ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「養豚環境の整備が、経営安定の原点」

2020-11-17 09:09:39 | 日記
活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの特徴を18年本誌に掲載してきました。第一に腸内細菌叢に変化が起こり、ふんの悪臭も消え、色もきれいになります。その変化は給与して5日目くらいから表れてきます。 体内の異常発酵がなくなり、正常な活動のため、消化吸収の仕組みが良く、栄養分やビタミンの摂取、特にタンパク質をアミノ酸に分解させる力は、その悪臭の消失度からもうががえます。疾病に対しての免疫賦活作用能力の強さというか、ワクチン接種後の免疫抗体が通常より10倍も上がることからも頼りになります。 ホルモン分泌にも極めて重要な役割を果たし、投与後、比較的早く認められるのが発情再帰で、ほとんどホルモン注射をしなくなります。 この2つが臨床的に表れる現象です。 当然、子豚の分娩頭数も増えます。育成も良く、年間一腹20頭以上24頭を肉豚として出荷することを指標とします。生理機能が発達するので、各疾病、肺炎が極端に減少します。またヘルペス様のオ-エスキ-病、ヘコヘコ病などの感染を防ぎ発病しないなど、疫学的にも広範囲と対する免疫賦活作用は力強いものです。従来、使用されてきた抗菌剤や抗生物質の使用が激減します。 環境整備が基本で、豚舎周辺は坪当たり5kgの石灰散布が必須条件です。これは6ヶ月ごと、年2回の義務とします。 豚舎内消毒として、石灰乳を塗布する。消毒薬は、ホルマリン類で造られた「グルタグリ-ン」が最適です。 養豚農業経営を安定した軌道に乗せる原点としての最少実行を記しました。 ひと頃流行した健康食品、機能性食品、○○サプリメントなどは一種のファッションのような浅さを感じます。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スはそのような者ではなく、腸内細菌叢に定着し独自の腸内消化のメカニズムを強力に果たしてくれます。 豚舎の周辺に悪臭がただよって、ハエが群がっているようでは養豚経営もあったものではありません。 デフレ傾向の今日、食品の残物が多種多様に流出しています。これらの利用は手に入るからではなく、その原材料の成分を見極めて消化して、その効果を利用することも安定経営の鍵といえます。 今年の夏も例のない暑さで、畜産にもかなりの被害が出ました。 肥育豚は飼料の食いが悪くなり、出荷予定が立たず、大変に遅れたようです。エルニ-ニョ現象との予想を真に受け、冷夏と思っていたのにこれもまた狂ってしまいました。 普通ならば、天高く馬肥ゆる秋の季節となりましたが、どうなるかこれも見極めなくてはなりません。 これからは、日中と朝夕の気温の差が大きくなります。 豚は温度に敏感です。飼養管理の原点を実行し、肺炎などを発生させないことです。

「連載100回目の言葉」

2020-11-16 09:21:48 | 日記
今年は地球環境の変化が季節よりやや早めに動いているのか、花の時期も農産物の成育も早めのような年です。エルニ-ニョ現象が発生したとの報道もあり、今年の夏は寒気が南下しやすく、気温の低さがあらわれる気配です。気温の差が大きく左右する時は、温度に敏感な豚はストレスのため、肺炎を発症したり、また繁殖が難しく、特に8月の種付けの結果がよくないようです。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、豚の健康調整に効果を見せてくれます。養豚経営の安定は繁殖成績と育成にかかっています。 一腹年間24頭以上、肉豚出荷で示すことを指標として、飼養管理を積み重ねることです。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、この事業を手伝ってくれます。この見逃さない活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの連載も今月で100回となり、18年以上継続しています。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スが、いかに普及されているかの実績です。豚が私達によびかけています。「私の乳を見てくれ、乳の数だけ分娩し育てる印だよ。」分娩回転率などと人間が勝手に決めないで、能力を引き出してほしいものです。配合飼料も高タンパク質は、消化分解され、アミノ酸となって体内に取り入れられて、それぞれの部門に働くのですが、それ以上のタンパク質はアミノ酸になりきれなず、アンモニア態窒素となって、体内で負の働きをするので唾液不足が生じ、体がアジド-シスとなり、抗病性が弱くなって、繁殖成績にも影響するのではと推測できます。これは臨床経験を通した私の意見であります。 近年またいわれている悪臭公害も関連しています。 養豚経営農家の近くへ行くと、悪臭がひどい農場もありますが、そのような農場は経営状態も悪く、豚の疾病も多発し、ひどいことをあらわしていると言えるでしょう。疫学的な環境整備は、やはりミミズがいないことです。 石灰を坪当たり5kg散布します。年2回とし、春・秋の彼岸を目安にします。消毒効果は約6ヶ月間です。消毒液はホルマリン系のグルタグリ-ンです。豚の生理的な能力を高める活性酵素食品ゴ-ルデンエ-ス。ワクチン接種のプログラムで免疫抗体をもたせます。現在の好豚価の時こそ、将来の経営安定のため、確実にやることです。 養豚経営のコツは、事故率を少なくすることが第一です。 養豚経営は、拓きながら進めていく事業と認識して、ますます精進されますよう連載100回の言葉とします。

