一平のペンとギター

僕らしい小説を書き、僕らしい歌をうたう、ぞ♪、ペンとギターの一平です。ギター弾き語りと小説書きの二刀流。

「不要不急」

2020-04-22 19:30:42 | Weblog

 本当に、お久しぶりです。

気づいたら、「新年の挨拶」以来、ブログを、休筆していました。

もう、4月も下旬。

近所の公園の桜の花も散って、若葉が、みずみずしい、

いよいよ、新緑の季節です。

 去年と変わらない風景です。

が、

 横浜が、東京が、日本が、世界が、大変なことになっています。

コロナウイルス。

ここ3か月、毎日、新聞、テレビの報道は、

日本の、世界の、感染者数と、死者数を報じています。

僕が生まれた75年前までの4年間の第2次世界大戦、以来の、

それ以来の、世界的規模の、ウイルス戦争、です。

 100年前は、ヨーロッパで、ペストが流行、

何百万人もの死者が出ました。

カミユという作家が、「ペスト」とい小説を、発表しました。

 150数年前の江戸時代末期、

アメリカのミシシッピー号が日本に寄港しました。

船員が、江戸の町を闊歩しました。

やがて、江戸の庶民が、コロコロと、死んでゆきました。

皆、コロコロ病だ、と恐れました。なんと8万人が死にました。

後になって、わかったのですが、

コレラ、だったそうです。

今の、コロナウイルス、と同じ、正体不明の疫病に、江戸庶民は、

右往左往したでしょう。

  

  さて、 

 あなたは、毎日、どんな生活ぶり、ですか。

 この「非常事態宣言」下で。

人に会わない。外出を控える。家にこもる。

不要不急の外出や、面会は、控える。

それぞれの立場や年齢で、それぞれの悩み、苦痛、不安、が、あるでしょう。

 

 僕は、これまでの生活と、あまり変わらないのです。

19年前、教師を辞めてから、は、不要不急のこと以外は、控えてきました。

「書く」「ギター弾き語る」以外のことは、すべて、

不要不急のこと、にしていたのでした。

 すべて、といっても、町民としての、国民としての、基本的義務役割は、

不要不急のこと、とはしませんでした。

先人たちが築いてきた民主主義の精神、自治の精神は、実践しよう、と

してきました。

今になって、気づかされたことは、不要不急のことを、俺は、していた!

ということでした。

仙人とか雲水という、生き方があります。

 が、その片鱗を、今いるところで、実践したい、

と漠然とあこがれていたのかも、しれません。

 ≪雲が流れるように、水が、高き所から低き所へ流れ落ちるるように、

  このわが身も、わが命も、そう、ありたい≫

 と。

 

 なので、僕の、この3か月余りの生活は、

それまでと、あまり変わらないのです。

 

 ただ、変わったことが、一つあります。

それは、ここ10年ほど、毎月3-5回、どこかで、

ギター弾き語りで出演してきました。

特養老人ホーム、障碍者施設、銭湯、お店、などで。

 が、

1月2月は、お店での出演、だけ。3月4月は、出演ゼロ♪

4か月、ほとんど、人様の前で、歌っていません。

 ずっと、走り、いや、歩き続けてきた足を、止めることになりました。

 

 プロの歌手の方は、収入が絶たれるので、これは、大変でしょう。

が、僕は、ボランテイア歌手なので、

もともと、金稼ぎ、が目当てではないので、

その点は、以前と変わらないのです。

謝礼は頂くところもありましたが、機材運搬に使うタクシー代に当てていました。

収支トントン、でした。

 生活費は、年金です。

妻と二人、細々と、質素な暮らしです。

ただ、「書く」「ギター弾き語る」、この二つ、をするために、

衣食住、最低限の暮らしができれば、よし、として、

ここ15年、余命を生きてきました。

 

 今朝の朝日新聞の、「声」欄に、こんな投稿文を見つけました。

    ―――≪わが人生 不要不急の積み重ね?≫

                 NPO法人役員 吉見満雄 鹿児島県83歳 ―――

 

 ああ、僕と同じことを感じている方が、おられた!と思いました。

 

日本が、世界が、今、大きな曲がり角にいる、ことに間違いない、と思います。

第2次世界大戦以来の。

連休明け、が一つのめど、かもしれません。日本は。

しかし、これから、人類は、どう、生きる方法を構築して行くのか。

3年先、そして、5年先、さらに、10年先、を、この目で、見守りたいと思います。

ペンとギターで、僕が、できることを見つけて、歩みたい、と思います。

 

 この、世界中が、不要不急の外出自粛の時、

僕は、読みかけて途中で中断していた小説「沈黙」(遠藤周作)

を、読み切りました

ーーー「踏むがいい、踏むがいい。私は、踏まれるために、ここにいるのだ。踏むがいい」

 と、いうイエスの声を聴いた、ロドリゴ司祭。----

僕が、心に残った、最後のシーンでした。

 

 では、また、投稿します。

 See you 。再会(サイチェン) アウフビーターゼン。

 

 

  

    

 

 

 

              

 

                                                             

 

 

 

コメント (3)
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お知らせ♪

一平のギター弾き語り。 日時・場所など。  2015年9月19日(土)2:00-4:00pm ふれあいコンサート・ギター弾き語りライブ・相鉄線星川駅下車徒歩3分。保土ヶ谷区役所前。「クレヨン」2:00-4:00pm ゲスト:アルトサックス奏者:おすぎ君 初秋の人生の歌など♪