口笛吹いても独り

~チンパンジーの地平線~

何かが待ってる

2023年10月26日 | 旅はいつだって見切り発車
観光最終日も無事終わり、またヨドバシの下でデカいサラダとインスタ映えしそうな巨大なネタの巻き寿司、刺身しょうゆも思い切って買う、持って帰れば良い
それに鳥のから揚げとかアルコールとか明日の朝食とか買う
ついでに着替えのパンツが無くなった為、明日に帰るだけなのでもう100円ショップで適当なのを買う
また同じ五条のベッセルが格安で空いていたので戻る
ここで隣のセブンイレブンでスッカラカンになったお金を出しておこうとしたらATM受け付けないがカードを受けつけない
バカな、天下の大都会の大分銀行のカードを受け付けないなんて
これが機械の都合で無くカードが死んでるならちょっと不便になる、まあペイペイとかイコカにお金は入ってるし今日のホテル代はカードで払えばいいんだが問題は早めに解決した方がいいだろうから五条駅まで戻って銀行の端末で出そうとしたら点検中
そのまま逆のファミマまで行って試したらやっと出て一安心
ホテルに入ると部屋はツインのシングルユースにアップグレードしてくれてた、有難いのねん

また少し仮眠して18時半頃から食事を摂るんだがここでも昨晩同様に食が進み最後には明日の朝食分のどん兵衛まで平らげてしまう

そしてそのまま大浴場にも行かずにゴロゴロして寝る
旅に出て最終日こそサウナの大浴場でゆっくりするだろうとそういうホテルを取るのだが、毎回最終日は疲れて大浴場を使わない
これから最後の日は高い大浴場とサウナの付いたホテルでは無くて良いと今後の教訓にする

翌日は5時半頃に起きて部屋の風呂に入ろうとすると、替えのパンツが前の穴が無い
トイレに行った時にオレのサイコガンが出ないじゃないか
そもそも朝飯分のどん兵衛も昨日食べてしまったので、朝の6時に下のコンビニに買い物に行く
ちなみにもう一度銀行のカードを使ってみたがやはり使えなかった

三日前の大神神社の時からおにぎりは赤飯で昨日からどん兵衛は天ぷらソバに変わっている、パンツは上が100円ショップだがこの商品の絵だと開いてると思うだろう
食事を摂り、両足の親指の下と左足の小指に絆創膏を貼る、ちなみに絆創膏は7年前の旅でマメが出来た時に近鉄奈良の裏のアーケード街で買ったやつが出てきた

これを貼ってしまう、実はコレが旅用セットの奥に残ってるのを気づかないで奈良の餃子の王将の隣で新しいのを買ったんだがこれも同じように7年残るのだろうか

京都駅には8時頃に着いてしまう、新幹線は往復で切符を取る時に9時半で指定していたので時間を変更してもらうと無事にあまり待たずに20分後くらいの8時半頃の便に変更出来た
ここからアンコ好きの親の要望で近畿に行ったら必ずお土産で頼まれてる赤福を探すが時間が早すぎて無い、改札の外の売店で聞くと9時以降にならないと当日分が入荷しないという
困ったがもう外には無さそうだし改札入って無いなら無いで仕方ないから他の餡子菓子を買えば良しと割り切りイチがバチかで改札をくぐってしまう
で中を探してたら新幹線まで残り5分くらいに
何故に俺は京都まで来て死に物狂いで伊勢の赤福を探しているんだという疑問が少しわく
ここにきてすぐの新幹線にしたの事で焦ることになり時間的にも雰囲気的にももう無理kなと諦めかけてたら奥のエスカレーターの横の売店に平積みされてるのを見つける
前の客が会計でモタつくのに更に焦りつつも何とか買えて8時26分ののぞみに飛び乗る

