現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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112 催しには ~は の表現性

2013-04-30 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 703  催しにはグッドタイミング を、例題にしている。タイミング を 最も適切な時機 とコラムは意味を捉えるが、これはただ、時機、とでも言えばよいので、グッドをつけたとして同語反復にはならない。タイミングにおいては、好い場合、悪い場合、いずれでも使うことができる。催しに適切な時機 が言えて、催しにグッドタイミング とは言えないとするが、催しに好機だ とは言えないのかどうか。好機 グッドタイミング これは名詞で、どうも、~に 名詞 と言う表現がダメだと言っているようである。催しのタイミング と言えばよいと説明しているが、はて、ここで、例題の表現は、催しにはグッドタイミング と、~は と言う言い方である。これは説明が合わないわけである。 . . . 本文を読む

文、文章の構成  日本語の文法について  その13

2013-04-30 | 日本語文法
文、文章の構成  日本語の文法について  その13   文の基本構造には主語と述語がある。主語には主語として文頭に立って文を統括する働きがある。その主語には、文を分類して述語におく動詞には主格主語、形容詞には対象格主語、名詞には主題主語と捉える。述語は存在を表す第1の動詞があって、その述語動詞が核となっている。動詞は文の要素に応じて文法変容があり、動詞述語を形成する。 文の成分は主語、述語、修飾語、被修飾語、独立語があった。必須なのは述語であるが、そのほかに成分として、独立、接続、並列および補助を考え、いずれも文に応じて分析される。修飾を連体、連用また状況と捉えるものがある。文の要素には主語、述語動詞、目的語、補語などがあげられ、付加語、修飾語、独立語を加える。 . . . 本文を読む

昭和の昭は照のこと

2013-04-29 | 日記
昭和の日だ。ふと、元号の由来をたずねたくなって、検索するとすぐにもわかった。このわかりようは評価に値する。すなわち、Yahoo!知恵袋に、2010/04/03 – wikiに乗ってますよ。というわけで、大正は『易経』の彖伝・臨卦の「大亨以正、天之道也」(大いに亨(とお)りて以て正しきは、天の道なり)、昭和は『書経』の尭典の「百姓昭明、協和萬邦」、平成は『史記』の五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」、『書経』大禹謨の「地平天成(地平かに天成る)」、「内外、天地とも平和が達成される」、すぐにもこれが正しいかどうかとなって、その原典にあたるかどうかという評価だ。昭和の時代は、ウィキペディアによって、昭和天皇の在位期間である1926年(昭和元年)12月25日から、1989年(昭和64年)1月7日まで、であり、さらには、昭和は、歴代元号の中で最長であり、外国の元号を含めても最も長いが、元年と64年が共に「7日」なので、実際は62年と14日である、と解説する。なお書きで、なお60年以上続いた元号は日本の昭和(64年)、清の康熙(61年)および乾隆(60年)しかない、とあるのも興味深い。ついで、第二次世界大戦が終結した1945年(昭和20年)を境にして近代と現代に区切ることがある、とあって、この時代の現代にまさに生を享けて育ってきた世代であることを思うと、昭和の日こそわが時代の日である。 . . . 本文を読む

111 テロの対策、警戒を実施中

2013-04-29 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 792  テロ対策警戒実施中 を、例題にしている。コラムの見出しには網掛けがあって、テロ対策警戒 のところを強調し、ここが問題だというわけだが、これを見ていつも思ってしまうことは、この網掛けを内容とする誤用の説明であるとするのだろうが、はたして語句の切り方がこれで良いかなと、いよいよ日本語が分からなくなってしまった読み取り方になってきたということで、日本語の漢字の文字列を文法に照らして理解することができなくなってきたのは大問題題なのだ、これはふつうに読めば、テロ対策 と、警戒実施中 をそれぞれ読み取ることになり、テロ対策を実施中、その警戒を実施しているとわかるが、これをいわば、テロに対する策を警戒するとは、読まないし、読めないのであるが、案の定、そう読んでいるので、せめて テロの対策のために警戒を実施している と読んで、実施の内容が警戒であるコト、警戒を実施中、そしてその警戒とはテロについて対策することを内容とする、テロ対策、となるはずだ。テロの策に対して警戒するとするテロ実行犯側に立った解釈をする、テロ対策が望ましくないこととなる理解は決してできない看板である。このコラムの同語反復というとらえかたは、解説にいつも矛盾をきたす説明である。 . . . 本文を読む

主題は文章にある  日本語の文法について  その12

2013-04-29 | 日本語文法
主題は文章にある  日本語の文法について  その12   象は鼻が長い という文は文章の構造を持つ文である。文章の謂いは文が複数あるということ、文を超える日本語の文法単位である。象は~ことです  鼻が長い  この二つが組み合わさったととらえるのがよい。*象が鼻が長い となれば二つの主格があって形容詞述語一つに関係するので文としては認められない。象が長い とは言わないだろう。 文章の主題は文章がそれについて述べようとするものである。いくつかの文が連なっているとその文の意味内容はいくつかの文のまとまりとなって文章となり、その文章の内容を脈絡として作り出す。文章から文を切り取ることによってそれを単位として文を見ることになるが、主題主語の表れる文はいわば重文また複文の構造を示すことが多い。 . . . 本文を読む

