KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

秋、見つかる

2020年08月31日 | 俳句
天気 曇一時雨

昨日の不気味な雲は「かなとこ雲」と言う、積乱雲の仲間だと知った。あれだけ良く見えるのは珍しく、都心の方でも見えたといいテレビでも放映していた。雲の下では雷雨になっているそうで、山の向こうの山梨方面では大雷雨になっていたそうだ。
カメラを出してきちんと撮っておけば良かった、と反省。

雨が降り出しそうな9時過ぎ、近くの市役所の出先機関へ用があって出かけ、終わってから空を見るとまだ大丈夫そう。蒸し暑いものの風が少しあるし、日傘は持っているので少しくらいなら降ってもいいか、と、せっかくなので隣のいつもの公園へ。
ついでに薬師堂へお参りもして、久々の散歩になった。本当は、もう一つ別の場所で用を足さねばならないことがあったが、今日は猛暑籠りの弱った体力のリハビリ・・と気持を切り替えた。明日にしよう。

秋を見つけた。公園の少し高いところに一叢、芒の穂がでていた。


月曜の公園は人も居なくて、ことに駅から遠い南側はこの写真の親子と、トランペットを練習しているオジサンしか居なかった。
公園の外れの方は、今年は雑草が目立つ。ヤブカラシとか、ヘクソカズラ(別名灸花)とか伸び放題に伸びている。


わが家の(マンションの)敷地内も同じ。コロナ禍で草取りを怠っているのと、梅雨が長くて雑草にはうってつけの天候だったのだ。
その天候のせいで、公園の池畔のトンネルになっているノウゼンカズラの花が、いつもの年のようには咲かなかった。座ろうと思ったベンチにも終いの花が散っていた。


マスクなしで歩ける公園は有難い。もう少し歩きたかったが、西の方の空に黒雲が見えてきたので5500歩で帰宅。今の体調でこれだけ歩ければ上々かもしれない。歩けば秋も見つかるし。
夕方、突然のように風が涼しくなり、雨が降った。ようやく猛暑日を抜け出せたかもしれない。

トランペット復習ふ秋暑の公園に  KUMI
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暑さを感じなくなる?

2020年08月30日 | 俳句
天気 晴
朝の空、柔らかい雲が明るくて、でも秋の空ではない。
九州の西に台風が来ていて、その影響で暫くはこの暑さ、という。今週は色々とお出かけやら用やらあるので大丈夫かしらん、と、せめて猛暑の終わることを祈るしかない。

熱中症の話によく、高齢者は暑さをあまり感じなくなるので要注意、と出てくる。さて、それが私にはよく解らない。
私、80歳が手に届くようになっていても、暑い時は暑いです。熱中症アラート(アラートは首都圏だけらしいけれど)が出るような日は、室温29℃になると室内でも汗が噴き出してきて、やせ我慢して熱中症になったら困る・・と思いエアコンを入れてしまう。
暑さを感じない、って、どんな風になるのだろう?解らない。
テレビで、室温35℃あるのにエアコンを入れずに扇風機だけで過ごしている老女が「あまり暑いとも思いません、扇風機があるし窓から風が入るし」と答えているのに唖然。どうしたら、そんな我慢大会みたいな暮らしが出来るのだろう?
電気代がかかる?エアコンが買えない? 申し上げますが、10万円の給付金はどうされました? 孫にあげようと思って貯金しているのでは?
体が冷える? 冬になれば冷える時はそれなりに防寒するでしょ。冬の靴下履いて、毛布でも掛けて過ごせばいいでしょ。冷え性の私も足元は冷えるので、冷房の部屋ではジーンズにソックスで冷えをしのいでいる。夜は、タオルケットに毛布を掛けて寝る。

と、暑さを感じる私は思う。でも、80歳を越えた途端に、私も「暑くなんかないわよ」と言うようになるのかしらん? それまで生きていなくては立証できない。

午後4時過ぎ、風があるので少しは涼しくなったかと思い、仏壇の花を買いに出かけてみた。暑い暑い・・気分が悪くなりそうな。
帰路、西の空が翳ってきた。家に帰ってから見ると、不気味な雲が。