ちなみに五条のホテルを出る時に部屋を撮った写真を見ると7時51分で、そこから地下鉄で京都駅まで出て新幹線乗り場に行って切符を変更して赤福を買ってホームの写真の時間が25分でホテルの部屋を出て30分後くらいには新幹線に飛び乗るという最後までの強行軍
11時前に小倉に着いたら11時10分頃のソニックに乗って12時半には大分に、そこから荷物をロッカーに押し込んだら歩いてハロワに行って最後の失業保険を貰ったらJRで帰宅
17時にまたJRに飛び乗って前日に旅先の京都に戻ったところで連絡のあったじゃじゃさんと弐馬力で帰るなりに酒を飲む
そしてそのまま近くのパブでギネスを飲みながら鮎川の出てるアンダーのアジア大会を前半だけ見て帰る
京都に行ったらタイミングが合えばパブで大好きなギネスを飲もうといつも思っているんだがスケジュールがキツ過ぎて面倒くさかったり外国人だらけだったり人が多すぎたりで尻込みしたりでいつも行けてない、今回も当然スケジュールはキツキツだし外国人だらけの京都でパブなんてとてもじゃないけど行かなかった
その分の帳尻合わせに大分でギネスを飲んだ

翌日の木曜日は流石に休んだ後で次の金曜日は所用で高速で移動した
とてもよく晴れた日で、その時に「旅先で昔はソフトを食べたものだな」と思い帰りに別府湾のサービスエリアでソフトクリームを食べた
そして五条のベッセルと言えばいつも烏丸五条のココイチで夜にカレーを食べるのもいつもとは言わないが結構定番の一つ何だが今回は食べなかったので昼にココイチを食べる

カツカレーの400、辛さは普通で
写真の時間は13時半、今はカレーを食べてるが先週の今頃は大分行きの列車の中で荷物を抱えて出発を待っていた頃だ
もう少し早ければ東北に今頃いたのだがと状況を少し不満に思いながら
でもただ呼ばれた気がして、ホテルも取らず新幹線のチケットも抑えず、どうなるのだろうという不安とこれからの冒険の期待を胸に
一週間前の自分に言ってやりたい、大変だし本当に色々あって毎日疲れ果てるけど大体は上手く行くし忘れられない良い旅になると
今回は東北で無くてコッチで良かったんだと

これで本当におしまい、この旅の帳面は全てつけ終わった
最初の旅から因縁の、時にはタクシーを飛ばしてまで行っても見れなかった二条城
山科から醍醐を抜けて六地蔵から宇治まで抜け、三輪山登山をメインに桜井線の沿線を周るずっと行きたかったが行けなかったエリアの踏破
奈良の飛鳥エリアの橘寺と岡寺、奈良市の大安寺、新薬師寺、白毫寺といった小さいし少し離れ行きにくいが主要な寺、そして西大寺と平城京という名所、こういった今まで近くに行きながら後回しにしてきた場所の回収
最後に智積院と伏見稲荷という2つのエリアでの心に残っていた部分の回復
最初の御朱印集めの懐かしの四条のホテルに泊まったり、その頃の絆創膏が出てきたり
この7年前から始まった御朱印集めの旅の、ここまでを一度総まとめにしたみたいな旅だった

ちなみに伏見稲荷は避けてきたと書いたが探したら智積院に行った時にはリベンジで行こうとしていて間に合わなかったと記録がブログの中にあった
まあつまり急いで伏見に行ってリベンジしようとして智積院の無礼があった訳でその因果応報で寄り付けなかったんだろう
逆に今回の旅は相当にタイトな旅になるので智積院と伏見稲荷は無理かもなと思っていたけど全て回る事が出来て最後は赤福まで見事に回収することが出来た、こうして書いていて今でも「良く上手く全部回れたな」と我ながらビックリする
三輪山は呼ばれないと行けないと最初に書いたが伏見稲荷や智積院にしろ他の場所もやはりこのタイミングで行くべくして行った旅だったのだろうし呼ばれるべくして行ったのだろう
醍醐寺の御朱印が下で貰えたり宇治界隈で上手くタクシーを拾えたり、新薬師寺に観覧中止の前の日に行けたり、桜井を効率よく回れたり、最後に智積院と伏見稲荷に間に合ったりと、難しい部分も偶然の部分も運良くこなせたしギリギリの時間で上手く行った、体力的にも何とか持ちこたえた