2時間で何千枚の落ち葉拾い

2013-04-28 | 本を読みました
自分探しと楽しさについて  集英社新書0580C 2011年2月22日 森 博嗣  トータルで約12時間で書き上げた本だと、あとがきで述べている。執筆期間は7日間、日割りをして、日に2時間弱の、正確には1.7時間だから日に100分ほどの作業と言うことらしい。新書を3冊書いたら相談メールがたくさん来てほかっても置けないから書いたそうだ。それを3時間かからないで読んでしまったので、そんな程度かと、筆者の言に沿って正直思うところだ。一人楽しみはほかの人に語らない方がいいと言っているので、この執筆作業もこう言ってしまうと時間量による結果となって、ほとんど主張が見つからない。これはこの人のスタイルだから仕方がない。自分、楽しさ、社会、思いつくままに書いたそうで、それで足りないから、ぶらりとどこかへ行こう、付け加えたことのようだ。とくに引き合いに出すようなことではないけれど、仕事はするから金をくれと言わんばかりの話だ。公務員を辞めて物書きになったとあったので、収入と支出の計算は確かなんだろう。この本に書かれていることで役に立つのは落ち葉拾いの作業を時間と量で示したことぐらいか、それもなにごとにおいてか、そんなことをしたのかを知ることがこの人を知ることになる。箴言を書くといいのにと思うが、そこまではいかないか・・・ . . . 本文を読む

リンカーンを観た

2013-04-28 | 映画を見ました
リンカーン Lincoln 初公開: 2012年11月 8日 (アメリカ合衆国) 監督: スティーヴン・スピルバーグ 上映時間: 150分 DVD発売日: 2013年3月26日 (アメリカ合衆国) 脚本: ドリス・カーンズ・グッドウィン, トニー・クシュナー, ジョン・ローガン  出演者  ダニエル・デイ=ルイス  サリー・フィールド  トミー・リー・ジョーンズ  ジョゼフ・ゴードン=レヴィッ...  デヴィッド・ストラザーン  映画鑑賞は109笹島、12時に始まるということで、15時までも。映画監督の政策意図がよくでていたので、わかりよかった。全編、大統領の苦悩を描き出す。南北戦争の勝利と奴隷制の修正憲法をともに手にすることがあるか。その可能性に賭ける駆け引きだ。主演男優の演技がだんだんと観るものをしてひきつけていく。背がひときわ高いんだけれど、少し前向きの姿は変わらず大統領を演じていた。面白かったのは大統領の家庭事情で修正法案を通すのはまるで妻の脅しにあったかのような描き方だ。 . . . 本文を読む

主権が在民か、国民よ

2013-04-28 | 日記
主権回復の日だそうだ。そうだ、と言うのは記念日にしようとするからだ。その根拠は何にあるか。一方で屈辱の日だとするから、記念日であってもなくても、この矛盾は何か。回復するとは元に戻るから主権はもとの主権があるのかとなる。屈辱だとするなら、もとのままの主権がそれでいいのかともなる。そこで語られるのは、レイシ―ズの兆候で歴史的経緯の教育を行わなかったことと植民地支配の事実認識をしてこなかった日本の状況となるので、この論議は方向が3つに向かい、それぞれが収束しないでいる。昭和の日を前に、その日の前、4月28日はサンフランシスコ講和条約発効の日、日米安全保障条約発効の日である。因縁めくこの連日に考えることは国民の責務である。何を考えるか。国を標榜する我が国は、那であり、郷である。主権を失ったのは誰かということが憲法に明記されて回復したのであればそれを意識しなければならない。 . . . 本文を読む

110 付属語、ない

2013-04-28 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 685  子どもが一歳にもなっていなく を、例題にしている。この例題は なっていなくて と言えるのに、なっていなく と言えないのは、なぜかというようなことらしいが、ない の独立性がないことを理由にしている解説だ。なぜ、独立性がないのか、その説明はない。ただし書きのように、動いておらず と言えて、動いていなく が言いにくいのは不思議だ とコラムを結んでいるから、何を話題にしているかもよくわからない。国語の打消しの助動詞のことならば、いなく を、いる いない と分析すれば、この ない が打消しの助動詞であるとわかる。ひまがなく と言うときの なく は、もともと、ない という形容詞であるので、なく という使い方がある。このときに、形容詞を打ち消す場合に、楽しい 楽しくなく とするか、楽しくなくて とするかで揺れることはあるが、形容詞性が働ければ、いずれの言い方もできる。 . . . 本文を読む

主題の議論  日本語の文法について  その11

2013-04-28 | 日本語文法
主題の議論  日本語の文法について  その11 主題を持つ文は、主語主題の文章である。主格で示す文は主語主格の文である。したがって主語は文章にあり文にある。象は耳が大きい という文は、象、耳、大きいよ 象は耳が大きいことだ 象は耳がおおきいです という情報を持つ文章をあらわし、それを端的に感覚として表現したのである。文の構文は、 ~が形容詞述語 と、~は名詞述語 。 これに対して、「『象は鼻が長い』、のように、『主語‐述語』の代わりに『題目‐述部』と捉えるべき文が非常に多いことを考えると、日本語の文にはそもそも主語は必須でないという見方も成り立つ」フリー百科事典ウイキペディアより。とする説明があって、以下、その記述を批判する。この説明の骨子は主語が必要でない見方があるということである。 . . . 本文を読む