KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

歩けるしあわせ

2024年02月29日 | 俳句
天気 晴のち曇

昨日が、2月の最終日と勘違いをして、一昨日の句を作ってしまった。今日になって「うるう年」だった、と気づいた。オリンピックの年、と知っていたし、大きな文字のカレンダーを毎日みているのに、思い込みが強いので時々こういうことがある。はい、これは認知能力と関係のない、幼稚能力です。

今月最後の写真、猫柳。猫の居る境内の隅っこにあるが、今年は2月初めに暖かい日があったので、もうほおけてしまったかもしれない。

昨日は肺がんの免疫療法の日で午前から病院へ。足指の痛みは相変わらず。バス停までは何とか靴を履いていったものの、病院へ着いたら、やはり草履に履き替えてしまった。草履なら普通に歩けるけれど、鼻緒で擦れる親指が痛くなった。おまけに昨日は、点滴のあと気分が良くなくて夜はぐったり。
頭痛もするので鎮痛剤は飲み続けていても、足の親指の痛みで明け方には眼が覚めてしまって、もう最悪・・

で、昨日、診察待ちの間にあーちゃんがアマゾンで、介護用のサンダルなるものを見つけてくれた。もう、藁をも縋る思いでポチっとしてもらい、今日の午後にはもう届いた。

素足みたいに写っているけれど、ソックス履いています。
ベルトで自由に調節できるので、好きな締め付けで使える。夕方には足の甲がむくむので草履はキツくなる。親指の鼻緒の痛みから解放されそう。
本当は元の指の「ヒョウ疽」を治せばよいのだが、抗生剤入りの飲み薬で顔がひどい浮腫みに襲われたし、もはや塗り薬での治癒しか方法はなさそう。見た目は大分よくなっているので、血行さえ回復すればいいのかもしれないし・・
でも手の指は完治に一年かかったので、足もその覚悟をしなくちゃ。生きている間に治るかしらん?
ともあれ、自由に歩けるほど幸せなことはない。

これをアップしようとしてテレビを見たら、あら、大谷クンが結婚したって・・私ががっかりする話ではないけれど。おめでとうございます。
バアサンとしては、お相手が日本人で良かった、と。別に人種差別主義者ではないけれど、やはり、よほどでなければ大谷クンには日本女性が似合うと思う。あれだけ気遣いの出来るアスリート、穏やかな家庭をつくれるのは日本女性が一番。

曳かれゆく犬の速足春北風(ならい)  KUMI
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遙かなる安曇野

2024年02月27日 | 俳句
天気 晴

寒い。窓の外の木々の揺れを見ているだけでも空っ風が感じられる日で、とても外へ出る気にもなれない。明日は月1回の検査・点滴治療の日で、靴もまだ履けないし、夏の草履でバスへ乗る訳にもいかないし・・ともう、なるようにしかならないだろう。

もう2月は終わる。今年の奇妙な2月の気候みたいな年のあったことを思い出した。2月といえば雪国へせっせと行って雪の写真は結構残っているけれど、あの、雪のない信州の写真は?と探したらこのパソコンへ移してあった。
2009年2月半ば、長野の句会の計画した一泊の「安曇野吟行」。雪と白鳥が主たる目的だったのだが・・
雪の安曇野、を思って楽しみにしていたら、雪なんて遠くの山の頂きにしかなくて、すっかり春の装いだった。あの当時から温暖化のへんてこりんな気象が増えていたのだ。地元の人も、こんなことは初めて、という雪のない2月。
下の写真は、有名な山葵農園の水辺。


白鳥の方は、まだ辛うじて北帰行の前で。

カメラは、一眼の前のデジカメだった気がする。上が精一杯の望遠。
2月半ばとは思えない春霞の朝。泊まった宿の前の風景だったと思う。


過去でブログを書くのは気に添わないが、この年は最初のがん手術から3年目。転移は五分五分と言われていたがん細胞だったので、したいこと、行きたいことはしておこう、という気持がとっても強かった頃だ。夫も自由にさせてくれた。長野と新潟の句友には、本当に有難く世話になった。
長野の句友が「雪がなくてごめんね」などと言うので、「とんでもない、春を先取り出来て良かったわ」と言った覚えがある。その吟行での句で、結社誌に載ったもの。

 その音のわが身つらぬく雪解川  KUMI
 水温む木の根草の根濡らしゆき  〃

今、パソコンデスクの右の窓からは、普通電車の合間に通る特急「あずさ」「甲斐路」見下ろせる。「あずさ」に乗れば安曇野なんてすぐに行けるのに・・と思ってみても無理なこと。

世の中を嘆いてをれば二月尽   KUMI
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杉花粉大飛散始まる

2024年02月26日 | 俳句
天気 晴

写真は、猫の居た境内の枝垂れ梅。写真の猫はもう居ないだろうが、梅は咲いていると思う。
昨日から天候が冬型に戻って気温も今頃の寒さに安定するようだ。一昨日は風がなくて暖かさを感じたので、面会に来てくれた義姪母娘と久々に買い物に出た。靴はまだ履けないので、古い上履き用草履を履いて。ちょっと出ただけなのに、花粉の飛散が多くなったようで帰ったら目がショボショボになった。涙が止まらない。眼科の点眼薬を多めに貰ってあるのでまだ安心。
今日は風が強いので、かなり飛散しているらしい。少し窓を開けただけでもクシャミが・・ 最近はあまり外へ出ないので以前ほどには花粉を体感しなくなったものの、我が花粉症歴はもう半世紀に及ぶ。最初はまだ花粉症の定義のない頃で、春先になると「何で鼻風邪をひくのだろう」と疑問に思っていたものだ。