良い旅立った
いつも旅は自分がまだどこまで動けるのかという限界の挑戦でもあり、いつも一人旅で「いつまでこんな旅が出来るんだろう」と思う
だが恐らく40代最後の長旅は自分の40代の時間と、その間の旅を締めくくるに相応しい素晴らしい思い出になる旅だった
今こうやって旅日記を書きながら初めて、この旅にはそういう意味があったんだなと思う
最後にすべてがあまりにもうまく行ったからそう思えるんだろうが
まだ伏見稲荷は残っているし、奈良の国立博物館はまだ私を呼んでくれない、ただそのおかげで見に行きづらい新薬師寺と白毫寺今回見れた訳なのだからやはりこの巡り合わせは正しかったわけで、行きやすい国立博物館は次のタイミングの良い時に今度はキチンと開館スケジュールを見て行けば良いのだし
奈良だと最初の旅やじゃじゃとの女性専用列車事件の時に使った新大宮のスーパーホテルにも一回くらい戻って止まって、近くの奈良の三ツ星レストラン鳥貴族に行くのも良い
7年前にフロントに居た三平そっくりのフロントマンはもういないんだろうが、同じように三平がもう大分には居ないように
まあまたそれは次からの話に取っておけば良い
センチメンタルな話だが取り合えず自分の40代のまとめの旅が出来た事を色々なものに感謝したい
そういう意味でも前回の日記のタイトルのようにこの旅は、そして40代の旅は大団円で終わった旅だった

ちなみに2016年から初めてこの7年で集めた御朱印は370以上で御朱印帳は手書きで8冊目と書置きが1冊の半分まできた
近畿や近場と有名な場所を効率よく集めれたが、また同じ数を次に集めるには今後あちこち遠くに行くことになるだろうだろうからペースは落ちるだろう

独り旅は自分にとってどこまでまだ自分が出来るか試す挑戦でもあるのでハードな日程を終える度に「こんな旅がいつまで出来るだろう」といつも思う
だが自分は動ける限りはこういう旅をするのだろうとも分かっている
晴れ男の私だが、今回の旅は珍しく宇治の最初で少し雨に降られた
だがそれ以外は写真で見返しても良い青空の旅だった
ただ初日の二条城の空は暑いカンカン照りの輝くような青空が最後の西大寺の空は秋の筆で書いたような雲が広がる空になっていて旅の中で少しずつ季節は変わっていった
次の50代最初の旅はどこで、どんな空を見上げているのだろう
谷村新司の歌を口ずさみながら日本の何処かでひっそりと何百年も前から自分を待ってる何かに会いに
次は恐らく50代の新しい始まりとして
また旅立つには良い日が来る

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大団円

2023年10月22日 | 旅はいつだって見切り発車
観光4日目にして最終日の奈良は来るたびに近鉄で通るのにスルーしてきた西大寺と平城京の大物2つ、いつも通るだけにこれこそ「いつでも来れる」とスルーしてきた
奈良市街の南側の白毫寺・新薬師寺・大安寺を無理矢理にでも見ておいたので午前中に余裕を持って北部の西大寺~平城京近郊を見れる
取り合えずドーミーで昨日に続いて2日連続で赤飯握りを食べて出発、バスで近鉄奈良まで行ってそこで荷物を置いたら荷物を置いて先ずは徒歩で西大寺へ

ちなみにここも今日から特別観覧で催事の準備の真っ最中で皆が忙しそうだが丁寧に応対してくれる
もうどこ行っても忙しそうだ、この旅は
奈良の寺はアホみたいにデカいかこじんまりしてるかというイメージだが西大寺は幾つかのお堂と院のバランスが程よい大きさ
でも昔のように「御朱印はあるだけ貰う」というスタイルはもう止めたので各お堂とどうしても欲しいのがあれば追加という形で幾つか頂く

そこから駅に戻ってレンタサイクル、3時間で戻れるだろうと12時半までの3時間コースを選択
初めての電動自転車とやらを借りたのだがトルクがありすぎる
そういえば自転車の写真撮るの忘れてた
暴れ馬に困惑しつつ5分程度で菅原道真の菅家のルーツである菅原神社と菅原寺こと喜光寺

菅原神社も修繕か何かしてて忙しそう
そこから裏の喜光寺、ここは昨日が実は凄く忙しかったらしくそういう話を聞きながら凄く丁寧にお茶を勧めてくれる

暑かったからうまい
ここから一気に平城京方面へ、そのまま海龍王寺まで自転車で行く

平城京到着、自転車を止めて遣唐使船の辺りをウロウロするが広すぎる
リンクの公園全体図を見て欲しいのだが入口の観光交流施設と博物館のいざない棺から朱雀門までが5分くらい歩く距離がある
修学旅行の小学生の波をかき分けて交流館と博物館を見終わったら一旦自転車を取りに戻って中央の太極門へ

