感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

お引渡しをしてからが本当のお付き合いの始まりと・・・

2015-11-06 22:50:24 | 住宅新築現場物語
今夜も気が付けばこの時間・・・秋の夜更けは長いと言いますが時間が足らずに四苦八苦している日々。

もっと要領良く物事に取り組めば良いのでしょうが・・・

ついつい口が出たり、手を出したりと気が付けば彼是と仕事を作ってしまうのは私の悪い癖・・・自分でも分かっているのですが何故か治らないこの癖は自身の性格から来てるのでしょうね。

今はただ、無理に癖を直そうとするのではなく、自分の置かれる環境を変えようと努力するしかありません。

さて、そんな一日も朝から順調に仕事が進んでいますが、私も午前中に事務仕事を片付け午後からは現場の方へ出動。

今日は倉敷市玉島で新築工事現場を担当してくれている「小野くん」に午後から此方へ戻ってもらい二人で岡山市北区まで移動。

先日、新築工事が終わりお引渡しをしたお客さんの所へ追加で依頼をいただいていた工事と引っ越して間もないお客さんの不便を解消する為のお手伝いが目的。

引き渡してしまえば「家づくり」が終わりでは余りにも寂しい・・・

折角、信頼をいただき大きな買い物を頼んだ業者との関係だけに大切にしていきたいと思うのは私だけではない筈。

そこには「損得」ではなく人と人の関係があることを忘れてはならないと今日もできる限りの事をさせてもらいました。

まさに家づくりとは「竣工」してからが始まり、此処から長い月日をメンテナンスや修繕など「家」を通してお付き合いできるように願います。

さて、写真は大工の「小野くん」。

彼との仕事は久しぶりですが、本当に真面目に仕事に取り組む大工さんでもある彼。

その真面目さに協力業者さんや同僚からも厚い信頼を得ているようで、皆ついつい彼に頼ってしまう場面も多いのは事実。

そんな皆の信頼を知ってか?知らずにか?できる事は極力、何とかしてくれる姿は見ていても本当に頼もしい限り。

こうした仲間と一緒に仕事ができる事、そして良いお客さんに囲まれて仕事ができる時間も私にとっては幸福な時。

楽しい時間は瞬く間にすぎ気が付けば日も暮れ始め作業も終わり、しかし再度、追加で押入れの棚の取付け依頼をいただけた事はありがたい事。

「また、手の空いたときで良いですよ」と笑顔で言ってくれるお客さんに感謝しつつ、その言葉に甘えないように早急な対応をせねばと気持ちを引き締めて帰路へついた夕暮れのひと時。

さて、明日も良い出会いがあることを楽しみに今夜はそろそろ帰宅の準備を致します。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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