現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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日本語教育、出張の記

2015-03-31 | 日本語教育
南京滞在は日本円で1泊8500円朝食付きである。ホテルを探したら、前にも利用した南林大廈であった。30数年に30数回の中国訪問はホテルのようすが変わらない。夜半に到着してチェックインも相変わらずのことである。出迎えの学生二人はどうするかと思ったら、予約してあった。こんなに遅くなれば、当然か。いつも、すぐにも困るのは水であった。お湯を用意してくれているところ、いまはペットボトルの、免費と書かれた水にかわった。バスタブに湯をためて疲れをいやす。すぐにもしなければならないのは、下着と靴下の洗濯である。パソコンを取り出してインターネットのWi-Fiを確認して、時計を見たら日本時間2時半、無事の到着を知らせる。ホテルにLANがあって、無線も使えるという触れ込みであるが、無料通信はここでは使わない。肌寒い気がする、ベッドにもぐりこんで体温ですぐにも眠りにはいった。 日本を6日間不在にした。中国南京に行ってきた。しばらくここを留守にして、その出張の記を綴ってみよう。 . . . 本文を読む

日本語教育、かわらずに

2015-03-31 | 日本語教育
日本を6日間不在にした。中国南京に行ってきた。上海を午後6時5分の東方航空で帰国した。名古屋着は9時過ぎのこと、あれやこれやで、名鉄の急行に、10時26分発に乗って、11時半に着いた。すこし荷解きをする。しばらくここを留守にして、その出張の記を綴ってみよう。30日に帰国予定で、週明け火曜日の24日に出発した。関空発で南京直行便であった。夕方の時間帯で6時30分ということであったのだが、飛行機の延着という理由で、20時20分初に変更になった。南京入りをしたのは、23時過ぎであった。出迎えを受けてホテルまで、深夜のことになった。初日からなにやらめいたが、その後は予定通りのことであった。日本語講義をするために4大学を回った。その旅行記はいかに。平穏無事な、かわらずに行ってきて、春休みの3月末を昨年同様のこととあいなった。桜見物を南京でして来たということである。 . . . 本文を読む

日本語教育、うつろいゆくも

2015-03-22 | 日本語教育私史
中国北京の交換教員は海外での日本語教育としての経験で、それ以後、中国での日本語教育をウオッチングするようなことになった。日本に1985年に帰国して変わらず勤務校での国語国文学と研修生の日本語にかかわっていたが、それまで大阪に通い続けた1978年から1983年までの日本語教師はそこで中断して、留学生への本務のひとつとなって継続することになる。日本語教育研修の中国からの派遣者を受け容れていた。その当時は北京語言学院から継続して、あるいは、社会科学院、南開大学、上海外国語学院、大連外国語学院と、かわらずにいて、年ごとの人数は半分になって、研究奨学としての待遇であった。すでに語言研究の受け入れが、法律、経済の専門分野での受け入れとかわって、留学生事業は軌道に乗っていた。中国の研究は校是であったから、辞典編纂に次ぐことは、新しい校地での新学部構想へと発展したのである。 . . . 本文を読む

日本語の変化15 動詞活用の種類

2015-03-22 | 日本語文法
動詞の種類は活用変化による分類である。現代語で五段活用、上一段活用、下一段活用、カ行変格活用、サ行変革活用と、ほかの語に接続をするときの母音の変化によって、5種類にわかれる。わたしたちが動詞活用を区別するのは活用形に現われる母音によることになる。ことばを使うときに、仮名の発音による音韻は音節を単位としているので、その母音が変化しているのを強く意識することになる。したがって、動詞の活用の種類となると、日本語の古典語の文法で9種類、現代語で5種類と、その変化をとらえることになる。仮名表記で分類すると、現代語の五段活用は古典語で四段活用であった。また、古典語にナ行変格活用があり、下二段の活用を併せ持っていたが、五段活用となった。ラ行変格活用が、五段活用に変化するが、現代語では母音接続がない。ごく大まかに、母音によって変化が起こったとすれば、四段活用が五段活用になった説明のほかは、定かではない。 . . . 本文を読む

変化、へんげ、change

2015-03-22 | 日本語百科
変化を、へんげ、と読めば、妖怪変化、七変化などと、その使い方がある。仏教語で、化身となると、神の変身である。神仏と辞書は説明する。古来、変化身は現実のあらわれであった。歌舞伎に、それを入れて、化ける舞踊がある。またこれを、へんか、と読めば、それは変わることの意味を表すことになる。科学の変化あるいは化学変化という用語となる。全く新しい物質に変わることである。ついで、化学変化に対し、物体の温度、体積、圧力、電気抵抗、熱伝導率などの物理量の変化をいう、物理変化がある。変化は近代にその用法を顕著にする。それを言語の変化とするとどうであるか 。日本語の変化と書けば、これは、変化として、言語の現象をさす。彼我に照らせば、>(an) inflection; 〔動詞の〕(a) conjugation; 〔格の〕(a) declension  ラテン語は変化が多い この動詞の変化を言えますか  Can you conjugate this verb?  名詞[代名詞]を格変化させる  decline a noun [pronoun]  一人称単数の代名詞の変化  the declension of the first person singular pronoun  となる。 . . . 本文を読む

