口笛吹いても独り

~チンパンジーの地平線~

何かが待ってる

2023年10月26日 | 旅はいつだって見切り発車
観光最終日も無事終わり、またヨドバシの下でデカいサラダとインスタ映えしそうな巨大なネタの巻き寿司、刺身しょうゆも思い切って買う、持って帰れば良い
それに鳥のから揚げとかアルコールとか明日の朝食とか買う
ついでに着替えのパンツが無くなった為、明日に帰るだけなのでもう100円ショップで適当なのを買う
また同じ五条のベッセルが格安で空いていたので戻る
ここで隣のセブンイレブンでスッカラカンになったお金を出しておこうとしたらATM受け付けないがカードを受けつけない
バカな、天下の大都会の大分銀行のカードを受け付けないなんて
これが機械の都合で無くカードが死んでるならちょっと不便になる、まあペイペイとかイコカにお金は入ってるし今日のホテル代はカードで払えばいいんだが問題は早めに解決した方がいいだろうから五条駅まで戻って銀行の端末で出そうとしたら点検中
そのまま逆のファミマまで行って試したらやっと出て一安心
ホテルに入ると部屋はツインのシングルユースにアップグレードしてくれてた、有難いのねん

また少し仮眠して18時半頃から食事を摂るんだがここでも昨晩同様に食が進み最後には明日の朝食分のどん兵衛まで平らげてしまう

そしてそのまま大浴場にも行かずにゴロゴロして寝る
旅に出て最終日こそサウナの大浴場でゆっくりするだろうとそういうホテルを取るのだが、毎回最終日は疲れて大浴場を使わない
これから最後の日は高い大浴場とサウナの付いたホテルでは無くて良いと今後の教訓にする

翌日は5時半頃に起きて部屋の風呂に入ろうとすると、替えのパンツが前の穴が無い
トイレに行った時にオレのサイコガンが出ないじゃないか
そもそも朝飯分のどん兵衛も昨日食べてしまったので、朝の6時に下のコンビニに買い物に行く
ちなみにもう一度銀行のカードを使ってみたがやはり使えなかった

三日前の大神神社の時からおにぎりは赤飯で昨日からどん兵衛は天ぷらソバに変わっている、パンツは上が100円ショップだがこの商品の絵だと開いてると思うだろう
食事を摂り、両足の親指の下と左足の小指に絆創膏を貼る、ちなみに絆創膏は7年前の旅でマメが出来た時に近鉄奈良の裏のアーケード街で買ったやつが出てきた

これを貼ってしまう、実はコレが旅用セットの奥に残ってるのを気づかないで奈良の餃子の王将の隣で新しいのを買ったんだがこれも同じように7年残るのだろうか

京都駅には8時頃に着いてしまう、新幹線は往復で切符を取る時に9時半で指定していたので時間を変更してもらうと無事にあまり待たずに20分後くらいの8時半頃の便に変更出来た
ここからアンコ好きの親の要望で近畿に行ったら必ずお土産で頼まれてる赤福を探すが時間が早すぎて無い、改札の外の売店で聞くと9時以降にならないと当日分が入荷しないという
困ったがもう外には無さそうだし改札入って無いなら無いで仕方ないから他の餡子菓子を買えば良しと割り切りイチがバチかで改札をくぐってしまう
で中を探してたら新幹線まで残り5分くらいに
何故に俺は京都まで来て死に物狂いで伊勢の赤福を探しているんだという疑問が少しわく
ここにきてすぐの新幹線にしたの事で焦ることになり時間的にも雰囲気的にももう無理kなと諦めかけてたら奥のエスカレーターの横の売店に平積みされてるのを見つける
前の客が会計でモタつくのに更に焦りつつも何とか買えて8時26分ののぞみに飛び乗る

ちなみに五条のホテルを出る時に部屋を撮った写真を見ると7時51分で、そこから地下鉄で京都駅まで出て新幹線乗り場に行って切符を変更して赤福を買ってホームの写真の時間が25分でホテルの部屋を出て30分後くらいには新幹線に飛び乗るという最後までの強行軍
11時前に小倉に着いたら11時10分頃のソニックに乗って12時半には大分に、そこから荷物をロッカーに押し込んだら歩いてハロワに行って最後の失業保険を貰ったらJRで帰宅
17時にまたJRに飛び乗って前日に旅先の京都に戻ったところで連絡のあったじゃじゃさんと弐馬力で帰るなりに酒を飲む
そしてそのまま近くのパブでギネスを飲みながら鮎川の出てるアンダーのアジア大会を前半だけ見て帰る
京都に行ったらタイミングが合えばパブで大好きなギネスを飲もうといつも思っているんだがスケジュールがキツ過ぎて面倒くさかったり外国人だらけだったり人が多すぎたりで尻込みしたりでいつも行けてない、今回も当然スケジュールはキツキツだし外国人だらけの京都でパブなんてとてもじゃないけど行かなかった
その分の帳尻合わせに大分でギネスを飲んだ

翌日の木曜日は流石に休んだ後で次の金曜日は所用で高速で移動した
とてもよく晴れた日で、その時に「旅先で昔はソフトを食べたものだな」と思い帰りに別府湾のサービスエリアでソフトクリームを食べた
そして五条のベッセルと言えばいつも烏丸五条のココイチで夜にカレーを食べるのもいつもとは言わないが結構定番の一つ何だが今回は食べなかったので昼にココイチを食べる

