KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

やめよう、戦争

2022年05月14日 | 俳句
天気 曇がち

昨日の続きで広島城の天守閣の写真。
この写真を載せる気持になったのには意味がある。今更、広島の原爆の惨状を私が語っても仕方ないが・・広島には人生で三度行っている。原爆資料館にも三度行った。三度目は新しくなる建物の工事中で、ちょっと窮屈な見学になってしまった。
その代り、というか、広島城のお濠巡りの屋形船に乗り、ボランティアの説明を聞いて初めて知ったことがあった。地元の人は知っていることかもしれないが、私は知らなかった。


広島城内に軍の拠点があったので、そこを狙っての原爆投下。無論、広島城も灰燼に帰して戦後、立て直したのが今の天守。
原爆投下時、爆心地に近かった天守閣はどうなったかというと、一度爆風で空中に浮いて、そのままドサっと地上に落ちて壊れて燃えた・・のだそうだ。
ぞっとした。目の前の、大きな天守閣が宙に浮くって・・民家の屋根とは訳が違う。
初夏らしい薄暑の日だったが、寒けがして鳥肌が立った。

小さな核爆弾だった、という原爆ですらそんな威力があったのだから、今の爆弾だとどんなことになるのだろう。
考えただけでもぞっとする。ロシアの独裁者がこれ以上の狂人とならないよう、祈るほかはないのだろう。どこまでウクライナを壊し略奪したら気が済むのだろうか。長崎へも行ったが、ウクライナの破壊された街は、原爆投下後の長崎・広島の街や東京大空襲後の街を彷彿とさせる。わが眼で見た訳ではないのにそう感じるのも、日本人だからかもしれない。ロシアの独裁者は、実際に破壊された街を見て快哉を叫ぶのだろうか。
戦争は、もうやめましょう。と言っても止みそうもないけれど。



戦争はもうせぬ街の樟若葉  KUMI 
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする