ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「自然科学の力を現代病と闘武器に」 

2021-05-25 10:20:25 | 日記
気温の乱高下症候群というような安定しない状況が続いております。初夏の気温になったと思うと3月上旬の気温になってしまうといった様子です。このような気温差のあるときは、豚が肺炎にかかりやすいと注意して下さい。 それもこれも、豚舎環境が重要となります。疫学的に整備されていないと、肺炎から合併症を引き起こしてしまうなど、ほかの疾病を呼び込んでしまいます。いずれも感染症です。 まず第一に、石灰散布坪当たり5kg、アルカリ性の消毒剤使用。豚房内は3%苛性ソ-ダ液の散布、側壁や柱部は床から1.6mの高さまで塗抹することも重要なポイントです。 約20年前は、全国で養豚農業を経営する人々が6万戸くらいありました。20年経った現在、6000戸くらいになっています。少なくなって目立つのです。豚がいると、臭い、汚いイメ-ジで見られてしまいます。 悪臭とふん尿処理は、経営を圧迫する原因の1つです。豚の体外に排せつされてから、あの手この手を打っても間に合いません。やはり、豚の腹の中で、消化吸収により物理的・化学的に処理することが第一です。 よく乳酸菌の活性化する効果などといわれていますが、ほとんどの菌の作用は一過性で短時間です。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの特徴は、腸内細菌叢の活性化はもとより、腸内に定着し、持続的な働きで体内の各機能作用を高めます。免疫賦活の増進で抗病力が高まり、肺炎をはじめとする呼吸器病の発生を防ぎます。当然、ヘルペス様疾病の発生も防ぎます。いわゆる「発病しない」ことです。 また、ホルモン分泌にも働き、年間1腹24頭以上の繁殖成績を示し、肉豚出荷も同頭の育成を示ます。肉豚出荷頭数で育成率とします。 腸内での消化メカニズムの中で、タンパク質をアミノ酸に消化して完全に近く吸収するので、悪臭のもととなるアンモニア態窒素がなくなるのです。 臭いの元は、「もと」から断ち切れというわけです。臭いものにフタ式では遅いのです。浄化処置にしても、余分なアンモニア態窒素がないので結果が良く、BOD、COD、SSなどの数値が低いのは当然となります。 5月29日から、農産物、食物類野菜、畜肉類に対して新しい法律が施行されました。ポジティブリスト制度というものです。動物用医薬品の使い方の変更もあり、残留農薬基準が新設された飼料も含まれるとのことです。 食品中の農薬、飼料添加物、動物用医薬品の合計799成分で基準され、残留基準値が設定されていないものに対しては、0.01ppmの一律基準値が適用されます。基準値を超えた物は、原則として流通が禁止されます。 畜産分野では、乳、肉、卵の生鮮品が対象となります。抗生物質や抗菌剤などの動物用医薬品で疾病を治す時代ではなく、予防は当たり前で疫学的な考えが必要な時代になったのです。 安心、安全、おいしい乳、肉、卵の生産の必須条件は、30年の歴史と実績を示しております。

