ぐらい前に一度植えたきりで、その後は植えてなかったので、今年の春に植えてみたのである。
寿司の横には必ずこのショウガが置かれているし、真っ赤に色づけしたショウガは焼きそばの必需品である。
今年は、昭和20年代によく食べた黄色のマクワウリも苗を植えておいたら、いったん枯れそうになった苗が息を吹き返し、雑草とともに成長して、草むらの中で6、7個実を付けた。
カラスにやられるので、完熟前に穫って食べてみたが、かってのような甘みがなかった。

ホテイアオイの花が咲き始めた

2010-08-19 23:53:27 | Weblog
庭に置いてあるメダカの容器に浮かんでいるホテイアオイに花が咲き始めた。
真夏になるとぐんぐん成長し、水面を覆い尽くすように広がってくる。
淡い紫色の花はきれいである。
この水草、寒さに弱いのが弱点だが、金魚やメダカの水槽に入れておいて、調和がとれると、水が緑色にならずいつまでも澄んでいる。
メダカを増やすためにも、水中に繁った毛根のような根が適しているようである。
写真の容器に入れたメダカも、猛暑で、水温が高すぎるのか、卵を産まなくなった。
7月の終わり頃までは、親メダカが卵を腹に付けて泳ぎ回っていたが、最近は付けなくなったから、繁殖期は終わったのだろうか。
5月頃から、卵を盛んに生んで稚魚も増えていたが、そのころに生まれた稚魚も今では1センチから2センチぐらいに育って、親メダカと一緒に泳ぎ回っている。

キュウリのポット苗

2010-08-18 00:08:16 | Weblog
自宅の庭で、キュウリのポット苗を育てている。
種を蒔いて二日目にはもう芽が出て来て、5日目の今日には双葉から本葉が出始めた。
畑では今、二回目に植えたキュウリの苗が実を付けている。
今年は、猛暑が続くので、最初の苗は、もう枯れてしまった。
2回目の苗もまもなく枯れてくるだろうから、次に植える苗を育てているのである。
そろそろ冬野菜の定番であるカブ、ダイコン、白菜のポット苗づくりを始める時期になってきた。
今日は、猛暑の中、抜いた雑草を燃やしたのだが、暑さが続く割にはにわか雨もときどき降るので、抜いた雑草が濡れているのか燃えが悪い。
抜いて畑のあちこちに積んでおくのだが、雨が降ると、上積みのほうは乾いているのに、下積みのほうの草は乾燥していない。
濡れてしまった草を燃やすときは、たき火に付きっきりで面倒みないとうまく燃えないのだが、炎天下ではとても暑くてたき火の面倒を付きっきりでは見ていられない。
すぐに日陰に逃げてしまうので、燃え残ってしまう。

ステンドグラス作品

2010-08-17 00:18:41 | Weblog
可児市にあるササユリクリーンパークという施設の中に、わくわく体験館というガラス工芸やステンドグラス体験の工房がある。
ここに通って作った作品の中のひとつである。
左が私、右が細君の作品なのだが、もちろん作ったのは、ガラスの部分だけで、金具は出来合いのものである。
まずガラス部分の設計図を書き、それを厚紙に写してから切り抜き、ピースにする。
パーツに合わせて、ガラス片をカットし、鉛の棒でハンダ付けしていくのだが、なかなか面白かった。
全部で7作品(時計、額縁入りの絵(2枚)、クリスマスツリー、お雛様、ランプ2種類)を夫婦で作ったから合わせると14個にもなって、狭い自宅には置く場所もなくなって、今は行かなくなった。
ガラス片をくっ付けるのに、銅の紙でカットしたガラス片の接続面を巻き、銅の棒を半田こてで溶かしてくっ付けていく方法と、銅のワクにガラスのピースを嵌めて行くやり方の二つがある。
ワクに嵌めていく方法は大型のステンドグラスを作るときやる方法らしく、難しいので、そこまではやれなかった。


愛用の草刈り機

2010-08-16 00:14:33 | Weblog
野菜づくりに活躍するのが草刈り機である。
草刈り機がないととても雑草との闘いには勝てない。
野菜づくりは、実は雑草との闘いの連続である。
雑草、雑草などと言うのはいかん、雑草という草はないという人がいるが、野菜づくりは別に植物学の勉強ではないので、野菜の育ちを邪魔する草たちをまとめて雑草と言っているのである。
野菜を育てている人は大勢いるが、雑草を育てている人はいない。
野菜の成長にとって、種々雑多な雑草は邪魔な存在である。
雑草は生命力が強く、ひ弱な野菜は、簡単に負けてしまう。
野菜は、人間の手助けを必要としているのである。
要するに過保護で育てるのが野菜なのである。
力強く育つ雑草から守ってやるには、草刈り機がないととてもやってられない。
雑草が自然に生えている景色も眺めているだけならいいのだが、野菜づくりとなるとそうはいかない。
つい草刈り機を持ち出して刈り取ってしまう。
草刈り機で雑草を刈ったあとは、スッキリして気持ちがいい。
酷暑の下、草刈り機を動かすのは大変な苦行なのだが、刈り取った後の景色がいいので、草刈り作業は以外に嫌われていない。