日本語教育、思い出すことども

2015-03-21 | 日本語教育私史
1984年の国慶節のときに、中国北京にいた。35周年記念の盛大な式典で、人民広場に面した左翼の立ち見席にいた。日本語専家の招待であった。パレードがあって、引き続く、晩会にいて花火を見上げた思い出がある。日本語教師として北京語言学院に赴任した。交換教員で9月から1985年の2月まで滞在した。友誼賓館のホテル住まいであった。10月1日の祝日には招待があると聞いて物見遊山の気分であったのを覚えている。専家の待遇は中国での賓客として、招待と言われれば、その時間に集まって差し回しバスでお任せである。故宮の一角がバスの駐車場になって、どこをどう通ったか、道ならぬ壁と囲まれた中を広いことと意識し東の端にあるひな壇に上がった。あとで思えば天安門城壁とsこしのところ、人民大会堂を遠く眺、出てくるパレードを目の当たりにしていたのである。 . . . 本文を読む

日本語の変化14 ハ行の転呼

2015-03-21 | 日本語文法
転呼を書こうとして、点呼するという用字を書いてしまって、どこかでまちがっていたかなとか気にしながら、転呼音とは何かを考えると、国gの歴史的変遷にでてくる、ハ行転呼音という現象がある。音韻変化の一つとして、ハ行表記のものが、ハ行発音とならずに、語中語尾の発音ではワ行に変化することである。いつ頃の変化となるか、すでに万葉集に指摘するものもあり、表記上の区別が歴史的仮名遣いでハ行音になってはいるものの、平安時代には、発音は転呼したとする。語頭のハ行音ではなくて、語中で表記するハ行音、語尾で表記するハ行音のことである。ただ複合語の、あさひ などは変化しない。母親の、はは、についても、変化しない。転呼音(てんこおん) means (名詞・noun) (言語学・linguistics terminology) sound shift (esp. in historical kana)/new pronunciation. . . . 本文を読む

日本語の変化13 温めます?

2015-03-20 | 日本語文法
こちら、温めますか。はい、温めます、温めてください。このやり取りをコンビニストアの店頭でするようになった。弁当を買ったときなどである。普通にわたしたちは、コミュニケーションをしているが、この応答をおかしな日本語と感じる向きがあるようである。とくに、あっためます、という尻上がり調子で聞かれて、購入者がレンジを使ってあっためるかどうかを聞かれたように思うからであるが、だれがあたためますか、と、受け答えをしたくなるようである。店員が、あたためます、と聞いているのは明らかに、店にあるレンジで温めるサービスを行ってくれるから、それをするのは、店員である。わたしが温めますか、わたしほうで温めますか、というふうに、聞いてくれているわけである。それをそのまま聞いてしまうと、誰がするのかというところで、ワンクッションんが働きそうである。わたしが温める、それはいつどこで、なにを使ってか、と思うわけである。あたためましょうか、という用法に、勧誘があるからであるが、それを誘いかけでなくて、あたためます?となって、意志を確かめる表現に、わたしが、の言い方を場面において言わずにすませている。 . . . 本文を読む

日本語の変化12 い抜き言葉

2015-03-19 | 日本語文法
い抜き言葉と言う。食べてる、のんでる、わかってる、のように使う言葉をさしている。ら抜き言葉、れ足す言葉、さ入れ言葉などとならんで、どういうことか。日本語の乱れを説明するときに出てくる。誰が言い始めたんだろうかと、文化庁の調査、国語研究所による国語の揺れ、NHKの放送研究所の説明に出てくる。その命名は、ら抜きの言葉として食べる、食べられる、食べれる、寝る、寝るれる、寝れる、という変化をする現象に、対照して、ら抜きと言ったことが一般化した。それにはまた、可能の言い方をさらに、読める、読めれる、行ける、行けれる、のような誤用に現われたことばを示して説明する。さ入れの言葉には、聞かさせていただきます、直ささせていただきます、待たさせていただきます、といった例である。い抜きとは、動詞の補助用言として、~ている、について、~てる、という語の熟合をさす。 . . . 本文を読む

川柳ふたたび

2015-03-19 | 日本語百科
俳句と川柳は、どう違うか。俳句に季語があり、切れ字があり、余韻がある。川柳には季語がなくてもよい。俳句が短詩形芸術であるなら、川柳は短文芸とでも言おうか。川柳では、人事を対象に切り取ることが中心であるとし、俳句では、詠嘆が作句のもとになるという。詠む俳句に対して、川柳は吐く、ものす、などと言うようである。古典文学では、卑俗でこっけいな表現を打ち出し、俳諧が連歌から独立する契機となった、新撰犬筑波集の略称で、菟玖波集がある。前句付けとしての文芸は、狂句と川柳のとらえ方を経て、明治期に川柳として盛んになる。短詩形文学あるいは短文芸として、その要素に、うがち、かろみ、を挙げるようになり、そこに、おかしみ、を加える。川柳に冠して、時流川柳、サラリーマン川柳、高校生川柳など、さまざま、作品を競っている。 . . . 本文を読む