浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2024-03-23 23:58:49 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


          第五章 心の曇りをとるための反省

          母娘の確執が消えた反省の功徳

一度入ったら今度は出口がわからないほどの
お城のような大邸宅があります。
ふだん使うのは門から百メートルほど
離れた所にある勝手門です。

お屋敷には土塀がはりめぐらせてあります。
そんな大きく立派なお宅ですが、
そこに住んでいる母と娘は敵同士のように
仲がわるいのです。
60歳代ぐらいのお母さんと
40前の三人姉妹の末娘さんですが、
その娘さんが養子をもらって住んでおられるのです。
お孫さんは小学生です。


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「垂訓」

2024-03-23 00:44:04 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


       第五章 心の曇りをとるための反省

      反省とは自分を離れてものを見る訓練

先の続き・・・

なかなか感謝できないのは、いつも何か欲しいとか、
期待したことが起きることを望んでいたりするからで、
結局は自己中心的な思いの中にいて、
外側の現実を見ようとするからです。
自分の欲望のほうに合わせて現実を切り取ろうとすると、
必ず過不足が生じてしまい、常に不平不満、愚痴、
怒りで心が占められることになります。

そして、
ガラクタばかりが詰まった部屋のごとくに新しい物事を迎え入れ、
感動するための余地、空っぽなスペースがなくなってしまうのです。
こうしたことにならないためには、できるだけ自分から思いを離し、
できれば
神様の目から自分を含めた全体を眺めることが必要となります。
それには、反省の訓練によって日々瞬々刻々、
天地万物いっさいに感謝できる自分にならせていただくことが
大切であると思います。



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