青梅あたりは降っているように見えたが、こちらまで雨は降らずに終わった。

暁をつくつくぼうし輪唱す  KUMI
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猛暑戻る

2020年08月29日 | 俳句
天気 晴

写真は、日没前の空。山梨の方に積乱雲が見えるけれど雨は来なかった。

戻り梅雨は季語にあるけれど、戻り猛暑なんてある訳がない。
とにかく、今日は猛暑日になって、東京都心の8月の猛暑日数の新記録になったのだそうだ。明日も猛暑日になるというからまた、記録更新? こちらの方が都心よりも気温が1℃くらい高い日が多いので、8月は半分は猛暑日だったかも。ただ、都心とは違いコンクリートジャングルではないので、朝の風が少しだけ涼しさを感じるようになった。処暑過ぎてからの猛暑は体力を消耗する。

今日は猛暑籠り。せねばならないことが山積みで、でもちょっと手先を使う「仕事」をすると目まいがひどくなり長続きしない。昨日も今日も、少し机での書き物や片付けなどしたら体調悪くなった。いちばん楽なのはテレビを観ることとパソコンに向かうこと。あまり下を見ることがないからだろう。情けない話。

夕暮れの空に、ぼんやりだが久々に富士山が見えた。


いくらなんでもそろそろ秋らしくなって欲しい。夕飯のあとに一階の郵便受けへ行ったついでに、家の周りを少し歩いてみた。わずか500歩くらいで汗が出てムカついてきた。今夜も熱帯夜、かも。

遠富士の見えて空より秋めきぬ   KUMI
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辞める

2020年08月28日 | 俳句
天気 晴

朝、カーテンを開いたら網戸に蝉が。夜には窓や網戸にぶつかる蝉がよく居る。ベランダでバタバタしていてジイジイ鳴くものも居て、うるさい。たまには写真でも・・とスマホで撮ると気配を感じたのか、すぐに逃げていった。声も出さないのでメスだったのだろう。ベランダにはもう居なかった。生まれたばかりだったのだろうか。

午後、スマホがピッと鳴ったので覗くと、首相辞任のニュース見出し。
記者会見を見た。声に以前の張りがなく、何だか少し哀れでもあり。難病については同情もする。私も、命に関わるような難病ではないが二つも病名を頂いているので、悪化したとなると余程のことだと思う。よく今まで頑張りましたねえ・・その日々を支持していた訳ではないが・・難病を抱え治療しながら、随分と大変だったと思う。それだけは凄いことだ。
あっけない幕切れ。

明日は猛暑になるという。昼間にはまだまだ蝉時雨なのに、夜は虫が鳴くようになった。植物と昆虫は確実に秋を感じているらしい。

聴く人の居ぬ独り言ちちろ鳴く  KUMI
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師の叱咤

2020年08月27日 | 俳句
天気 晴れたり曇ったり

朝の不穏な空。あちこちに一時的なゲリラ雷雲が出来て、降るところには降ったらしい。昨夜はこちらにも雷鳴と雨が来た。台風からの流れ雲がこんな遠くまで来るとは。蒸し暑さが耐えがたい。写真のような空が一日続いた。

人が集まることの出来ない日々で、結社の句会は当然のこと半年以上も休止状態。それを救済するため、主宰が一人5句までを郵送で指導添削してくれる企画をした。東京例会には3年前までは参加していたが、色々あってもう2年以上もご無沙汰のままで、主宰にも会っていない。
せめて郵便での指導くらいは・・と提出したものが昨日返ってきた。


主宰の見慣れた赤ペンの字で、叱咤激励された。
1句はかなり添削されたものの、3句に◎をいただいた。あとの2句はボツ。(句はこれから使うこともあるので掲載は出来ません)
◎をいただいた最後の句に、寡婦暮らしを嘆くようにも読めるもの。それで、叱咤の評になったのだと思う。「多作多捨」はいつもおっしゃること。たくさん読む、たくさん作る。解っていても・・この状況とこの体調では一日一句がせいぜい、という日が多い。吟行句会へ行けないから、などというのは言い訳にしかならない。暇はたくさんあるのだから。
句会にまったく行けない日々、だんだん一人よがりになっているのかもしれない。久々の主宰の叱咤、ありがたいこと。

蟷螂の振り上げし斧いつ下ろす  KUMI

(蟷螂=かまきり)
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