もう朱雀門がメチャクチャ遠くに見える



で、太極殿を見たらそのまま裏を抜けて法華寺と海龍王寺へ




ちなみに海龍王寺の御朱印は料金前払いの郵送です
ここで西大寺駅に戻って12時半ギリギリ
平城京の博物館に時間がかかったのと、そもそも平城京が広すぎる
しかしこれでもうこの旅の奈良のタスクは全て終わった

近鉄に乗って京都へ戻る
そして駅に荷物を置いたら、この旅で一度行ったが心残りのある2か所に行く
一つ目は智積院、真言宗智山派の総本山
まだ集め始めの頃にここに来たのが夕方のギリギリでもう中の庭園とか見る暇もなく御朱印だけ頂いた場所だ
係の女性に「中の庭園は見て行かれないのですか?」と尋ねられたのだが自分が急いでいるのを察した奥の年配の係の人が
「無理に見なくてもいい、いいから行きなさい」と促してくれた
今になって思えば中の庭園だけでなくお堂でご本尊にもお詣りせずに御朱印だけ取っていくとは何と罰当たりでもあり何より野暮な事をしたものだと思う
そしてこういう時は往々にして京都の人はやんわりと(嫌味に)咎めるものだが寛大にああ言ってくれたのは後になって「恥ずかしい事をしたものだ」とずっと後悔していた
そんな訳で先ず智積院

本堂か明王堂からは拝観料を払って勧められた庭まで全部見たが良かった
何より数年かけて戻ってきて見て心のつかえてた部分がやっと取り除かれた

そしてもう一つが伏見稲荷
以前行った時に若いアンチャンの宮司さんか社務所の係なだけなのかもしれないけど書置きの御朱印を渡されて「伏見稲荷はもうずっと御朱印はこの形です」と言われる
祇園祭だから忙しくてやってないのかと思ってそれも併せて聞いたが、ずっと書置きで渡してますとサービススマイルで言う
多分手書きでやってるはずだと調べt行ったのにとで後で調べたらやっぱり手書きでやってて「あんの野郎、適当な事をぬかしやがって」と、当時のサービス接客業的に「適当なその場しのぎの嘘はタブー」という部分に怒りくっるった
そう、「今日は時間的に終了です、明日のこの時間で良ければ手書きが出来ます」だけで良かったのだ
あれから行けそうなタイミングは何度かあったし本来なら伏見稲荷で残り2つの御朱印がまだあるのだが、まだ思いだして頭に来るのでずっと避けて行かなかった
でももういいだろういいだろうし、いつまで怒っていても仕方ない
これがよりを戻すべき良い機会なのだろう
最後に日程定期に間に合えば、ここで戻って手書きで書いてたら貰おうと決めていたんだがかなりタイトな旅も巧く周れて最後に行く時間が出来たし


そんな訳で外国人の波を抜けて2度目の伏見神社へ
御朱印所に行くとおばちゃんのベテランそうな人が居るので事情を話して手書きの御朱印をしてるか聞いた
解答は「今はコロナでやってない、ただその7年前のコロナの前の頃なら祇園祭とか関係なく手書きでずっとやっている」との事だった
「ただ、夕方に行ったなら16時以降は書置きを渡す、でもそれならそうと言うべきであって、手書きはあるんです、ごめんなさいね」との事だった
おばちゃんは優しく説明してくれた
それで納得する、あるという答えは分かっていたものだがこれで7年近くのわだかまりが晴れた
まあたまたまそういうものだったし、相手も何かそういう事情があったのだろう
もういい、ここでやっと浮いたままの何かは底に足が着いた
「そういう訳で今はコロナからずっと手書きの御朱印じゃないんだけど、折角来たのにね」と言うので
「まあ伏見さんがまた来いと言ってるんでしょうから、落ち着いて手書きが復活したらまた貰いに来ます」という話をして離れた
あれはど避けていた伏見稲荷だが、こうしてまた来る事になった

