公明党と民主党との連立なんて、あり得ない! 7月27日

公明党の冬柴幹事長が、「民主党と連立を組むことは嫌だが、それが唯一、国家・国民の為に一番良い選択ということになれば、それもあり得る」と明言した。解散を回避するための自民党反対派へのけん制と見てとれるが、政治家が公然と口にした言葉の重みは大きい。

公明党・神崎代表は、すかさず、民主党との連立なんてあり得ないと否定に必死だったが、間違っても、民主党は、公明党との連立など組むべきではないし、新進党の時と同じ轍を踏まないように心すべきだと、私は思う。

国家・国民のために、民主党は、全力で頑張らなければならないはずだ。でも、端から傍観していると、派閥というかグループというか、所謂「政策集団」と認識できる人々が、権力の座につくことをめぐって、その為に「必死」であることが明々白々・・・。傍観者である私たちは、心ならずも、気持ちが引き気味にならざるを得ない・・・。

私も含めて民主党支持者の大半の国民は、「民主党なら、権力志向の公明党と組むはずがない」と信じて疑いないわけで、よもや、「二枚舌」あるいは「権力主義者」が、民主党に存在するわけはないと決め込んでいる。でも、民主党は、そんな純粋な国民の期待に、真っ向から応えられるだろうか・・・。

森田実氏をはじめ、「とにかく今は、民主党に期待しよう」と考えている識者の期待に、本来なら、民主党は全面的に応える義務があるはずだ。ところが国民の意に反して、民主党が「自己保身」優先になってしまったら、今こそ実行できるはずの「改革」は、残念ながら足踏みする・・・。

冬柴幹事長の言葉にまどわされることなく、民主党は、しっかりと地に足をつけて、真に国民本位の政党になる方策を、探るべきなのだ。私は、公明党と民主党との連立は、まったくナンセンスだと思ってやまない!

人気blogランキングへ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

秋の解散 7月26日

森田実氏は、民主党の支持者ではないと思うが、このまま小泉政権の継続を良しとはしない識者の代表格だ。自民党は、一度、浄化されることが必要だと認識しておられるので、そのために、今は、民主党が踏ん張ることが必要だと考えていらっしゃるのではないかと思う。

森田氏いわく、小泉政権を批判することが原因で、TVや新聞などマスコミ関係の仕事が激減したそうだ。つまり、TVも新聞も、小泉政権をもてはやし肯定することでアイデンティティを確立してきたので、本当は国民にとって不利益だとわかっていても、今更、反小泉ののろしをあげることは出来ないということなのだ!与党癒着のマスコミの罪は、筆舌に尽くしがたいほど大きい。

日夜、全国各地で講演する森田氏の体験によると、遭遇する人々は皆一様に、あの金太郎飴のごとく、「小泉改革肯定論者」ばかりなのだそうだ。にわかには信じがたいが、いまだに小泉政権の支持率が4割近くあるという事実は、確かに、そのことを物語っているのかもしれない。

そんな森田氏が考える、郵政民営化法案の最善の落とし所は、参院本会議での採決直前に「継続審議」を決定し、その上で内閣総辞職を選択するというシナリオだ。森田氏は、これを「自民党再生の唯一の道」と位置づけている。

私は、自民党が再生する必要性は無いと当然考えているので、もっと、小泉総理の深層心理を理解したいと思うのだが、やっぱりどう考えても、天下の小泉純一郎総理大臣は、「解散」を心に決めているのではないかと推察する。安倍晋三自民党幹事長代理が「真夏の選挙は避けたい」と明言しているからには、8月30日告示9月11日投票の選択はあり得ない。何より、都議選が終わったばかりで、公明党が嫌っているし、民営化反対派議員の代わりの「自民党公認候補」をそろえるのには、それなりに時間が必要となるからだ。

結局、一番濃厚な選択肢は、民営化法案は「継続審議」になり、秋に臨時国会が召集され、その直後に「解散」というシナリオだ。今国会会期末には「解散」を宣言できないが、秋には「解散」するのだと思う。第一、お盆前の13日、国会最終日の深夜、天皇陛下の詔を賜ることが可能なのだろうか?事前に準備しなければ、絶対に叶わぬことではないか。

森田氏をはじめ、良識ある識者はみな嘆いている。坊ちゃん右翼「小泉純一郎」のわがままで、日本の政治が左右されることは断じて許されない。小泉総理は、この国に「責任」など、これっぽちも感じていないのだ。

ディスカバリー打ち上げ成功。ホッ。野口さん、ガンバレ!!

人気blogランキングへ
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )