KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

桜の記憶・六義園

2024年03月28日 | 俳句
天気 降ったりやんだり

今日が天候不順の最後になり、明日からは春本番が続く、という・・予報を信じたいけれど、最近は裏切られることがある。
病気色々になる前から天気や気温で体調を左右されていたが、今はもう、気圧の降下する前日から体調がおかしくなる。昨日の昼ごろまでは何とか保っていた体調、昨日の午後、久々の買い物にちょっと出たら色々とおかしくなった。
ま、何とかパソコンを開く元気と食欲はあるので、大丈夫かな?

桜の開花は1週間遅れになったようだ。いつもの年ならとうに満開過ぎの写真の桜も一昨日の後楽園の桜も、今年はまだ咲き始めだという。
後楽園の枝垂桜と同じ時期に咲く六義園(りくぎえん)の桜。この木は都心でも珍しい大木の枝垂桜。さぞ樹齢も古いかと思いきや、戦後に植えられたものと知りびっくりした。とにかく大木で、見応えがある。
六義園もまた、大名の別邸。綱吉に重用された柳沢吉保が隠居後の住まいにも使ったという。綱吉が訪れたこともあるという。ともかく立派で広大な庭園で、紅葉の方が見応えあったかも・・とはいえ、山手線の駒込駅に近いという都会のど真ん中なので、残念ながら木々の紅葉はあまり綺麗に色付かない。桜は、枝垂桜が数本目立つくらい。
下の写真は別の木。


六義園と小石川後楽園の桜は、見ごろが同じなので二園を同じ日に地下鉄で巡るのが効率的。乗り換えなしで行ける。
夫が定年後の再就職もリタイヤした後、そのコースで夫と花見に出かけたことがある。その時、六義園の近くの蕎麦屋で「桜切り」を食べたのを思い出した・・あの綺麗な桜色の蕎麦は、健康被害で今話題の「紅麹」を使っていたのではないか、とも。無論、桜の香りもする季節限定の蕎麦なのだが、食品の淡いピンクには紅麹も使う、というのは私でも知っていた。天然素材なので害のない色、と言われていたし。
それは別として、街歩きに夫と外出して困ったことは、昼食に蕎麦を食べたがることだった。都心はどこへ行っても古い(と思われる)蕎麦屋がった。今ならスマホで捜せるのに・・あまり知らない街でも、歩きながら必ず蕎麦屋を捜す。蕎麦屋がなければラーメン屋。どちらも嫌いではないけれど、同じ麺なら私はうどんの方が好き。もっとも、東京のうどんの甘辛い味は苦手なので蕎麦で我慢するしかない。
撮影を兼ねて一人吟行ということで出掛けることが多かった私は、ランチはチェーン店のカフェか喫茶店、と決めていた。俳句の推敲に時間をかけることが出来る。かといって蕎麦屋を断ったことはないけれど、東京に生まれ育った夫が「美味しい」と言う上品な、白っぽくて細い蕎麦は、ちっとも美味しいとは思わなかった。別に蕎麦嫌いではない。土地の肥えた房総半島に育ったので、蕎麦は大人になるまで食べたことがなかったのだ。麺といえば母の打ったうどんしか知らなかった。
その後に住んだのが讃岐うどんの本場。という田舎者で、東京の蕎麦の味を知らなかっただけのこと。夫に言わせれば私は「蕎麦の味の解らない田舎者」だったかもしれない。でも、越後の「へぎ蕎麦」は何所の蕎麦よりも美味しかったし大好きだった。

初桜ひしめく鯉に餌を撒き  KUMI

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4 コメント

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Unknown (小父さん)
2024-03-28 18:09:21
>明日からは春本番が続く、という・・予報を信じたいけれど、最近は裏切られることがある。

はっはっは、最近は正にそんな空模様ですね。

>ま、何とかパソコンを開く元気と食欲はあるので、大丈夫かな?

それは良かったです。

>桜の開花は1週間遅れになったようだ。

テレビや新聞を見るよりKUMIさんのブログで季節の移ろいがよく分かります(笑)
ほんと、このところのニュースは面白くないことばかりでウンザリしています。

六義園って初めて聞きましたので検索してみました。
五代将軍綱吉の家臣柳沢吉保が幕府より拝領した土地なのだとか。
素晴らしい庭園ですね。

>とにかく大木で、見応えがある。

上の写真がそうなのですね。
手入れも行き届いているのでしょう。
あれ、ちゃんと庭のいわれが書かれていました(汗)

都心は紅葉は綺麗に色付かないんですか。
排気ガスほかと関係あるんですかね?

>あの綺麗な桜色の蕎麦は、健康被害で今話題の「紅麹」を使っていたのではないか、とも。

ありゃ、怖いです(笑)

>街歩きに夫と外出して困ったことは、昼食に蕎麦を食べたがることだった。

私も高校の頃だったか、東京のうどんつゆが濃い色だったので戸惑ったことがありました(笑)

私は蕎麦は好きですけど、東京で食べたことはなかった気がします。

なにしろ、博多と関西と東京の味つけって全く違いますよね。
現在の私は関西味に染まっています(笑)

>でも、越後の「へぎ蕎麦」は何所の蕎麦よりも美味しかったし大好きだった。

へ~っ、機会はないかも知れませんが覚えておきます。

「初桜ひしめく鯉に餌を撒き  KUMI」

情景が目に浮かびます。

有難うございました。
蕎麦の想い出 (ふきのとう)
2024-03-29 07:35:42
ご主人様はこだわりを持たれた蕎麦派だったのですね。私は蕎麦そのものでなく、蕎麦つゆが口に合えは美味しいと思い込んでしまう、いい加減なタイプですが総じて蕎麦が好きです。同じくコーヒーも、店の雰囲気と濃いか薄いかで、酸味が少なければ美味しいと、決めてしまうと言う、実にいい加減なものです。夫のような理屈は持ちませんでした。
小父さん、やっと青空が・・ (KUMI)
2024-03-29 16:02:09
今日は午後にやっと青空が出ました。
あとは数日、天気は良いようで、私も少しは息が出来そうです。

都心(23区内)に庭園・公園は色々ありますが、紅葉はあまり綺麗ではありません。
やはり、高尾などこちらと比較するからでしょうか?
桜は、どこに咲いても桜ですが。

大阪のうどん好き、東京の蕎麦好き、と言いますが東京育ちは蕎麦好きです。
多分、蕎麦屋が多かったからでしょう。
江戸時代、信州方面からの出稼ぎが多くて蕎麦を流行らせた、と聞きましたが。
私も関東のうどん=母の味、よりも関西の味ですねえ。
「へぎ蕎麦」、どこかで眼にしましたら、乾麺でもおいしいのでお試しを。
ふきのとうさん、美味しければ何でもいいのです (KUMI)
2024-03-29 16:07:48
蕎麦よりも珈琲の方が私は詳しいかのしれませんが、どちらも、本人が美味しいと思えばそれば一番です。夫は好みを押し付けることはありませんでしたが、結局は私の好きなうどんを「美味しい」とは言ってくれませんでした。私も更科蕎麦の上品な味は??のままです。でも、夫のおかげで、美味しい蕎麦の店も覚えました。今はもう行けませんが・・

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