これで旅の目的は全ておしまい
残りの話は補足的なエピローグ

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電撃戦

2023年10月18日 | 旅はいつだって見切り発車
コッコッコッコ
私の足元で見るからに立派な鶏が鳴いている


ここは石上神宮、伊勢と並ぶ最古の「神宮」を称す神社で国家鎮護の二十二社のひとつ、風魔の小太郎好きにはたまらない七支刀もここにある、写真の楼門も重要文化財である


まあつまり、やんごとなきパワースポットであり御朱印マニアは素通りできない超有名神社である
で、あれからどうしたのかというと、だ

あれから巻向駅で山奥の檜原神社でタクシーを呼んでた人が居たのを思い出した私はその場でタクシーアプリを入れてタクシーを呼んだ
当然田舎だからだが、なっかなか配車が付かない状態が5分超えた
「やっぱり来ないか、こんな田舎に」と諦めかけた配車が決まってタクシーが来る
最初は桜井駅まで行って貰おうと思ったが、今から夕方まレンタカーを借りるとレンタカー代(約8,000)に保険(1,500?)とガソリン代を加えて11,000くらいになる
運転手に「今から石上神宮から大和神社と長岳寺と経由しつつ最後に桜井駅でチャーターしたらいくら?」と聞いたら6,000から8,000円いかないという
距離はあまり関係なく30分2,700円ちょっとくらいらしい、狭い道もあるしスマホのナビで右往左往しつつ駐車場を探して自分で運転しないで良いし最後にガソリン入れて返さなくても良い、それで長くて1時間半くらい
残った時間で桜井から近鉄で橿原まで行って岡寺・橘寺・久米寺も十分見れる、料金的にもそう変わらないだろうからお願いすることにする
人生初の独りタクシーチャーター観光、ちなみに私は結構見るペースが速いので自分で見て帰ってくるノーガイドの駐車場待機でお願いする
12時半には石上神宮に着いた、ドイツ軍もかくやのかなりの進軍速度である
機械化機動による大電撃戦のスタートである

ここから戦艦大和ゆかりの大和神社、境内の端に小さい戦艦大和のフィギアとか並んだスペースがある


そして長岳寺、この2つは割とこじんまりしていたが良かった


この時点で13時半前で1時間の8,000円コース、桜井駅まで行くとちょっと超えるだろうからそれなら延長と1時間延長する
で、念願の岡寺へ


橘寺は何故か写真が無い、入口の門は大きくないのだが境内は意外と広かった
以前じゃじゃとココに来た時は夕方で門まで来たら受付の人に「今日はおしまいです」と言われて断念して天智・天武天皇陵に行ったものだ
最後に久米寺に送ってもらって14時半くらい、14,000との事だ
1時間税込み5,500で計算して2時間ちょっとだから11,000の2,750でまあそんなもんだろう
でもまあ半年前まで観光業プラス観光タクシー案内営業の仕事もやってたから相場も実情も分かるので十分である
観光タクシーのオッサンたちがチップは金もあるけど仕事の評価として嬉しいと常々言ったたのでチップを2,000円付けとく
もう仕事をリタイアした高齢者でも身なりの良い金持ちでも無いのは分かるだろうし自分もそうだが独りで観光タクシーを使ってくれるのは嬉しいものだった
千円は如何にも形だけでシケてるが、あんまりやりすぎても嫌味なのでまあ気持ちとしてはこんなものだろうと思う
仕事を辞めて遅まきながら観光タクシーの乗る方と案内する方の気持ちが分かった、これは予算が合えば凄く効率が良い
ガイドなしで自分のペースで行けたのも良かった

で、久米寺へ


そして懐かしの場所
数年前にここで良く分からない電気自動車を借りた橿原神宮駅へ


おかげさまでまだ15時です、ここで最初はまたJR桜井線で帯解まで行って帯解寺に寄ろうかと思ったがココは安産祈願の寺みたいなのでちょっと止めておく
じゃあ帰った時間で行けたら、まだ残ってる場所で一つだけ南のはずれにある大安寺に行こう
そうなると近鉄よりJRの奈良駅の方がバスの都合は良いはず…で近鉄でなくJR奈良駅を目指す
取り合えず近鉄は2駅で降りて畝傍駅まで歩いてJRに乗り換える、16時過ぎに着いてそのまますぐ来たバスに飛び乗りバス停から歩く
17時に終わる大安寺に16時40分ごろ暮れなずむ中で無事到着


仏像とかの宝物殿は閉まってたが境内は歩けたし御朱印も頂けた
これで明日にこれだけの為に南に来なくて西大寺から平城京付近のかたまりに集中できる
17時になったので大通りまで10分ほど歩いて帰る
この旅は最後は毎日夕暮れを歩いているのだがホテルに戻っても独りで飲みに行くわけでも無し(鳥貴族に)飯食ってサウナと風呂に入ってゴロゴロする以外はやることが無いので、それならギリギリまでウロウロした方が良い
それにしてもタクシーを使ったのが予算は5,000円くらいオーバーしたが効率よく楽に回れて最後に大安寺を済ませれるオマケまでついた

18時頃に帰り着いて先ず寝る
左足は親指下の腹だけでなく兆候があったので絆創膏で事前にガードしておいた小指にもマメができ、右足の腹にも出来ていた
マメの出来た左足を庇いながらの三輪山登山で逆の足にも負担があったのだろう
少し仮眠を取ったら昨晩はサラッと入った風呂にも長く入り風呂の前にある無料の最近流行ってる無重力マッサージチェアーに誰も来ないので小一時間座る
流石に人が来たので譲って次は更に誰も居ないのを良いことに風呂上がりの無料アイスのハーシーズのチョコのかかったアイスを1本とモナカを2つ立ったままむしゃむしゃ平らげる、日頃は甘いものは我慢してるがここぞとばかりに体力の回復を狙う
しかしいつ来ても最高だな、ドーミーインは
夜はこの日は奈良駅の下のイオンで夕食も買って部屋で食べてる
そして何よりイオンから帰ってきたところで丁度昨日は食べれなかった、これも無料の夜泣きそばという名の夜食よの醤油ラーメンが始まったのでコレも頂く
人気のラーメンは外国人も含めて凄い人で食堂は危うくそばを貰ったは良いが座れなくなるところだった
海原雄山みたいに豪快に2分ほどでツルっと食べたら、部屋に戻って酎ハイを飲みながら更にさっき買ったメシを食って、今日は少し遅めの23時過ぎにそのまま寝る
この旅は大体22時過ぎてたら寝て6時前には起きてたが今日は風呂とかマッサージとか夜泣きそばで予定が変わった
いよいよ明日は観光の最終日である、ここまで途中はどうなるかとなりながらも全手の日で上手くいってる
最後も予定通りに行けばよいがと思いつつ幸福な達成感と疲労の中で眠りに着いた

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微笑むのも独り

2023年10月16日 | マンガ・映画・ゲーム・音楽など
谷村新司が亡くなったというニュースが入る
チンペイさんが…
旅の話を書いている途中で今日もその話を投稿しようと思っていたが、今回もそうだがいつだって私の旅の中では「いい日旅立ち」が流れていた

暖かい春の桜の山の中を次の目的地へ向かって駆け下りてる時も
暑く照り付ける夏の空の高い昼間に見ず知らずの駅で途方に暮れた時も
少し冷たい風の吹く地方の街で秋の夜にパーカーのポッケに手を突っ込んでコンビニにトボトボと遅い夕食を買いに行きながら明るい月を見上げる時も
冬の京都で体が凍り付いてガチガチになる寒さの中で白い息を吐きながら夕方に暮れていく空を見る時も
独りで進む旅の中で「いい日旅立ち」は自分を旅に連れ出し、旅の中で自分を歩かせる、間違いなく自分の「旅」というもののテーマソングだった
これから行く先の何処かに私を待っている何かが、きっと、多分、あるはずだ
あるはずなんだ
同じように孤独に、そこで私を待っているはずだ

昴であったりチャンピオンであったり、少し立場は違うけど遠くで汽笛を聴きながらであったり、このいい日旅立ちであったり
そこには孤独がある
それは良くも悪くもない、それは性分としてただただ自らで受け入れた孤独
チャンピオンでなくなった先や、さらば昴よと行きつく先に、遠くに汽笛を汽笛を聴きながら暮らすこの街での日常の先に、歌を道連れに羊雲を追いかけに旅に出る先に
何も待ってやしないかもしれなくても
それぞれの歌の中で桜吹雪の中であったり、夜の星空の中であったり、旅先の夕暮れでまっすぐに伸びた道と自分の影であったり
その中で独りで立ち尽くす孤独な魂がある

