KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

今日は何をしたっけ?

2022年05月31日 | 俳句
天気 曇

写真は、高幡不動尊の青葉の頃。年に何度も行っていたのに、いつから行かなくなったっけ? 夫の亡くなった年の初詣にはいつもと同じように行っているから、それが最後かも。ここの写真は、その前年のもの。

と、3年前の記憶があやふやなのは仕方ないこと。でも、今日は朝から何をしたっけ?
何だか凄く疲れて、2時半ごろからソファに座ったまま居眠りしてしまった・・普段は滅多に昼間本気で眠ることはないのに。おやつを持ってきた介護士さんのドアノックで目が覚めた。3時過ぎてる・・・
何でこんなに眠いの?と珈琲を淹れておやつの小さなホットケーキを齧り・・何でこんなに疲れてるの? さっき、何をしたっけ・・

やっと思い出した。スーパーへ買い物に行き、大きなエコバッグの重たい荷物を肩に掛けて帰ってきたばかり。どうしても買いたかったのは毎日欠かさないヨーグルト。必要なものだけでやめておけばいいのに、トイレットペーパーも残り少なくなっているのを思い出してしまった。その売場へ行く途中で、枇杷を見てしまった。6個は多いけど、明日までは冷蔵庫で持つだろう。ヨーグルト売場で、ヤクルトも残り少ない、と思い出した。5個パックをいつも買う。この二つは免疫力アップのために、最初のがん罹病以来15年以上、ほぼ欠かしたことがない・・その割には病気ばかりしているから、効果のほどは全く証明されていないのに。
という訳で、今の私には凄く重た過ぎる荷物を持って、疲れ果てたのだ。もう、心臓のために重いものは持ってはいけません。そういえば、午前中には洗濯をしたし、夏は使わない加湿器を片付けたたらゴミが目立ったので、明後日の掃除の日を待ちきれず、床に掃除機をかけたし・・
情けなく、体力がなくなっている。おまけに脳の力も衰えているようで。今朝の食事内容は思い出せない。作ってもらう食事は、記憶に残らないのかも。DHAとかのサプリを飲んでいるジイサンが居るけれど、効果はあるのかしらん? ジイサン、今のところ認知症ではないようだ。

包帯をとって入力してみたら、中指の痛みは大分改善されている。明日はもう大丈夫かもしれない。

戦争を嘆いてをれば五月尽  KUMI
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タイプミス、見逃してください

2022年05月30日 | 俳句
天気 晴

午後、整体治療で出掛けた隣駅の駅前広場。少し早かったので、風に当たりたくて緑蔭のベンチへ。
気温は高かったと思うが、湿度が低かったようで私には快適な風だった。マスクなしでベンチに坐っていると、向こうのベンチに居た宗教の布教のオバサンがパンフを持って近づいてきた。でもノーマスクの私を見て、通り過ぎてしまった。ノーマスクの効果はこんなところにあるのでした。誰も居ない所なのだから、私が咎められる筋合いはなし。嫌なら避けて下さいませ。

さて、1週間ほど前から、パソコンやスマホのタイプミスが多くてイライラしている。
ブログも例外ではなくて、気づけば修正しているが、見逃して修正が間に合わないこともあり・・ゴメンナサイ。こんなことになって、中指を使えないで入力をしているので。

原因は爪を切り過ぎてしまい、中指の角に小さな傷が出来た。それが一晩で大きくなったので当然ながら〇ンドエイドなる強力な絆創膏を指に巻いて菌の入るのを防いで、痛いので一日中貼ったままで・・夜、寝る前に替えるだけで数日。日が経つに従い、傷の痛みが増して箸を持つのも辛くなり・・昨日、看護師さんに見てもらった。
「絆創膏の貼り過ぎですよ、かえって皮膚がふやけて傷が大きくなったのでしょう。もう絆創膏はやめて乾燥させた方がいいですよ」
口内炎の方ばかり気にしていて、こっちはたいしたことない、と思っていたのが間違いだった。傷がちょっとでも直接何かに触れると痛い痛い・・ということで、痛くないようにパソコンと食事の時はホータイ巻いてます。ホータイ巻くと痛くないけれど、キイボードは右中指抜きで打ち、箸もきちんと持てない。
そんな訳で、この数日はタイプミスばっかり。食べる方は左手が使えるから何とかなるけれど・・

多分、明日くらいには治ると思います。文章に見苦しい所があったら、ごめんなさい。
中指って、案外と使うもの、とよく解りました、これからは大事にします、中指さん。

酸いも甘いもブルーベリーを噛みしめて   KUMI
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五月の真夏日

