妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

好きの範囲は人それぞれ、お注意下さい。

初めての美人画

2017年09月10日 | QOL

美人画が見直されています。

それが、私にとって、画廊巡りを始めるきっかけになりました。

では、私にとって、その美人画の最初は、

いくつかの浮世絵、それに、春画だったりするのですが、

上村松園が、そもそものきっかけ、

美人画に関心を持つようになった始まりです、

ちょうどいま、山種が所蔵するすべての松園が公開されています。

「女性は美しければよい、

という気持ちで描いたことは一度もない。

一点の卑俗なところもなく、

清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ

私の念願とするところのものである」

という彼女の言葉通りの世界が目の前に広がります。

正統派、あるいは、古典的な日本女性の美しさを切り取っています、

着物の柄、着こなし、細かな装飾品、そして髪の毛の生え際まで、

心細やかに、描かれています。

トップに置いた写真は、唯一撮影がゆすれた「砧」

彼女の描く美人画に、時間の経つのを忘れ、見入ってしまいました。

今の、美人画もいいですが、温故知新ではないですが、

こんなアーセンティンクな美人画を鑑賞するのも、

また、楽しいものです。

 



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