昔の自分にとってその歌の孤独は誇らしくあり、今の自分にとってその歌の孤独の先は救いは無いのかもしれないが優しい
自分とは全く赤の他人が生きていく中で支えとなるような何かを差し出せるのは素晴らしい才能だと思う
谷村新司という存在があったことを心より感謝するし、その冥福を心より祈る

旅の話のちょうど最中に今回の訃報を受けた事に驚いている
この感覚をもう少し言葉に出来ればと最近思うんだが
まあここまで

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波乱の南都戦線

2023年10月14日 | 旅はいつだって見切り発車
昼過ぎに六地蔵を離れ確か13時半頃にはJR奈良駅へ着き、いつものドーミーイン奈良に荷物を預けに行くともう部屋が準備できているので自分で持って入ると良いとの事
流石に少し疲れたので部屋で暫く休んで昼飯代わりに昨日買ったワサビ味の柿の種の小袋を昼飯代わりに2つほど平らげる
30分ほど休んだら今日はこのまま、コレもいつも目の前は通るが仏像好きのクセにいつでも行けると行かなかった東大寺ミュージアムと奈良国立博物館を夕方まで時間をかけてゆっくり見て体力を温存する作戦に出る

14時に部屋を出て外国人だらけのバスで東大寺へ行き、ミュージアムでずっと見たっかった千手観音を見る
ちなみにここの鐘楼で係が居たら不定期で御朱印が貰えるのでいつも行ってみるんだが今回もいない
まあ、こればかりは巡りあわせと人込みを縫いながら納得して国立博物館まで行くと今日は旧館のみ展示でお目当ての東西新館は閉館期間
東西新館閉館期間、俺の心は震撼、心より落胆
とかラップなんぞしてる場合ではない、まだ15時…気を取り直してスマホで調べると新薬師寺と百毫寺が17時閉館で行けなくもない
但しバスは良いタイミングは無く基本的に殆どの行程が歩きになる、最終的には夕方にはバスは無いから百毫寺から大通りまで歩く必要がある
机上のコース的には4キロちょっとだが実際にはもっと歩く事になる、ただ恐らく17時までには間に合う
今日はゆっくりという先程までの計画は何だったんだろうと思ったが、このまま帰ってもやる事も無いので歩いてみる事にする
東大寺から坂を下りて通りを東にまっすぐ進み新薬師寺着


写真の時間が15時45分頃なので40分を要した
薬師様を十二神将がぐるりと囲んで小さいお堂だが神秘的
明日から一週間ほど拝観出来なくなるとの事だったので今日来た判断は間違ってなかったと巡り合わせに感謝する
閉館していてくれてありがとう、国立博物館、閉まってなかったら新薬師寺は明日にまわして見れないところだった
で、そこから百毫寺、これが民家の道を当てもなく坂道を交えて歩くから結構キツい16時5分頃に到着
新薬指示に10分ほど滞在したので10分少々で付いたが最初の40分よりこちらの方がコタえた


帰りはこの高さから下の市街地に戻るんだぜ…ウソだろう?
で、せっせせっせと歩く、もう夕暮れの観光地でも何でもない田んぼの横とかの普通の田舎道を独りで歩く
こういう時に本当に旅していると思うし俺は何をやっているんだとも思う
30分ほど歩いて16時40分にバス停に到着、17時前のバスでJR奈良駅前戻る
やれやれ、ここを出る時は今日がこんな大冒険になるとは思ってもなかったぜ
だが新薬師寺の明日以降の休みを考えると偶然だが行くタイミングは今日しか無かったからラッキーだったのだ
それにしても疲れた、実際ガーミンで計測した分は5キロ以上歩いていた、昨日今日と15から20キロ近く毎日歩いてる
ちなみにこの後で部屋に戻ると足にマメが出来始めていた