「疫学的な考えを持って、養豚経営を」

2021-05-24 09:11:30 | 日記
気温の乱高下症候群というような安定しない状況が続いております。初夏の気温になったと思うと3月上旬の気温になってしまうといった様子です。このような気温差のあるときは、豚が肺炎にかかりやすいと注意して下さい。 それもこれも、豚舎環境が重要となります。疫学的に整備されていないと、肺炎から合併症を引き起こしてしまうなど、ほかの疾病を呼び込んでしまいます。いずれも感染症です。 まず第一に、石灰散布坪当たり5kg、アルカリ性の消毒剤使用。豚房内は3%苛性ソ-ダ液の散布、側壁や柱部は床から1.6mの高さまで塗抹することも重要なポイントです。 約20年前は、全国で養豚農業を経営する人々が6万戸くらいありました。20年経った現在、6000戸くらいになっています。少なくなって目立つのです。豚がいると、臭い、汚いイメ-ジで見られてしまいます。 悪臭とふん尿処理は、経営を圧迫する原因の1つです。豚の体外に排せつされてから、あの手この手を打っても間に合いません。やはり、豚の腹の中で、消化吸収により物理的・化学的に処理することが第一です。 よく乳酸菌の活性化する効果などといわれていますが、ほとんどの菌の作用は一過性で短時間です。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの特徴は、腸内細菌叢の活性化はもとより、腸内に定着し、持続的な働きで体内の各機能作用を高めます。免疫賦活の増進で抗病力が高まり、肺炎をはじめとする呼吸器病の発生を防ぎます。当然、ヘルペス様疾病の発生も防ぎます。いわゆる「発病しない」ことです。 また、ホルモン分泌にも働き、年間1腹24頭以上の繁殖成績を示し、肉豚出荷も同頭の育成を示ます。肉豚出荷頭数で育成率とします。 腸内での消化メカニズムの中で、タンパク質をアミノ酸に消化して完全に近く吸収するので、悪臭のもととなるアンモニア態窒素がなくなるのです。 臭いの元は、「もと」から断ち切れというわけです。臭いものにフタ式では遅いのです。浄化処置にしても、余分なアンモニア態窒素がないので結果が良く、BOD、COD、SSなどの数値が低いのは当然となります。 5月29日から、農産物、食物類野菜、畜肉類に対して新しい法律が施行されました。ポジティブリスト制度というものです。動物用医薬品の使い方の変更もあり、残留農薬基準が新設された飼料も含まれるとのことです。 食品中の農薬、飼料添加物、動物用医薬品の合計799成分で基準され、残留基準値が設定されていないものに対しては、0.01ppmの一律基準値が適用されます。基準値を超えた物は、原則として流通が禁止されます。 畜産分野では、乳、肉、卵の生鮮品が対象となります。抗生物質や抗菌剤などの動物用医薬品で疾病を治す時代ではなく、予防は当たり前で疫学的な考えが必要な時代になったのです。 安心、安全、おいしい乳、肉、卵の生産の必須条件は、30年の歴史と実績を示しております。

「おいしい豚肉づくりは、健康な豚づくりから」

2021-05-14 09:13:13 | 日記
 養豚農業経営とは、家族労働経営であると、今までいわれてきました。いかなる事態にも対応し持ちこたえることができることが前提と考えられるからです。飼養管理でも経営者が自分の目で確認し、速やかに対処できるのが第一のメリットです。 経営資本の管理と労務管理が、大型経営の鍵といえます。このところの倒産経営の状態を見ると、億単位も2ケタがあります。資本拠出の不釣合な労務管理のまずさが目につきます。 昭和40年ごろ、全国に35万戸あった養豚家が、38年目を経た今年は6000戸にまで減少したと言われています。 日本周辺では各種伝染病が発生しており、ワラの輸入もできなくなりました。こうした状況から疫学的に見ても警戒が必要です。 豚コレラワクチンも完全ゼロの方針となりました。更に、家畜に対しての抗生物質類の投与は、耐性菌の出現を促し人間の抗病生活を脅かすなど、次から次へと衛生的体制を指摘されています。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、腸内細菌叢に変化と活力をもたらし、豚が持つ免疫賦活作用を高めて持続します。とくに、感染症の発病に対して意味があります。 繁殖関係においても効果を発揮し、発情再帰が鮮明となり、産子数の増加が認められます。年間一腹24頭の肉豚出荷をもって育成率と言えます。当然肉類の上物を含めてです。 豚の生理的作用に必要な酵素食品を与えて、養豚場全部を菌で包むことにより、外部からの雑菌を寄せ付けなくする。それが目に見えないが、SPFの環境になると認識してます。これは、疫学的環境整備の原点といえます。さらに、抗体価が5~10倍アップし、抗病力を示します。 10月の豚舎の環境は、悪臭が強く感じられ、陽だまりなどではハエがうるさく感じられます。悪臭やハエがいるところは、得てして経営的にも儲けが少なく、将来の展望は明るくありません。来年の準備の為にも、足もとをじゅくり見る時期なのです。 8月の種付けも無事終了して、妊娠中期となります。繁殖豚の胎児の発育についてよく考えて、飼料の内容や給与量について一考するときです。 飼料については、購入飼料だけでなく、豚が生理的に求めているイネ科牧草を活用することも一つの方法です。繁殖豚や肉豚70kg体重以上に対し、麦刈りやエンシレ-ジなどを考えて実行する秋といえます。 肥料は、溶リンを忘れないのがコツです。しかし、これらも納得できるものができるまで、4~5年はかかるでしょう。 病気の予防には、未病という言葉があります。今健康であってても、未来には病気がくるものとして防ぐことが重要です。 生き物には、飼料が大切です。自給飼料については、残さだけではなく、栽培するという方法も考慮することが必要です。 現代を確実に取り組みながら、それて将来の展望をしっかり持つことが求められているのです。