カツカレーの400、辛さは普通で
写真の時間は13時半、今はカレーを食べてるが先週の今頃は大分行きの列車の中で荷物を抱えて出発を待っていた頃だ
もう少し早ければ東北に今頃いたのだがと状況を少し不満に思いながら
でもただ呼ばれた気がして、ホテルも取らず新幹線のチケットも抑えず、どうなるのだろうという不安とこれからの冒険の期待を胸に
一週間前の自分に言ってやりたい、大変だし本当に色々あって毎日疲れ果てるけど大体は上手く行くし忘れられない良い旅になると
今回は東北で無くてコッチで良かったんだと

これで本当におしまい、この旅の帳面は全てつけ終わった
最初の旅から因縁の、時にはタクシーを飛ばしてまで行っても見れなかった二条城
山科から醍醐を抜けて六地蔵から宇治まで抜け、三輪山登山をメインに桜井線の沿線を周るずっと行きたかったが行けなかったエリアの踏破
奈良の飛鳥エリアの橘寺と岡寺、奈良市の大安寺、新薬師寺、白毫寺といった小さいし少し離れ行きにくいが主要な寺、そして西大寺と平城京という名所、こういった今まで近くに行きながら後回しにしてきた場所の回収
最後に智積院と伏見稲荷という2つのエリアでの心に残っていた部分の回復
最初の御朱印集めの懐かしの四条のホテルに泊まったり、その頃の絆創膏が出てきたり
この7年前から始まった御朱印集めの旅の、ここまでを一度総まとめにしたみたいな旅だった

ちなみに伏見稲荷は避けてきたと書いたが探したら智積院に行った時にはリベンジで行こうとしていて間に合わなかったと記録がブログの中にあった
まあつまり急いで伏見に行ってリベンジしようとして智積院の無礼があった訳でその因果応報で寄り付けなかったんだろう
逆に今回の旅は相当にタイトな旅になるので智積院と伏見稲荷は無理かもなと思っていたけど全て回る事が出来て最後は赤福まで見事に回収することが出来た、こうして書いていて今でも「良く上手く全部回れたな」と我ながらビックリする
三輪山は呼ばれないと行けないと最初に書いたが伏見稲荷や智積院にしろ他の場所もやはりこのタイミングで行くべくして行った旅だったのだろうし呼ばれるべくして行ったのだろう
醍醐寺の御朱印が下で貰えたり宇治界隈で上手くタクシーを拾えたり、新薬師寺に観覧中止の前の日に行けたり、桜井を効率よく回れたり、最後に智積院と伏見稲荷に間に合ったりと、難しい部分も偶然の部分も運良くこなせたしギリギリの時間で上手く行った、体力的にも何とか持ちこたえた

良い旅立った
いつも旅は自分がまだどこまで動けるのかという限界の挑戦でもあり、いつも一人旅で「いつまでこんな旅が出来るんだろう」と思う
だが恐らく40代最後の長旅は自分の40代の時間と、その間の旅を締めくくるに相応しい素晴らしい思い出になる旅だった
今こうやって旅日記を書きながら初めて、この旅にはそういう意味があったんだなと思う
最後にすべてがあまりにもうまく行ったからそう思えるんだろうが
まだ伏見稲荷は残っているし、奈良の国立博物館はまだ私を呼んでくれない、ただそのおかげで見に行きづらい新薬師寺と白毫寺今回見れた訳なのだからやはりこの巡り合わせは正しかったわけで、行きやすい国立博物館は次のタイミングの良い時に今度はキチンと開館スケジュールを見て行けば良いのだし
奈良だと最初の旅やじゃじゃとの女性専用列車事件の時に使った新大宮のスーパーホテルにも一回くらい戻って止まって、近くの奈良の三ツ星レストラン鳥貴族に行くのも良い
7年前にフロントに居た三平そっくりのフロントマンはもういないんだろうが、同じように三平がもう大分には居ないように
まあまたそれは次からの話に取っておけば良い
センチメンタルな話だが取り合えず自分の40代のまとめの旅が出来た事を色々なものに感謝したい
そういう意味でも前回の日記のタイトルのようにこの旅は、そして40代の旅は大団円で終わった旅だった

ちなみに2016年から初めてこの7年で集めた御朱印は370以上で御朱印帳は手書きで8冊目と書置きが1冊の半分まできた
近畿や近場と有名な場所を効率よく集めれたが、また同じ数を次に集めるには今後あちこち遠くに行くことになるだろうだろうからペースは落ちるだろう

独り旅は自分にとってどこまでまだ自分が出来るか試す挑戦でもあるのでハードな日程を終える度に「こんな旅がいつまで出来るだろう」といつも思う
だが自分は動ける限りはこういう旅をするのだろうとも分かっている
晴れ男の私だが、今回の旅は珍しく宇治の最初で少し雨に降られた
だがそれ以外は写真で見返しても良い青空の旅だった
ただ初日の二条城の空は暑いカンカン照りの輝くような青空が最後の西大寺の空は秋の筆で書いたような雲が広がる空になっていて旅の中で少しずつ季節は変わっていった
次の50代最初の旅はどこで、どんな空を見上げているのだろう
谷村新司の歌を口ずさみながら日本の何処かでひっそりと何百年も前から自分を待ってる何かに会いに
次は恐らく50代の新しい始まりとして
また旅立つには良い日が来る
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