現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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夏生まれ

2019-08-31 | 木瓜日記
令和1歳の日、これは数えになるか。昭和、平成、令和の世代を生きるが、あと11年で平均寿命となるから、それを過ぎると長生きと言えるようである。性別ではあと9年、東京オリンピック、リニアカーの開通が迎えられるかどうかである。9月の講座に招聘があった。2018年に続き2回目のよう、3週目のよいときに出かける。ふつうに体力を気にするが、それよりも、講義内容をどうするか。準備はできるとして、3世代の元号を考えて、そもそも、令和とは日本にとってどうなのかと考えることにして、50年を離れた若者が興味を持つことと言えば、なにか、むずかしいことである。 . . . 本文を読む

日本語文法の説70 

2019-08-31 | 日本語文法
5大文法学者のあとには、3つの文法研究グループの時代になった。その文法には、形態論、語彙統語論、モダリティーと従前の国語学から日本語学、日本語教育にかかわる議論となった。教科研、記述文法研究会、そして、モダリティーと命題文法に流れをおくものである。 . . . 本文を読む

MaaS

2019-08-31 | 新語・社会現象語
読みは、 MaaS マース となる。"Mobility as a service の略、サービスとしての移動を意味するが、実際にサービスを移動にするとは、カーシェアリング、ライドシェア、オンライン配車サービスなどがあげられる。飛行機と車の連続した移動サービスには、従来、レンタカーがあったが、鉄道路線と航空会社がその連携にむけて、MssSに取り組み始めている。これまでの予約支払いシステムでは個別になる、最寄り駅に停めた自家用車の駐車場代、新幹線の往復乗車料金、現地で手配したレンタカー料金、業務中の高速道路料金を一括にするアプリを持つことによって、わずらわしさがなくなるというが。 . . . 本文を読む

日本語教育学入門書の語彙⑩ 文字 

2019-08-31 | 日本語語彙
語彙に文字をみる、漢字語彙となるか、漢字語また漢語、捉え方では字音語となる。文字を漢字仮名とみると、ひらがな、カタカナの別がある。そしてこれは日本語表記のこととなると、語彙学習の文字使用で、読むこと、書くこと、その練習が日本語では必要である。発音を学習して音節文字に写すこと、つまり仮名文字を習得するのは、どの場合にも表記の規則、正書法のことがらとなる。それはまた数種類の文字を混ぜて書く、文字を言葉にする日本語では書き手の表記法になるので、書き方の教育は必須である。しかし、その困難さにおいて、仮名文字を現代仮名の用法で、きめられた音韻に拠ってローマ字読みをすることができれば、学習に役立つワードプロセサーを用いてタイプ練習が可能となった。そこで常用漢字の発音習得に方法を編み出すと、書くことの漢字習得に日本語学習の文字にステップが示されるようになってきている。 . . . 本文を読む

ワンスアポンナタイム

2019-08-30 | 映画を見ました
Once upon a time in Hollywood を観た。8月30日、いよいよ日本公開というのを、封切りといったものだが、そんなふうな映画鑑賞は、それこそ昔のこと、むかしむかしハリウッド映画のこと、半世紀を遡って、カルト集団マンソン・ファミリーによる女優シャロン・テート殺人事件という史実がある、猟奇的なゾクゾクは1968年、昭和43年の時代雰囲気に自らの意識をもどす。観賞したのは皮肉にも才能の綱渡りゲームだったから、アクターたちの個性にダブって見えてしまった。サイトを閲覧して、見終わってからのこの記事用に、ケータイ禁止の撮影現場の話があったので、ここにおまけにした。 . . . 本文を読む

日本語文法の説69 

2019-08-30 | 日本語文法
日本語文法の説に批判があるか。議論に批判がないといえば、それを証明するものは、生産的に分かりよく作られた日本語文法が見えないことである。研究者の立場によってのことで、それを体系と見ることは文法観をみる、言語の本質に迫ることである。時枝説の静態か、欧州言語の動態か、言語の過程を言語の構造と対照する、時枝説によれば言語構成観である、その批判は日本語の現象を明らかにしたことであった。時枝説は国語学史を説き、国語研究を体系的に組み立ててきたが、やはり言語過程は心理作用としての仮説である。その学説は言語また国語教育実践に応用されてきた。学校文法を文節に分析する橋本学説は音韻による国語の現象を捉えて立場とした。文節批判を繰り返す研究者たちはその分析手法を概念化していても、その本質をもってする国語を理解しなくなった。その典型は皮肉にも音声から習得する日本語教育に反転して現れてしまった。日本語教育者たちの教育法に文字による、国語とは違った言語教育が行われてその効率的な成果は見えてこない。 . . . 本文を読む

