菜園の水は亜炭坑の洞窟に溜まった地下水である。
ここを借りた当時は、笹薮の隠れていて分からなかったのだが、貸してくれた人が、確かこの辺に亜炭坑の入り口があったというので、笹薮の中を探っていたら、直径20センチぐらいの穴が見つかった。
光の具合で、どうやら中に水が溜まっているらしい。
そこで、付近の笹を草刈り機で刈り取ってみると、確かに中に水が溜まったような感じである。
知り合いの造園業をやっている人にこの水を畑に利用できないか尋ねると、じゃあやってみようと乗り気になり、造園用の機械などを持ち込む本格的な工事になってしまった。
穴の周りを切り開いてみると、深さ1メートルほどの水平の底が奥の方にメートルほど続いていて、その先は竪坑になっているようで、その壁に梯子が立てかけてある。
その梯子を引き上げてきると、高さが5メートルほどもある松材で作った梯子だった。
水中にあったので、全然腐っていない。
この洞窟は、戦争中、このあたりのあちこちで亜炭を掘っていたのだという。
ここは河岸段丘の端にあたるところで、当時掘っていた坑道は、このあたりの地下に四通八通しているという。
広げた洞窟の入り口に危険防止のために庭らしい竹製の覆いを作ってくれたが、それが16、7年も経って、腐ってきた。
応急的に直していたが、やはり子供たちが遊びにきて中に転落でもしたら大変だから、覆いを直す事にしたのである。
ここを借りた当時は、笹薮の隠れていて分からなかったのだが、貸してくれた人が、確かこの辺に亜炭坑の入り口があったというので、笹薮の中を探っていたら、直径20センチぐらいの穴が見つかった。
光の具合で、どうやら中に水が溜まっているらしい。
そこで、付近の笹を草刈り機で刈り取ってみると、確かに中に水が溜まったような感じである。
知り合いの造園業をやっている人にこの水を畑に利用できないか尋ねると、じゃあやってみようと乗り気になり、造園用の機械などを持ち込む本格的な工事になってしまった。
穴の周りを切り開いてみると、深さ1メートルほどの水平の底が奥の方にメートルほど続いていて、その先は竪坑になっているようで、その壁に梯子が立てかけてある。
その梯子を引き上げてきると、高さが5メートルほどもある松材で作った梯子だった。
水中にあったので、全然腐っていない。
この洞窟は、戦争中、このあたりのあちこちで亜炭を掘っていたのだという。
ここは河岸段丘の端にあたるところで、当時掘っていた坑道は、このあたりの地下に四通八通しているという。
広げた洞窟の入り口に危険防止のために庭らしい竹製の覆いを作ってくれたが、それが16、7年も経って、腐ってきた。
応急的に直していたが、やはり子供たちが遊びにきて中に転落でもしたら大変だから、覆いを直す事にしたのである。