ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「家畜も人間も、風邪をひかない冬の健康は、酵素食品、自然パワー」

2022-11-04 09:22:24 | 日記
冬期の飼養管理の要点は温度管理にあると考えられる。豚の疾病の原因として、伝染病以外は気温の差が大きく左右している。豚病の80%は呼吸器病であり、人間と同様に”風邪は万病の素”なのである。ただし、最近の豚呼吸器病はそう単純ではなく、複合的疾病が多く見られるのが特徴と言える。 近年、と言っても10年ほど前から、人畜を問わず、”耐性”の問題が指摘されるようになり、国は薬剤耐性菌について監視する研究班を設置することとなった。抗生物質が効きにくい耐性菌の出現は、各地の医療現場で深刻な問題になっている。 豚の場合も、肺炎が発病すると肺炎菌の周囲に溶血性連鎖球菌が一種のバリアを形成し、肺炎菌を守る形を示すことが認められている。普通の考えでは、薬剤に対して病原菌が耐性をもつと思われるが、現象としてみられるのは病原菌の周囲にある溶連菌の作用で、これも抗生物質によって溶連菌のタイプも異なることが報告されている。 O157から口蹄疫など、毎年のように新しい病気が話題になり、現実問題となっている。そして人間の食生活に大変な脅威を与えている。食中毒防止のための食品管理システムとして、危害分析重要管理点(HACCP)導入の気運が高まっている今日である。 豚疾病の評価は、経営の成功か失敗かで決まる。先日、ある雑誌で掲載された養豚家の声として、「もし、私の農場で口蹄疫が発生したら、もう再建は不能でしょう。」という話があった。 豚の場合、家畜のなかで一番経営を脅かす感染症は一つではない。それを予防するには、疫学的な検討が不可欠である。 飼養管理が被害の程度を左右する。①ワクチン接種プログラムの作成、②飼料は良いものを与え、やたらと変えない、③春秋二回の豚舎周辺の石灰散布(坪五kg)、の三本柱を飼養管理の幹としていただきたい。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、機能性の高い環境負荷軽減、疾病予防、生産性としての飼料効率の向上、増体のスピ-ド、上物率の高さが、その効果を示してくれる。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、一疾病の予防や発症阻止だけでなく、養豚経営の総合的効果を引き出してくれる酵素食品である。環境問題でも、悪臭が激減し、ハエがいなくなる。汚水処理で利用すると、BOD、COD、SS等が、国の基準の三分の一以下、大腸菌はほとんどゼロ(例・3400→4)になる。 そのほか、応用としてイネ科作物を原料としたサイロ作りに添加すると、エンシレ-ジのでき具合が良く、発酵し、乳牛をはじめ他の家畜の嗜好性も良いと、個人経営者や私の母校である日本大学生物資源科学部農場などで数年来、好評を得ている。 前にもお知らせしたとおり、人間用としての資格を得てから、人間用としての商品を開発した。名称は「ベルフィ-ユ」とし、錠剤。主として便秘に卓越ありで、とくに女性層を中心に、ゴ-ルデンエ-ス同様、着実に需要が伸びている。風邪を引きにくい、疲れない、生理痛が治まった、二日酔いしない、ダイエットできた、等々、実例の報告が続々と寄せられる。 皆さん続けて使用されているのも、薬品とは違う自然な効果を評価して頂きたいと考えている。効果をあせる人にはお奨めできない商品である。

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