浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2024-03-05 23:58:00 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
  恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


           第五章 心の曇りをとるための反省

           子供の問題はまず親の反省から

人生航路を航海し彼岸に到達するまでには
いろいろな出来事を体験します。
浪一つない鏡のような海面を旅する日があるかと思えば、
暴風雨に遭い、今にも沈没しそうな日もあり、
深い霧に立ち込められて見動きのとれない日や、
やっと港にたどりつく寸前に暗礁に舟の底を
割られて沈没してしまう場合もあります。
人生とはまさに自然の姿そのままです。
魂を輝かせるには反省を通して己の心の癖、
欠点を正していかなくてはなりませんが、
その反省における気付きも、格好の材料となる
苦しい体験があってこそ可能になります。

ただ苦労だけして反省もしないのでは、
せっかくの体験も魂の向上のために生かせないと
いうことになってしまいます。
そもそも私たちが生まれてきた目的は、一人の例外もなく、
魂の進化向上のためですから、
いろいろな苦しいこと、辛いこと、悲しいことも、
反省と悔い改めの好材料として有難く受けていくと、
人生が好転していきます。

反省で最も難しいのは自己中心的な見方を離れ、
相手の立場に立ち、
さらには第三者の視点から自分と相手の
双方を見ていくということでしょう。
特にこれが難しいのは相手が他人ではなく、
自分の身内や家族の場合です。
今から十七年前、私の最も親しい心の友が
体験された厳しい修行を通して、
自己を発見され、喜びと感謝の心境に
到達された記録です。
以下はその友の手記です。


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「垂訓」

2024-03-05 00:13:01 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


             第五章 心の曇りをとるための反省

             なぜ毎日の反省が必要なのか

先の続き・・・

翌日の晩にまた、一日過ごさせてもらってから寝る前に自分を見つめてください。
こうしていますと夜もたいへんよく眠れるようになり、翌朝も素晴らしい目覚めが
いただけるようになってきます。
それは心の荷物を捨て、心が軽くなっていけるとともに、神様の光が差し込み、
それに満たされてくるからです。
二十数年、毎日同じことを繰り返しています。
「真の神への感謝を今日一日忘れなかったか、肉体をこの世に持たれ、
神と一体となられた光の天使に感謝することができたか、
先祖代々の諸霊の皆様に感謝し、供養する心を忘れなかったか、

両親に対して心配をかけたり、親不孝することはなかったか、
今日一日夫婦仲良くできたか、子供には豊かな愛を平等に与えられたか、
自分の良心を裏切らなかったか」と、
毎晩、自分の心にチェック項目にしたがって見つめておりました。
このような心の掃除を毎日毎日休むことなく積み重ねますと、
心の苦しみの原因をつくることがなくなるにつれ、
知らない間に心が安らいでいきました。
毎晩毎晩同じことをして、「今日一日腹を立てなかったか」とやっておりますと、
私のようものでも、もう腹を立てるのはアホらしくなってきます。


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