「健康

2020-11-09 09:03:41 | 日記
今年も地球環境の変化が計り知れない様子を示しているようです。桜の花やほかの植物の花々が、時期を早めて咲いたこともその表れと認められます。平成9年から6年目を迎え、エルニ-ニョ現象が発生していると気象庁から発表されています。今年の夏は寒気が南下しやすく天候不順になるとの予測です。 特に、豚の生理機能が正常に働けるように飼養管理に気をつけて、繁殖成績を低下させないようにすることです。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、気温の差が大きくある時など、豚の健康管理に効果を示してくれます。繁殖雌豚には、年間を通して0.5%添加しています。種雄豚の乗駕欲が低下している時は、1日30g投与すると5日ほどで効果があります。 腸内細菌叢を活性化させ、消化吸収をよくし、それによって体力をつけて、豚の免疫賦活作用を高め、抗病性の強い体力を維持します。 そして繁殖計画を今から準備して、8月の種付けが悪く、繁殖も良くない結果が出ていることは知られています。 今年こそ、汚名返上したいものです。 悪臭問題や水質汚濁も豚の疾病と切り離せない関連があります。 豚舎周辺が異常に悪臭のあるところは、経営状態が良くないとも言われるのもうなずけます。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの添加によって豚の腸内細菌叢が変化し、ふんの色が変わり、悪臭もほとんどなくなります。肺炎などの疾病も認められなく、発情再帰がはっきりとわかることがその効果として表れるのが特徴と言えます。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、大豆を原料とし、食品衛生法に基づく菌種として麹菌、乳酸かん菌、乳酸球菌、パン酵母菌で作られており、(財)日本健康食品協会からも認められています。当然、人間にも食べられています。薬品ではなく、食品でありながら、その効果は驚くほどで、科学の奥の深さを知らされます。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを使用するのには、必須条件があります。豚舎周辺に坪当たり5kgの石灰散布をして、ミミズのいない環境にすることです。考え方として活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの菌が、活性化をさらに強くし、目には見えませんがその周辺を覆うのではないかと思います。そして、それが層を厚くし、ほかの雑菌を抑え、さらには病原菌なども封じるので病気が出ても発病しないなどの効果が認められます。 菌による防御膜ができて、一種の5P下の状態になっていると考えます。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スには、科学の力では及ばない科学の力を感じます。

「悪臭抑制には、環境改善が不可欠」

2020-11-06 09:46:35 | 日記
養豚農業経営の安定した継続をするには、豚の飼養管理の環境を疫学的に整備することが第一です。 ミミズのいない土壌にする。石灰を坪当たり5kg散布する。豚舎内の床面周囲の内側を床面より高さ160cm石灰乳を塗る。約6ヶ月持ちます。 さらに薬剤消毒をするなら、グルタグリ-ン(ホルマリン系)を使用すると、効果が上がります。 豚には、ワクチン接種の実施計画をつくり、そのプログラムで実施します。飼料は普通、配合飼料が利用されると考えています。現在、流通している配合飼料は、完全といってよいくらいの設計がされています。むしろ、よすぎるくらいです。豚がこれを完全に消化吸収するには健康で丈夫でないと、せっかくの飼料の成分を利用しきれないもったないことになります。例えば、ふんが臭いということは、飼料中のタンパク質がアンモニア態窒素の形であり、本来なら消化されてアミノ酸となって吸収され、ふんが悪臭にならないと認識して下さい。 大型種の豚配合飼料は高タンパク質、高カロリ-となってあり、消化吸収をよくするには腸内細菌叢の組成が大切です。単なる消化酵素では、一過性でその時だけの能力しかありません。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、腸内細菌叢を強化持続し、消化吸収をよくするだけでなく、代謝機能をよくして免疫賦活作用が働き、下痢の予防、肺炎を抑え、ヘルペス様疾病のオ-エスキ-病、PRRSなどが発病しない、または周囲で発症していても発症しないという実績が示されています。発情ホルモンにもその働きが認められ、離乳後発情再帰も4~5日と明確に示してくれます。 種雄豚の乗駕欲不振にも効果があり、当然、精子の活力・精子数の増加と産子数の年間一腹24頭の実績が認められています。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、いつも紹介していますが、薬品にない健康食品です。 東京農業大学:住之江研究所で発明特許をとったもので、糸状菌と酵素菌を併存させた濃厚飼料として作られたものです。原材料は大豆です。従来、糸状菌と酵素菌とを同一の原料を培養基として同時に繁殖させることは困難であり、不可能に近いとされていましたが、飼料中に酵素と酵母が併存することは、その飼料価値を高め、その相乗的作用により動物、特に幼稚動物の成長に優れた効果をもたらすころが、結果から明らかにされています。 豚の腸内細菌叢の強力化から栄養物の利用がむだなく、よって、年々問題となる悪臭問題も元から断ち切るので、よけいなマスキングなどの手間を必要としません。これからのハエの発生も問題でなく、汚水浄化もBOD、CODなど基準以下を示し、特にスカムや汚泥をつくらないなど自然作用の底力をみせてくれます。やはり、科学であります