感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

「腕で勝負」できる職人であり、工務店である為に・・・

2017-07-11 20:59:51 | 家づくり職人物語
家づくりの現場の方はほどほどに落ち着いて進行しているここ最近。

というのも助けてくれる信頼に足る仲間が増えたことで、今まで以上に多くの現場の家づくりを同時に進行していく事ができる為。

しかし、此処までの道のりは決して安易なものではありませんでした。

「協力してくれる仲間」と簡単には言っておりますが此処が他の工務店さんと、当社のような大工職人ばかりの会社との違いかも・・・

人手不測の建築業界にあって、良い人材、良い下請け業者、良い職人を探すのは困難を極める事となったこれまでの道程。

一般的な工務店さんなどとは違い、大工職人ばかりの当社。

特に大工さんの仲間を集めるのには苦労したと言うのが正直な感想。

他の工務店やハウスメーカーなどで「腕が良い」と言われている職人さんでも、やはり当社には当社の基準があり「腕の良し悪し」は、実際に仕事を見てみなければわかりません。

木材の使い方、釘の打ち方、のこぎりの引き方まで・・・

特に会社としてのマニュアル化はしていませんが、やはり自分たちの基準があり、その基準を満たしているかどうかは大きな焦点。

もちろん、現段階では基準を満たせていなかった職人さんもいますが、その都度、注意や指摘をすることで改善できる可能性のある人とは先の成長を見越して付き合いを続けております。

いつまで経っても「はやしは良い家をつくる」、「よい仕事をする」と言ってもらえるのが私たちの誇りでもありますから・・・

そんな中、時々「人が良い」のでと紹介される大工さんもいます。

そうした方は確かに何に対しても「はい、はい」と返事が良いので扱いやすくはありますが仕事の方は・・・という方も時にはいらっしゃいます。

一般の方には解りにくい職人さんの良し悪し、これを人柄だけで判断するのは危険なので止めた方が良いかも知れません。

やはり「職人」と名が付く以上は仕事で評価してもらいたいもの。

しかし一定の技術、知識の基準を満たした職人さんは、モノづくりの素人でもある営業マンや、なんちゃって現場監督さんには扱いにくいもの。

それでも真に「良いモノづくり」を行う為には、こうした高いレベルの職人さんと行わなければならないのは誰が見ても明らか。

その為に当社としても高い基準を設けてそれを満たす、数年先には基準に届く可能性のある大工さんでなければと・・・

人手不足の昨今ながらに、より良い職人さんを探しながら、先々までどんな仕事に対しても「腕で勝負できる」工務店でありたいと改めて思っています。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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