定年後の暮らし春秋 ~ 菜園だより ~

現役時代の週末菜園から、定年後の野菜づくりへ。
自由な生活を謳歌する昭和15年生まれの日々。

繁殖力抜群のカモミール

2007-04-25 01:21:46 | Weblog
そろそろ咲き出したが、もうあと一ヶ月もすると、カモミールが白い花びらと黄色い卵形の花芯をもって畑のあちこちに咲き乱れる。
写真は去年のカモミールの様子なのだが、これ、もとはひと鉢の鉢植えから広がったものである。
いまでは、増え過ぎて野菜の生長に妨げになるぐらいになった。
あんまり多いので、カモミールティーのするための花摘みも間に合わず、多くは枯れてしまうまで放って置かれる。
花を摘んで、乾燥させ、ハーブティーとして、飲むと甘い匂いがしていいのだが、ちゃんと花を摘まないので、種がつぎつぎと付近にまき散らされ、年ごとに繁殖していく。
2月の終わり頃になると、もうまき散らされた種が芽を出し始めるが、春の野菜を作るために耕運機で耕してしまうと、出始めたカモミールの芽は枯れてしまうのだが、またすぐに別のところから生えてくる。
その繁殖力の強さには感心する。
このあたりではあまり見かけないハーブなので、一面に咲き乱れる花を見て、堤防を散歩するおばさんたちが何の花か盛んに聞いてくる。
最近増えて来たハーブ喫茶で出されるカモミールティーは、匂いが強烈すぎて、ほんのりとした甘いリンゴの香りとは言えない。
これはどうも外のハーブをブレンドしているようである。
あまり強い香りではないのを飲むには、咲いている花を摘んで来て、そのまま熱湯で濾すのが一番飲みやすい。
昔、どんな狭い土地でも耕して稲を植えていた当時、なぜかその小さな田んぼのあぜ道に植えられたお茶に木にもこのところ新芽が出始めている。
この新芽を摘んで、そのまま生で熱湯に濾して飲む日本茶もなかなかよい。
竹林に生えてくるタケノコや竹の枯れ葉の間から顔を出すフキノトウやキャラブキ、あぜ道に密集して生えてくるノビルなどが菜園の春の使者である。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