「10月の作業から経営改善を考える」

2021-05-10 09:34:35 | 日記
養豚農業経営とは、家族労働経営であると、今までいわれてきました。いかなる事態にも対応し持ちこたえることができることが前提と考えられるからです。飼養管理でも経営者が自分の目で確認し、速やかに対処できるのが第一のメリットです。 経営資本の管理と労務管理が、大型経営の鍵といえます。このところの倒産経営の状態を見ると、億単位も2ケタがあります。資本拠出の不釣合な労務管理のまずさが目につきます。 昭和40年ごろ、全国に35万戸あった養豚家が、38年目を経た今年は6000戸にまで減少したと言われています。 日本周辺では各種伝染病が発生しており、ワラの輸入もできなくなりました。こうした状況から疫学的に見ても警戒が必要です。 豚コレラワクチンも完全ゼロの方針となりました。更に、家畜に対しての抗生物質類の投与は、耐性菌の出現を促し人間の抗病生活を脅かすなど、次から次へと衛生的体制を指摘されています。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、腸内細菌叢に変化と活力をもたらし、豚が持つ免疫賦活作用を高めて持続します。とくに、感染症の発病に対して意味があります。 繁殖関係においても効果を発揮し、発情再帰が鮮明となり、産子数の増加が認められます。年間一腹24頭の肉豚出荷をもって育成率と言えます。当然肉類の上物を含めてです。 豚の生理的作用に必要な酵素食品を与えて、養豚場全部を菌で包むことにより、外部からの雑菌を寄せ付けなくする。それが目に見えないが、SPFの環境になると認識してます。これは、疫学的環境整備の原点といえます。さらに、抗体価が5~10倍アップし、抗病力を示します。 10月の豚舎の環境は、悪臭が強く感じられ、陽だまりなどではハエがうるさく感じられます。悪臭やハエがいるところは、得てして経営的にも儲けが少なく、将来の展望は明るくありません。来年の準備の為にも、足もとをじゅくり見る時期なのです。 8月の種付けも無事終了して、妊娠中期となります。繁殖豚の胎児の発育についてよく考えて、飼料の内容や給与量について一考するときです。 飼料については、購入飼料だけでなく、豚が生理的に求めているイネ科牧草を活用することも一つの方法です。繁殖豚や肉豚70kg体重以上に対し、麦刈りやエンシレ-ジなどを考えて実行する秋といえます。 肥料は、溶リンを忘れないのがコツです。しかし、これらも納得できるものができるまで、4~5年はかかるでしょう。 病気の予防には、未病という言葉があります。今健康であってても、未来には病気がくるものとして防ぐことが重要です。 生き物には、飼料が大切です。自給飼料については、残さだけではなく、栽培するという方法も考慮することが必要です。 現代を確実に取り組みながら、それて将来の展望をしっかり持つことが求められているのです。