KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

一月尽

2024年01月31日 | 俳句
天気 晴

そろそろ寒明けになるので、今のうちに真冬の写真でも・・と探したが、雪国の写真しかない。以前の住まいの裏はよく霜柱が出来た。登校の子供たちが踏み躙ってしまうけれど。という写真。今のこのあたりではこんな立派な霜柱は見られそうにない。というか、今年は暖冬で、出来なかったかも。
ちょっと外へ出られれば何か写真になりそうな晴天なのに・・今日もお籠り。
足指の大事をとってのお籠りだが、免疫療法の点滴後の2週目3週目にかけては、どうしても目眩やらトイレタイムやらが増えてしまい、外出もあまり楽ではない。それにしても・・この、足と手の指先のトラブルはいつ治るやら。右手中指の「ヒョウ疽」は、治癒まで1年かかった。後遺症なのか今も変形した爪の周りが痛む。
ま、何事も数ヶ月単位で考えた方が良さそうで。

そろそろ、セツブンソウが咲き始めているかも・・


靴が履けないので、夏に館内で履いていた畳表の夏の草履を履いている。鼻緒がヨレヨレになってきたし、何か代わるものを買いに行きたいけれど・・買いに行くには靴を履かねばならない。もう少し我慢我慢。治らないようなら靴を履いて行こう、と覚悟している。

そんな毎日で運動不足にならないよう、目眩が酷い日は椅子に座ったままのストレッチをしている。すべてが転倒防止のため。80歳過ぎて転んだらどこか骨折し、すぐに車椅子だ。いちばん簡単な運動は、椅子に座り背筋を伸ばしての太腿揚げ。片足ずつでも効果はありそうだが、揚げない方の足を床から浮かせてもう片足を揚げる。結構キツくて効果ありそうだ。テレビ見ながらでもパソコンに向かいながらでも出来る。
無論、立って出来る時はそれなりに太極拳の型のまね事をしたり、膝屈伸やら片足立ちやら・・
と、少しずつだが続けていて、最近、痩せてはいても太腿に筋肉がついて太くなった・・ような気がする。食欲はまあまああるもののトイレタイムが多いので太れないが、筋肉がついていれば、万一転倒しても骨は折れなくて済むかも。
近くの部屋の人、軽い認知症が出ていたが何とか歩いて食堂へ行っていたのに、去年末に転倒して圧迫骨折。1ヶ月入院して車椅子になってしまった。認知症も進んだ。おまけに、表情がなくなってどっと老けてしまった。一度車椅子になってしまったら、認知症の人のリハビリは難しい。
そんな人ばかり見ているので、絶対に転倒だけはしたくない。老人年齢になってから転んだ経験が殆どないので余計に怖い。転倒したら、間違いなく大怪我につながるような気がして。

春隣富士の頂き雲を生み   KUMI
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俳句結社も変化して

2024年01月30日 | 俳句
天気 晴

ちょうど10年前の写真。冬の花を探していたらベランダに積もった雪の写真が。この年は2月に2回も大雪になったのだ。この写真は2回目の降雪。今年はどうも雪ナシの冬になりそうな。

今日の昼間は少し暖かいようだが、相変わらずの冬籠りバアサン。体調はどちらかといえば免疫療法の副作用も軽い日で、昨日一昨日のように頭痛も出ないし、ちょっと買い物・・くらいは行けるのに。
右足の親指の大事をとって。明け方、昨日同様に痛くて目が覚める。寝る前に飲んだ鎮痛剤が切れるのだ。見た目はあまり変わらないので、病院の血流改善の飲み薬の様子見で我慢我慢。

今年から創刊された結社誌は隔月刊、あまり句の作れなくなった私のペースにはちょうど良いかも・・と思っているが、今日、メールで「5月号の投句のお知らせ」が。え!この間、3月号の投句をしたばかりなのに、もうそんなに期日が経った? やはり以前のように毎月、というのは今の私にはキツイかも。
さて、新しい結社は、すべてがインターネットで動いている。下は結社誌とHP。

結社誌もHPで見られるようになったので、(デジタルブックになっている)会員になれば紙面は不要とも。投句も上のHPから出来る。無論、会員になる必要がある。
句会のお知らせ、などなど、すべてネット上で済むので、パソコンかスマホの操作が出来れば便利この上ない。投句用の葉書に書いて切手を貼ってポストへ・・という今までの行動もまた、それなりに意義のあるものだった。でも、今の私はポストへ行くのもちょっと・・という情けなさ。
無論、パソコン・スマホの出来ない人には別の方法が用意されている。
こうした技術もすべて、会員の手によるもの。主宰が若ければ会員も若い人が増えて、IT技術を持った人が増えた、ということだ。会員には第一線を退いた団塊世代の人も多いらしいので、彼ら・彼女らの知識は、もう今のIT時代に追いついているということだ。私の世代は・・パソコンで文書が作れる、というだけでも重宝されたけれど。
私も、文書作りは出来たので、毎月の東京例会や主宰出席の句会の原稿をワードで入力して、次回の例会に印刷して配布・・の入力を何と、8年も手伝っていた。心臓手術した年に「引退」した。パソコンの、それ以上の知識は何もない。でも、ほんの少しパソコンが出来るというだけで今はボケ防止になっていることは確かだ。パソコンは、最初は職場で始めたワード入力がきっかけでしかないけれど。