2022年05月29日 | 俳句
天気 晴 暑い

写真は4年前の今日と同じ日の撮った、公園の一画の茅花野。茅花流し、という季語が好きで、公園内にわざわざ茅花(チガヤ)を残してくれてあるこの一画を見つけたときはびっくりした。今頃、茅花野とか茅花流し、なんていう季語は東京ではなかなか使えない。ちなみに、茅花流し、とは梅雨前の湿った南風のこと。

ブログをフォローしていただいている「甘んさん」が、毎日、季語と俳句をブログに書き留めている。わが主宰に、俳句が作れない日でも季語を一日一つは書き留めること・・と言われていた。まさにそれで季節感を呼び覚ますということ。なるほど、と思いつつ、私は一日一句だけは作る。怠け者なので、とにかく継続することが一つはないと毎日がいい加減になっていく気がする。

季節外れの暑さ。猛暑日となった所もあるとか。
午前中、まだ暑さの来ない時間にドラッグストアへ行き、少し日光浴。来週末には梅雨入り、という噂もある。初夏らしさが殆どなくて梅雨に突入するようだ。
市の花のサツキが、駅の周辺にたくさん植えてある。市民ホールの横から、駅前広場。


日曜日で、人通りもあまりないのに、ノーマスクの人が殆ど居ない。私はドラッグストアの入り口までマスクを外して歩いてきた。買い物を終えていつもの石のベンチで、マスクを外した。もう、施設へ到着するまで着けるつもりはない。裏通りで、ことに日曜は滅多に人の来ない道だから、マスクなんて必要ない。すれ違う人が居ても、会話する訳ではないのでアスク無視。以前なら人が来るとマスクしていたけど・・

来月から、外国人観光客を受け入れるのだという。日本の感染対策を共有できるよう、添乗員付きのツァーだけ、とうことだが・・全く自由時間がない訳ではないし、マスクを法規制している訳ではないし。多分、ノーマスクの大声で飲食する外国人が増えるだろう。歩きながら食べる、という文化は日本にはなかったものだ。欧米人は子供でも若者でもないのに食べながら大声で喋りながら歩く・・これ、彼らには当たり前のことなのだ。どっぷり昭和のバアサンはぞっとする。しかも、手を洗う習慣のあまりない国もある。(本当です、西欧の先進国でも)
 この辺で暮らしている分には関係ないけれど、不安になる。
又、感染拡大で規制が増えるのはゴメンだ。

永らへて茅花流しに背を押さる   KUMI
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ひとりごと・・思い出の松本城

2022年05月28日 | 俳句
天気 晴

突然のような松本城の写真、いつもお寄りいただく方はびっくりしたかも・・
無論、10年以上前の写真です。実は、午後、「相棒」の再放送を見てしまい、終わったのでテレビを消そうとしたら、水谷豊サンが松本を訪れた映像が。ご自分が監督した映画の舞台が松本で、宣伝を兼ねての番組のようだ。松本城が懐かしい・・
最近は旅番組や街歩きの番組は殆ど見ない。夫は生前、大好きで、行ったことのある所も行きたい所も、毎日、そんな番組を探してはチャンネルを合わせていた。私も旅行は好きだし、付き合って見ることが多かった。大抵の所へは夫婦で行っているのだし・・夫が病気になってからは、もう行く機会もないのによく見るなあ、と思ったり。今は見ても楽しくないので殆ど見ない。今日はそれこそたまたま・・。

という松本城。実はこの時、JRの「大人の休日倶楽部」という中高年向きの会員制度で、期間限定一日乗り放題、というチケットを売っていた。5月の連休明け。2日分買えば、宿泊の旅行も運賃を安く出来る。JR東日本の範囲なら新幹線も特急券なしで乗り放題。でも日帰りならば天候の良い日を選んで、前日に買っても間に合う。
ということで晴天の日を選び、朝早く大宮へ出て朝食は新幹線車中で長野まで。善光寺へお参りして私の念願だった東山魁夷の美術館を堪能し、蕎麦屋で昼食。在来線で松本へ出て街を歩き、お城見物・・の筈が、この写真の時点でもう4時半ごろになっていて城内へは入れなかった。

私は独身時代に友人と山行の帰路、城へ上がったことがあるので、諦めがついた。
あとは駅までぶらぶら、駅前の居酒屋で馬刺しを食べてゆっくりビールを飲み、特急「あずさ」で帰宅した。確か、夜9時頃には帰宅出来たと思うが、随分と欲張った一日だった。古稀は過ぎていたはずだが元気だったなあ、と。
今、「あずさ」を窓から見下ろして暮らしている。「あずさ」の行く方角は中央道を車で通る旅が多かったので、夫と乗った回数はさほど多くはない。その松本行のあとは、亡くなる4ヶ月前の湯治で山梨の温泉へ行くのに、韮崎まで乗ったのが最後となった。