人間はよく、分類される。男と女(最近は二つではないようだが)、年代別、体重別、などなど。今や国民病、経済的損失多大、と言われる花粉症、診断された人とされない人とに「分別」してはどうだろう? 花粉症に認定されたら、税負担を軽減するとか、マスクやティッシュの無料券を配布するとか。通院のための「花粉症休暇」を作るとか。
本当に、花粉症は面倒なのですよ、非花粉症の方にそのことを知って欲しいのです。花粉症になると物品にも金がかかるけれど、精神的な負担も大変です。
花粉症歴半世紀の私は、理解のない夫に「料理しながらクシャミするな、汚い」とか、「(外で)食事中に涙なんか拭くな、誤解される」とか無理解に言われてどんなに厭な思いをしたことか。今なら立派なモラハラ(モラル・ハラスメント)ですよ。クシャミする苦しみを理解しようとしない・・
その夫が、50代後半になって花粉症に。クシャミ連発して鼻の症状が私よりもひどく、私は内心、やっと人の苦しみが解ったか、と思ったものだ。でも、車の運転中にクシャミの出るのは怖かった。

桜が散る頃に杉花粉は治まるが、今度はヒノキ花粉に代わる。私はヒノキはあまり反応しないらしい。ただ、夏の終わり頃から、禾(ノギ)系(芒とか土手にあるイネ科の雑草)の花粉には反応する。
ま、出かけなければ被害にもあまり遭わない。でも、今も目が痒くて痒くて。目薬、目薬。

春寒し独りごつこと増えし日々  KUMI
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突然、ということ

2024年02月24日 | 俳句
天気 晴

一昨日(22日)、ブログを書こうと思ったら書きたい内容を忘れた、と書いたが、夜遅くなって思い出した。
突然、心不全で亡くなった女優の山本陽子さんのことだった。
昨日書けば良かったのだが・・昨日は寒さがひとしお、の天皇誕生日。エレベーターの下降が止まらず、体調に最悪がプラスされてしまった。
で、今日はというと朝からやっと晴れて、耳鳴りはかなりおさまったし、目眩も何とかなる状態へ。足指の痛みも少しずつ良い方へいっている。

病気のデパートなので、最期は何の病気を選ぼうか、というような私だが、やはり心不全で突然、と聞くと気になる。しかも同年代で、小柄なのも同じで・・美人だけは真逆だけれど・・親しみのある女優さんだった。今月初めにテレビで見たばかり。何ともお元気で、まだ舞台をされる計画があるというので羨ましい健康、と思ったものだ。
心不全は私の病気の中の一つ。心不全、といっても山本さんのように急逝で心臓の機能が停止する場合と、私のように慢性で、機能が徐々に低下していく場合があるのだ。以前にも書いたかもしれないけれど、心不全にも、がんのステージみたいな段階がある。私の行く病院ではそのステージを診察のときに提示したりしないが、ま、聞いたとしても仕方ない。私は多分、最終段階のステージよりは少し手前・・の筈。生きて動いているのだから。
でも、徐々に弱るよりはどうせ終わる日が近いなら、山本さんのように潔く・・といきたい。ピンピンコロリ、が年寄の理想、と言うけれど私もそう思う。心不全・肺がん・膠原病・イレウス・高血圧症・・と幾つも命に関わる病気持ちだが、何がどう作用してどうなるやら、今のところ解らない。もしかしたら運よく(運悪く)たくさんの病気を従えたまま、苦しみながらあと10年も生きてしまったり。

山本陽子さんのご冥福をお祈りいたします。

ひつそりと夜を迎える落椿  KUMI
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エレベータ―が止まらない・・ような

2024年02月22日 | 俳句
天気 雨

一昨日は初夏の陽気、昨日から一転、真冬へのエレベーターの逆走が始まった。ずーっと下り続けるエレベーターに乗っている気分で。今日の最高気温は8℃くらい?明日はもっと下がって雨が雪になるかも・・って、天皇誕生日ですよ。

何か書こうと思ったがちょっと用あって部屋を出たら、忘れてしまった。
忘れたことが何なのか・・(ブログに書きたいこと)と覚えているから、ま、認知症ではないだろう。
今日は2.22でにゃんにゃんの日。
お寺さんの境内には人なつこいノラ猫が居て、人を見るとひっくり返って撫でろ、と要求したっけ。あんな猫、他には居ない。

境内をデートの場所にするのもこれからの季節の猫。


猫好きと思われているようだが、犬も好きだ。ただ、流行の小さな洋犬はあまり好きになれない。子供の頃は柴系の雑種を飼っていて、一緒に海で泳いだりした。ただ、早く死んでしまい、そのあとは猫しか飼っていない。
犬の写真がないのは、犬には飼主というものが存在しているので無断で撮ることが難しいから。一度、とっても利口そうな柴犬に公園で出会い、子供の頃の犬を思い出したので飼い主のオジサンに「犬の写真を撮らせていただけますか」とお願いしたら「断る」と即座に断られた。以後、お願いするのが面倒なので、もう撮らない。大体が、撮りたいような秋田犬や柴犬は、私の散歩コースでは滅多に会えなかった。狭い家の中で飼える猫みたいな犬ばかり。ちなみに、高級住宅街で知られるお隣・国立市の大学通りでは、大型犬を連れた人が多い。
そこへいくと、自立猫(私はノラたちをそう呼んでいる)には肖像権がない。撮り放題だ。

などという話を書くつもりはなかったが・・
目眩もするし耳鳴りもするし、今日はお終い。

血圧は正常木の芽雨止まず   KUMI
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