猫のごと日なたを探す四温晴  KUMI
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楽しみは食事だけ・・その食事事情

2024年01月29日 | 俳句
天気 晴

陽射しはなんとなく春めいて見える・・と窓越しに見ながら、今日も引き籠り暮らし。足の親指は悪化はしていないが、無理して出かけて余計に歩けなくなっても困るのでもう、諦め気分。4年前に撮った写真にロウバイの花が。どこで撮ったのか不明。今年は見ることも香りに出逢うこともなく終わりそうだ。

昨日、「有料老人ホームの食事事情」を少し書いた。高級なホームではない、ランクからしたら普通以下の有料ホームかもしれないが、食事代(人件費は別)としてまあまあの費用を払っている。このご時世なので今年から3000円値上げされた。当然のことだし、私としてはもう5000円くらい多くして食材に良いものを・・と思うけれど、家族が負担している人も多いから、そうはいかないようだ。
内容は、三食とおやつ付。いずれも一汁三菜、朝は一汁二菜にふりかけやひきわり納豆の付くことがある。何で私の好きではないひきわり?と思ったが、納豆は入れ歯の人は噛めずに食べてしまうので誤嚥になるのだとか。私は、時々自分で買った20gのカップの納豆を持参している。

ここへ入る前の独り暮らしの時の朝食の写真があった。

一汁二菜だが(右の白いのはヨーグルト)、味噌汁はいつも豪華?な具をたくさん入れていた。写真は、冷凍してあった宍道湖のシジミをたっぷりと。必ず3種類の具入りにしていた。でもこの日は、シジミと葱だけだったような。豆腐ならば若布と葱、揚げだったら大根と小松菜、というように。なので、朝は一汁二菜で十分だった。パンは、昼食に食べることが多くて朝食は夫の生前からご飯、と決めていた。ここでは、週3回がパン食になっている。

ここでは味噌汁の味は良いけれど具が・・椀の底に沈んでいて見えないことも。
お菜の方は、たとえば和食ならメインがちくわと野菜の煮物、小鉢に白菜の朝漬け、など、まあまあかも。でも、味噌汁の具が少ないので、私はブロッコリースプラウトを持参したり。お菜不足のときもあるので、梅干しはいつも食堂へ持参している。
パンの時は不満があるけれど、それはパンの朝食の習慣がなかった私のわがままかもしれず・・食べたくないものは食べないことにしている。好みで毎朝ご飯かパンかに統一出来るけれどお菜はご飯もパンも同じなので、味噌汁でパン・・になってしまう。

昼食夕食は、文句を言えばキリがないけれど、逆に、これだけのものを作ってもらえる・・と思えば何も言えない。マズイだの味がない、だのと言うのは女性に多い。その度に思う。私と同じく自分で作れなくなったからここへ来たのでしょ、自分で作って食べられるなら出て行けば・・と。もっと高級は有料ホームにしてみても、住環境が良くなったところで、食に関してはたいして変わらないはずだ。食材が多少良くなる程度で、毎食高級な刺身や肉では、かえって体に良くないのだから。

<老人ホームの食事の良いところ>
栄養バランスを管理栄養士が考えてあるので、自分で考慮しなくて良い。
介護状態によって、刻んだりミキサーにかけたりして、食べやすくしてくれる。ご飯も、お粥から柔らかいご飯まで、量も50g単位で調整出来る。

<悪いところ>
生ものが極端に少ない。生野菜とか、お刺身とか。
食中毒回避なので仕方がない。刺身はたまに食べられるが冷凍ものを解凍しただけなので美味しくない。胡瓜の酢の物さえ、湯通ししてある。O157など集団で罹ったら大変なので、これは諦めるほかはない。
そして、夕食時間が早いこと。5時30分から夕食、というのには慣れるまで1年くらいはかかった。夕食は早くても7時、という暮らしだったので。朝は7時半、昼は12時。これは私にはちょうど良い時間だった。働く人のためには仕方ない時間なのだろう。暖かくて美味しい味噌汁を作ってもらえるだけでも有難い。

いずれは入ることになる方のため、少しずつ、そんな情報も書いてみます。
極楽ではありませんが、惨めな暮らし、ではありません。

春隣花舗の水桶増えてきて   KUMI
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暖冬、と言われても

2024年01月28日 | お散歩写真
天気 曇がち

写真は、途中で飽きてすっかり忘れていた塗り絵の作品。遠くから見ると葉牡丹の写真のようにも。でも、単調なのに意外と面倒で完成するのを楽しめなかった。暖冬の今年は、葉牡丹も綺麗ではなかった。
梅が早くも見ごろになっている所も・・と今朝のニュース。公園で正月明けから咲いている筈の薩摩紅梅は、もうかなり咲き揃っているのかも。