そういえば夫は刑事物のドラマに厳しくて、「相棒」は、「こんな酷い話は警察にはない!」とある回のストーリーに怒り、二度と見なかった。「どうせ、刑事ものなんて皆、荒唐無稽よ、怒ることでもないのに」と言ってもダメだった。(夫は、警視庁には関係のない職業でした、友人に警察官は居たけれど)なので今、私は毎週、新鮮に見ている。水谷豊70歳。別にファンでも何でもないけれど、本当に元気だ。でももう、刑事役は無理な年齢、この番組もお終いかな?

久しぶりに富士山が見えた。まだ、思いのほか雪は残っていた。


半眼の猫横たはる薄暑光   KUMI
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今日のひとりごと

2022年05月27日 | 俳句
天気 雨のち曇

昼ごろまで、ゲリラ豪雨のような大雨が来たりして。外を眺めているだけなので実害もなし。
シモツケ草の、こんな鮮やかな花の写真が出てきた。今頃咲く花、でも、いつも行っていた公園のシモツケの花はこんな色ではなかった。白とピンクの混じった花も。


どこで撮ったのだろう?
この花を見ると思い出す句がある。

繍線菊(シモツケ)やあの世へ詫びにゆくつもり  古舘曹人

山口青邨を師とする、主宰の兄弟子にあたる俳人。90歳まで長生きされた。なので、奥様には早く別れたことになるのだろう、私が俳句を始めた頃にはもう見たような気のする句。この、もやもやした花を季語に選んだことがなぜか奥様への詫びたい切ない気持の深さを思わせる。(なんて、名句を評する力はないのに生意気でごめんなさい、曹人先生)
私は、あの世で夫に詫びることは・・ない、とも断言出来ない気もする。詫びて欲しいことはいっぱいあるので、向こう様もきっとある筈。
下野の国(栃木県)で発見されたのでシモツケ草、と名付けられたとか。それなのになぜ「繍線菊」という字を充てるのかは訊かないでください。

朝、食堂での話。背後の席の認知症極まれり、のYさんが配られた食事のトレーに付いている名札を見て言っているらしいのだが・・トレーには全員、名札が付いている。アレルギーの禁食とかお粥食とか色々あるので。
「〇〇子、って誰?私じゃないわよ」
「いえ、Yさんのお名前よ」と介護士さん。
「私はYなのよ、でも○○子じゃないわよ。○○子、って誰なの?」
「じゃあ、貴女の名前は?」と同じテーブルのしっかり者の95歳のお姉さま。
「名前?忘れた。でも〇〇子じゃないわよ」
・・・・・暫く、押し問答があったようだ。
3分前のことも忘れる方なので、説得して、とにかくトレーの朝食は食べ始めたようだ。
ほんとに名前も忘れたのかなあ・・ちょっと怖くなった。私だったら、名前は忘れない気がする。姓の方は、旧姓は覚えていても今の姓の方を忘れるかもしれない。
彼女、ご主人も娘さんも居るようだが、自分が何者なのか、本当に解らなくなっているようだ。娘の話が出たときは「私に娘が居るの?」といつか言っていたことがある。でも「主人は何で迎えに来てくれないの」と言うのを聞いたことがある。本当は、ご主人も高齢で動けない体でどこかの施設に居るらしい。

左隣のテーブルのジイサン。毎朝、同じことを同席の人たちとくりかえす。
「Aさん、二泊三日の二日目の朝食よ。今夜泊まったら明日には息子さんが迎えにくるのよ」
「あと一泊だね、解った」
毎日が、二泊三日の一泊した翌日。たまに息子さんが会いに来たら、いったいどうなるのかしらん?その場に居たことがないので解らない。以前は「家に帰る」と玄関でごねて職員ともめていたが、この「二泊作戦」でその帰りたい病は収まったようだ。
毎朝、そんな話声を聞いても笑うことが出来ない。明日は我が身・・かも。

何だかねえ・・長生きしたくない、とつくづく思ったり、いや、私は認知症に関係ないから大丈夫、生きられるまで頑張ろう、と思ったり。でも「大丈夫」に誰も100%の保証はしてくれないだろう。

 紫陽花の蕾を洗ふ今朝の雨   KUMI
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