日本語教育学入門書の語彙⑨ 複合

2019-08-30 | 日本語文法
複合語に、複合名詞、複合動詞、複合形容詞、さらに複合助詞を上げる。語の複合と見るか、自由形態素の結合と見るか、その説明に形態素のレベルと、日本語の語レベルすなわち仮名による要素の見方に、議論の出入りがある。漢字を用いる日本語の造語法はそこに働く文法、単語の意味により、和語においても、熟字訓の場合も含めて、熟語の説明があったのであるが、複合する語の関係構成に漢字語彙の分析が詳しく求められるだろう。熟語と形態分析を分けてしまうのは上述のように、レベルによる、分析方法が異なるのである。また複合助詞と用いる説明は国語文法、日本語文法の融通をもって、扱いが異なることを注意すべきである。 . . . 本文を読む

日本語文法の説68 

2019-08-29 | 日本語文法
文の成立に文法規則の議論をおいて長く文法研究は行われてきた。近時、話し手の表現意図を探る研究には主語の用語を抹殺する前提があった。それは題述文を文の分析の成果としたが、それこそ、文の成立を規則にする仕上げとなるシンタクスの構造で日本語を1人称言語にとらえようとした経緯であるから、陳述論争の文とは何かを明らかにしたかどうか、命題という真偽の判断に戻って、西欧原理の意味化をはかろうとしている。文法化、語彙化にそろえて、日本語の音韻化となると、用語のパラドックスがある。文とは陳述にあるという終止する機能を議論したことをスタートにしてきたではないか。文法に談話の単位をとれば、文章規則とは異なって、語句の用法を現象とすることになる。コーパスの切り取り方を見ればわかることである。かつてコンコーダンスをつくるべく、総索引の作成で、自立語と、付属語と、それぞれの索引を分けて、自立語による日本語の捉え方で、用例索引となった。それも文単位に切り出して、文脈、場面の用法を解釈した。その作業で、付属語索引に拠るコンコーダンスをつくろうとして、その文における意味の内容が膨大であることに、話し手また語り手の意識を見て、日本語がとらえる森羅万象の部類規則になるようなことを想像して、付属語索引は日本語における文法機能の用例帰納になった。 . . . 本文を読む

日本語教育学入門書の語彙⑧ 語の構成

2019-08-29 | 日本語語彙
語の構成、語構成、この違いをもとに、語の構成を説明するようである。語構成にはすでに日本語語彙を捉えて、接頭語、接尾語などの用語でその考えを示すものがある。文法論とかかわる分析には複合語と合成語をわけてそこで派生語を見る。この語構成論は国語学において議論されていた。そこに英語文法、日本語文法で語の構成を見直すようなことがあって、このテキストの説明のように、複合語にはその分類として合成語になった。国語は、つまり、単語には単純語と複合語と、それに合成語が並ぶものであったのに対して、いま、日本語では、単純語と合成語とが2大分類となり、その合成語に複合語と派生語が下位分類となった。複合語と、合成語の分類は明確にならなくなって、形態論の複合語形成、compounding を含めた、合成語の分類となっている。 . . . 本文を読む

日本語文法の説67

2019-08-28 | 日本語文法
日本語文法の説は5大文法学説のあとにはモダリティーの論が議論される。時枝学説が学校教育で教えられる文法となることはなかった。しかし時枝理論は学校教育の4技能を提唱するところがあり、その技能は言語行為に展開して、国語の領域の表現と理解になった。教科目の国語文法には、橋本文法の規範文法書への取入れからこのかた、言葉のきまりとなる説明まで、変わらないようである。一方で、学界の流行に陳述論から文における統覚作用、思想の統一、叙述の統叙と展叙による構文論の収束が見えたのであるが、日本語教育による日本語学の論に及ぼしたものは、日本語主語の扱いであった。主語廃止論は国語教育にあっては議論の中にあった。しかし、日本語教育の現場で文型練習による基本文型のたてかたに、主語を必須としない文型として変化が表れている。 . . . 本文を読む