もう寒の寒さはピークで、明日からは暖冬の気温になるのだという。そうなったから、といって私の血行が戻る訳でもないだろう。足の親指は悪化はしないようだが改善もせず、靴を履いて外へ出られるようになるのはいつのこと?
昨日は眼科へ、薬だけ出してもらいに昔の職場の後輩へ頼んだ。徒歩10分の眼科へも行けない、というのが情けない。彼女、一昨日の高尾山の写真を撮った人で、二日続きの外出になってしまったけれど・・ゴメンナサイ、人使いの荒い先輩で。いつも「最後の頼みの綱」みたいに、ちょっとしたことで困るとNさんへLINEしてしまう。
昨日は、紀ノ国屋のお弁当を買ってきてくれて、皆が食堂へ行っている間のラウンジで2人で食べた。高級スーパー「紀ノ国屋」の850円の弁当。ちょっと高級なスーパーなので、お隣の駅前にはあるけれど、私は寄ったことがない。

ご飯の上に野菜中心のおかずがびっしり。ポテトサラダが美味しかった。なぜか、この施設ではポテサラが出ない。サツマイモのサラダばっかり。野菜の一切れが大きいので食べ応えがあった。ここでは、とにかく根菜は小さく切ってある。普通食の人くらいは世間と同じ大きさにして欲しいのに・・面倒なのだ。
ちなみに、ここの食事は私の食べている普通食のほかに形状は4段階になっている。介護食の正式な呼び方、すぐに出てこないが、普通食の次が「ひと口食」それから、だんだん柔らかくしていき、「ミキサー食」とか、最後はほぼ飲める状態。
それを、介護状態と歯の状態によって、私と同じ料理で形状を変えるのだから、調理人は大変な作業だと思う。だから、普通食とひと口食は、煮物の野菜などはひと口の方へ合わせている。たとえば、蓮根は普通の煮物の一切れの大きさを4分の1くらいに切ってある。大きかろうが小さかろうがいいでしょ、という訳にはいかない。入院した時、煮物の人参やジャガイモがひと口では口に入らないのに感動したくらいだ。
ひと口食で食べる人にはスプーンが付いている。私には付いていない。細かく砕かれたみたいな蓮根や人参を箸で食べるのも面倒ですよ~~ましてや私はこの2年くらい、どこかの指を必ず傷めているのでなおさら面倒。かといって、スプーンを付けてもらって煮物をスプーンで食べる気にはなれない。そこまで要介護状態ではない。

つまらない愚痴です。ともかく、一切れが大きな「世間の」煮物の野菜、美味しくいただきました。Nさんに感謝。

冬草へ今日は近づく犬の鼻  KUMI
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寒中の美

2024年01月26日 | お散歩写真
天気 晴

寒い・・当たり前。大寒過ぎて節分までは、とにかく寒いのがジョウシキです。それでも今年は明日から少し気温が上がってやはり暖冬気味とか。写真は、以前居住のマンションからの、10年前に撮った今頃の富士山。富士山は10年前と変わらない。
今日、高尾山へ行った後輩から送られてきた、山頂からの富士山。

そして、「氷の花」とも言われるシモバシラ。高尾山は良く見られるところとして知られている。こんな見事に美しいシモバシラは見たことがない。

以前、近所の都立庭園で見たものは、もう崩れかけていたのだと知った。
(シモバシラ=シソ科の野生植物で、茎から出た水分が氷ると花のようになることから、シモバシラ、というらしい)

さて、ラウンジの窓からも富士山は見える。毎朝来る鴉を撮ると、スマホの富士山はこんなに迫力がなくなる。

今日の昼食は、別料金を加えると天丼が出る日。400円の加算で海老・鱚の天丼が食べられるなら・・と楽しみにしていたら・・

「冷し天丼」だった。
今までにも天丼や天ぷらは出されたけれど、揚げたてでないことは承知している。でも、ですよ、この寒のさ中に冷した天丼はないでしょ。給食会社から配達されたものを、そのまま丼にのせたのだ。毎日保冷車で来ているのを、私の部屋から見下ろせる。この寒さではよく冷えて当たり前だ。せめて、レンジでチンくらいはしてくださいよ。茄子・ピーマン・サツマイモ・・ご飯も野菜も冷え冷えで美味しい訳がない。暖かいのは、いつもの味噌汁だけだった。
何だかねえ・・そんなに貧しい施設へ入ったつもりはないのに、侘しくなった。明日になったらこの侘しさを忘れてしまいそうだったので、食べ終えてすぐに事務室へ。所長は居なかったけれど・・食事担当の介護士とケアマネは居たので、「寒中に冷し天丼は食べたくなかったわ、よく冷えていました」とひと言だけ言ってきた。文句があっても、陰で言うだけで、私のように声にする者があまり居ない。ま、何も考えない人が多いけれど。
ほんと、お腹も気持も冷えたランチだった。同じテーブルの二人は注文し忘れた、とかで、良かったですねえ。

定位置は街を一望寒鴉  KUMI 
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