取り合えず以前の旅の繋がりという事で京都では食べれなかった餃子の王将が駅スグにあったので天津飯を食べる


そもそも奈良に旨い店は無い、私は良く奈良に行くのを知ってる知人が「今度奈良に行くから美味しい店を教えて」と言ってくるんだが基本的にそういう時は「鳥貴族」と答えるようにしている。
2番目はなか卯だ、これが奈良ミシュランで数少ない三ツ星の食事場所になる
今度、そのリストに餃子の王将を入れておこう
追加で頼んだミニラーメンをすすりながら、そう思った
で、ドーミーインに戻ったら今日は風呂もサウナも簡単に済ませて夜にちょっと出て奈良駅の下のイオンで明日の朝飯を買う
ここまで2日目

3日目


9時から大神神社内の各神社の御朱印の受付開始と三輪山が登山開始なので8時には奈良駅を出て8時半に三輪駅に着く
そこからちょっと早めに境内を見て9時から御朱印を貰いつつ一気に登山という計画
三輪駅から10分ほど歩くと着くのだが、やはり独特の雰囲気がある


ここは大神神社、狭井神社、久延彦神社と御朱印を取りつつ若宮も周る
大神神社が9時前から御朱印を頂けたのでちょっと予定がスムーズに進む
ちなみにこの日は大神神社、裏の祈祷殿、久延彦神社、狭井神社と何れも行った時にちょうど神官さんが祝詞を上げていたり御祈祷をしてたりの場面で個人的にはラッキーに思えた

で、狭井神社から今回最大の目的である三輪山に9時半頃から登山開始


登る前に入山許可を記入し入山料を払い丁寧に説明を受け体を祓ってから登る
ここは御神水でも有名なので御朱印を頂く時に登山用に500ミリを一本買う
当然神域のため写真は一切不可、多分お賽銭は例外だが基本お供えさえ物を置いていくことも持ち出す事も禁止
多分持ち出せるのは靴の裏の土くらいだ、ちなみに裸足で登る人が若い人も含めて結構いたのが驚きだった
通常2~3時間で往復コースだが所要時間は約1時間半


メチャクチャきつい坂が多かったので興味本意で登るのはオススメしないが、個人的には登って良かった
行きたいと思いながら中々行けなかった場所に今回遂に巡り合わせが合ったので呼ばれたと思って行ったんだが非常に神秘的な体験だった
御神水はほぼ飲み切った
そこから隣の檜原神社まで山道のトレッキングルートを歩き


御朱印を受け


更にそこから山を降りて


田園を抜けて


狭井神社から巻向駅まで歩くこと6キロ、檜原神社に寄りつつ狭井神社を11時に出てちょうど正午頃に1時間ほどで着く
が、先程出たばかりで次の列車が1時間後、嘘だろう!!
桜井線も近鉄の橿原線みたいにある程度は本数あるだろうと珍しく時間を調べなかったのが失敗だった
毎日20キロ近く歩く旅行の三日目だし、今日は登山も含めて朝から歩き詰めの疲労も相まって、奈良の田舎の駅で流石に疲れて独りで少し途方に暮れる
そうか、檜原神社からの途中の下りの山道を5分か10分ほど走ってれば間に合ったのかと思ったが、時すでにお寿司、タイムイズ・スーシーであるのだ
良く晴れた空を見上げてさっき買った御神水の残りを飲み干すが何にも考えてはいない、御神水のペットボトルだからここら辺に捨てるのは罰当たりかなくらいしか考えてない
暫く目の前の問題を放棄する
見ず知らずの訳の分からない場所で途方に暮れる
昨日の白毫寺から夕暮れの市街地を皆が家路に急ぐ中で独りでアホみたいに歩いてた時も「俺はこんなところで何をやってるんだ」と思ったものだが
そう、これぞ旅である

予定ではここから一番近くの桜井に行ってレンタカーを借りたら13時頃から一度北の天理方面に戻る
そこからビックネームの石上神宮からついでに大和神社、長岳寺と南下
で、今日の、そしてこの旅のテーマ
ココこそ二条城に並びいつも行く行くと言いながら夕暮れだったりコースや時間が合わなくて行かなかった岡寺と橘寺に今回こそ行く
そこに追加で久米寺でレンタカー返して今日は終了と考えていた
地図でリンクを出すとこういうコースである
ただ、ここで1時間も次の列車を待つとまた時間が無くなって岡寺と橘寺に行けなくなる
今回の目的は今までソレで行かなかった場所も行くという設定なので、それをすると旅の本筋がズレる
ウームと田んぼの先にある田舎駅で正午に思案に暮れるところで今日はここまで



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