現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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正月を政月という

2015-12-31 | 日本語百科
正月を正しい月とした別名は妙だ。陰暦、睦月は異名である。お寺の前の標語にいったん止まって、正しくすると語釈をしていたので、芸人がネタをやりそうな漢字の分解だと思った。正月は始まりの月であって、その始まりは政の、まつりごとの始まりである。それを正月と言ったのは政の字を忌み名として避けたからである。日本国語大辞典に、語源説、政治に専念した秦の始皇の降誕の月であるところからセイグヮツ(政月)といっていたものが、「正月」と書かれるようになり、音が改められたもの[壒嚢鈔・難波鑑・塩尻拾遺〕と載せる。維基百科で、調べてみたときに、それは啓蟄が中国では驚蟄と書かれるのでなぜだろうかと、避諱の項に、避諱的方法與實例として説明があった。 . . . 本文を読む

国語表現とコミュニケーション 2

2015-12-31 | しかじか
国語表現とコミュニケーション   平成12年度名瀬地区国語教育研究会  2000年10月24日(火)   於 ウィルあいち セミナールーム はじめに 機械を扱うことのひとつ、ふたつ インターネット・マルチメディア・モバイル   ここから 国語表現とコミュニケーション 2      国語表現の特徴 コミュニケーション 国語と思想 おわりに . . . 本文を読む

国語表現とコミュニケーション 1

2015-12-31 | 斯く書く
国語表現とコミュニケーション   平成12年度名瀬地区国語教育研究会  2000年10月24日(火)   於 ウィルあいち セミナールーム 国語表現とコミュニケーション はじめに 機械を扱うことのひとつ、ふたつ インターネット・マルチメディア・モバイル   ここまで前半  以下は、国語表現とコミュニケーション 2 国語表現の特徴 コミュニケーション 国語と思想 おわりに . . . 本文を読む

文章の原理

2015-12-31 | 日本語文章論
文章は言葉を発して意味のまとまりをもって語の連続にあらわしたものである。文、章ともにあやである。文はことばのあやであり、章は言葉のまとまった区切りによる、あやである。あやは表現されたもの、ことばのまとまりである。文が思想を表す、語は意味を持つ最小の単位、それでは文章は何を表すか。文身、文彩、文章と、その色合いを言う。いろどりを持った言葉である。それが言葉として、文章となる。*礼記‐哀公問「有成事、然後治其雕鏤文章黼黻以嗣」 *論語‐公冶長「夫子之文章、可得而聞也」 そして、日本国語大辞典は、>一つの主題でまとまった思想を表現するために、文(センテンス)を連ねたもの。主として、話しことばの談話に対して書状など書きことばについていい、また、詩歌に対して音数、韻などの比較的自由なものだけをさすことがある。 *文華秀麗集〔818〕序「自厥以来、文章間出、未逾四祀、巻盈百余」 と解説する。 . . . 本文を読む

源氏の物語 30 評釈

2015-12-30 | 源氏のものがたり
源氏物語評釈は花宴の巻までである。萩原広道はここで評釈をとどめた。>さはれ、よの物識人にとひはかりたることにしもあらず、ただおろかなる心ひとつにおもひかまへてものしつるなればかならずひがことはおほからんかし。それが中にも、さばかりつくりぬしの心ふかう物せられたる文の詞どもを、さしいでてさだしこころみ、またむげなるさとび言を、さながらにもくはへてうつしときたるなどは、いとをこがましく、 かへりては道ふみたがふるまどはしぐさともなりて、なつかしき色をさへかいけちなんかなど、つみさりどころなくおぼゆれど、ただとくこころえまほしくするをうな・わらはべどものしるべばかりにと、 くはだてつるなれば、 見ん人さるかたにおもひゆるしてよかし。 美術人名辞典の解説によれば、国学者、岡山藩士であった。通称は小平太、鹿蔵、鹿左衛門、とあって、名は浜雄、号に葭沼、鹿沼、出石居、蒜園等という。岡山生まれ、大坂住まい、大国隆正の門人と、人名辞典にある。著書は、源氏物語評釈、遺文集覧、等多数、文久3年、1863年に歿、49才であった。。 . . . 本文を読む

文章論 10 文節と句

2015-12-30 | 日本語文章論
文節は品詞を表す単位であった。それは文を区切ったときの自然な空白を作る。日本語を書き記すと文節ごとにスペースができる部分となるのは、話の部分であるからである。連文節は句を作る。句は、語と語とが関係して構成する。慣用句となるのは2語またはそれ以上の語が結びつくと、新たな意味を持つものがあり、話や文章において定型の句として用いられることがある。 慣用句はまた諺となって、特定の意味内容を持つようになると、一つの表現法として用いられる。文章における句は文としての要素になり、文章は句と文とでできる。ここで句に対する節があるが、主節従属節など、文を単位としたときに、文の成立の構成要素となる。 . . . 本文を読む

2015年が過ぎ去る

2015-12-30 | しかじか
年末10大ニュースは読者投票、読売新聞によると、大村さん梶田さんノーベル賞、1位である。トップテンには、ラグビーW杯 日本3勝、「イスラム国」日本人殺害、マイナンバー始まる、関東・東北豪雨8人死亡、安全保障関連法が成立、北陸新幹線開業、建物の杭データ偽装、TPP大筋合意、東京五輪エンブレム撤回である。以上は、国内ニュース、次は海外ニュースである。《1》パリで同時テロ。「イスラム国」の犯行《2》ネパールで大地震、約9000人死亡《3》米国とキューバが54年ぶり国交回復《4》欧州でシリアなどからの難民が急増《5》ミャンマー総選挙でNLDが圧勝 《6》独フォルクスワーゲンが排ガス規制不正《7》英国のウィリアム王子に長女誕生《8》国際サッカー連盟(FIFA)で汚職疑惑《9》フランスの新聞社で銃撃テロ《10》ギリシャ総選挙で「反緊縮」政権が発足。ユーロ危機が深刻化 . . . 本文を読む

文章論 9 一語文は一文節

2015-12-29 | 日本語文章論
日本語文章に文の単位をとらえ、文には文節を捉えようとするのは、文節による文法機能性にある。日本語は文法機能を助辞によってとらえることができる。その助辞を含めた文節は品詞分類の詞となり文法論の語となる。文章の単位をとらえると、語において文となることはない。いわゆる一語文は文章の意味を拡大解釈して設定されたものであったが、それを文章とする議論はもちろんのこと、文とするのは論理矛盾があり、語は語であり、文は文である。とリあげられて、落ちる! と、発話をしたものを言語の場面、伝達性、言語素材から解釈を施すのは、文章についての情報を求めたものに過ぎないので、それだけで、一語による文とはしないほうがいい。あ、落ちる。何が。棚からカバンが。となるのは、文章によってであるが、その情報性は文によって補われるものであるところ、これは文節で現われている。 . . . 本文を読む