高砂百合

2010-08-15 00:19:51 | Weblog
鉄砲百合と言っているが、葉の形からすると、高砂百合だと思うが、団地の公園の斜面に自然に生えている。
今、団地内のいたるところにこの高砂百合が花を咲かせている。
ラッパのような形の結構大きな花である。
我が家の敷地内にもあちこち咲いている。
写真の野生の百合は、すぐ前の道路をバスで通るときにバスの窓からでもよく目立つ。
名古屋から高速バスに乗って帰る途中に、ふたつ前のバス停の近くで見つけて、後日、歩いて行って写した。
花の色は、白色で、地味な色だが、こうして一斉に咲くとなかなかのものである。
名の知れた「ササユリ」は少しピンク色の入った可憐な花だが、これほど群生してはいない。

アブラゼミの抜け殻

2010-08-13 23:53:18 | Weblog
7月の終わりごろには、ほとんど姿が見えなかったセミだったが、8月に入り、猛烈な暑さが続くと、あちこちでセミの抜け殻を見るようになった。
普通、セミの抜け殻は、樹の幹や枝や葉に付いているが、畑で雑草を抜いていると、数十センチの草の裏に抜け殻が付いているのをよく見かける。どうしてそんなところに抜け殻があるのか分からない。
写真は、畑の休憩小屋の庭に植わっているモクレンの葉の裏に付いているアブラゼミの抜け殻である。
2、3枚の葉の裏に時には10匹ぐらいも付いていることがある。
土の中から集団で出てきて、隣りどうしで脱皮するのだろうか。
畑やモクレンの葉には、こうしてかなりの数の抜け殻があるのだが、脱皮したセミの鳴き声があまり聞こえないのも不思議である。
昨日、西尾の田舎へ帰ったときには、やかましいくらい耳につくセミの鳴き声のシャワーだったが、この辺り、大分違うようである。

乾燥し長期保存に耐える

2010-08-13 00:42:35 | Weblog
作っている野菜のうち、長期の保存に耐えるのは、ジャガイモとタマネギとカボチャである。
そのためには、ジャガイモとタマネギは、乾燥させないといけない。
よく見かけるのは、農家の軒下に紐で縛ったタマネギが吊るしてある風景である。
こうして乾燥させておけば、1年は保存に耐える。
ジャガイモはどうやって保存しているのか、あまり見かけないが、よく乾燥させれば、段ボール箱に入れて置いても1年は持つ。
タマネギもジャガイモも1年経って、芽を出す時期になると、乾燥しきったと思われる中身を栄養として、芽を出してくる。
他の野菜と同様、種のようなものである。
ジャガイモは、種芋としてそのまま使えるが、タマネギはどうやって種を採るのだろう。
インターネットで調べてみたら、これが結構手間のかかる作業らしい。
ダイコンとかカブとか白菜などは、種ができるまで畑に放置しておいて、種ができたら採種することができるが、タマネギは、収穫時期になると、普通のネギのようにネギ坊主ができないので、疑問に思っていた。
タマネギは、ハウスで、まる2年かけて採種するものらしい。
ミツバチも使って足掛け3年という期間が必要なのだという。



穫りたて野菜

2010-08-11 23:30:27 | Weblog
前日穫ったスイカとカボチャに続いて、翌日、ゴーヤ、シシトウ、ピーマン、キュウリ、ミニトマト、マクワウリ、枝豆、ニラを収穫した。
猛暑も激しいが、夏野菜の収穫も真っ盛りである。
8月も中旬に入ってきて、昼間は相変わらず酷暑日が続いているが、朝晩はときどき涼しい風が吹くようになった。
季節が確実に動いているようである。
明日は、お盆で田舎に帰省する車の渋滞がピークになるだろうとテレビが報道しているが、あいにく台風が日本の横を通過していくという。
私も明日は郷里の西尾へ、素人野菜づくりの作品を満載して出かけるつもりでいるが、雨は大丈夫だろうか。
先月の可児市の豪雨のような降り方だと大変だと少々心配である。