ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「ミネラル酵素豚いかが?」

2014-07-31 09:03:53 | 日記
 低コストと省力化を図り、肉質のよい元気な豚を育てあげたいと模索した若き農業者。その経営の鍵が活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スだった。佐賀県武雄市 久保信幸さん JA武雄市管内 取材/浅見文夫
 繁殖率アップ悪臭ダウン「デ-タ-はうそをつかんけんね、ぶれもあまりなかけん」養豚農家・久保信幸さん(37才)は、そう言って去年の実績表を勢いよく取り出した。 母豚の年間平均出産回数が県平均の2.0回に対して2.3回、一腹当たりの正常産子数も県平均10頭に対して12.8頭。みごとに高い繁殖率をあげ、JA武雄市管内でもトップの成績を誇っているのである。 久保さんは、この好成績の要因を「やはり活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの使用しか考えられない」と言い切る。 導入したのは平成7年からだが、目に見える変化は繁殖率や育成の向上だけではなかった。当時、久保さんがなんとかしたいと思っていたのは、糞尿による悪臭の低減と抗生物質をできるだけ使わない養豚経営。それが、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを使い始めると悪臭はかなり緩和され、抗生物質も大幅に減らすことができたのだ。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの特徴は、原料の大豆を培養基とし、そこに併存する酵素と酵母の働きにより、飼料中のタンパク質をむだなく消化吸収させ、体内の代謝機能を活性化させるところにある。「糞の中に栄養分が残っているから悪臭の元になるのであって、それが体内で完全に消化吸収されれば臭いは減る。体質が強化され、健康で丈夫な豚になれば肉質もよくなる。たぶん、そういうことなんだろうと思います。」 休みのない経営を変えよう しかし、情報を得てすぐ活性酵素食品ゴ-デンエ-スを使い始めたわけではなかった。というのも、これに含まれる酵素の働きを機能させるためには、豚舎の内外をばい菌の少ないアルカリ性土壌に変える必要があったからだ。そのためには、豚舎の周辺に年2回、坪当たり5キロの石灰を散布、内部も同様に年2回水洗いして、アルカリ主体の消毒が必須条件だ。 ワクチン接種も条件だったが、久保さんがためらったのは消毒作業だった。露地野菜とミカン30ア-ル、米60ア-ルを栽培する父親が、朝1時間ほ手伝ってくれるが、あとはすべて久保さん一人の仕事。消毒する時間のゆとりがあるとはとても思えなかったのである。 最多では母豚80頭を含む9百頭近い数の豚の育成に追われた。畜舎と自宅ははなれているため、結婚するまでは畜舎わきの事務所に一人寝泊まりしての生活だった。「休みがないけん、ほんとうはあまりしたい仕事ではなかったですけど」と苦笑する久保さんだが、農業高校を卒業後、地元の大規模養豚農家で4年間研修して就農し、「始めたからには」と、ひたすら増頭の道を歩んできたのである。 7、8年前からは肉質をよくしたいと天然ミネラルを配合するようになった。5年前からは敷き料をおがくずから籾殻に転換した。ガスの吸収や殺菌効果を考えると、製材所から購入するほうがいい。しかし、価格が高い。安い籾殻を確保したほうがコストダウンにもつながり、堆肥としても利用できる。 今は手が回らないため、一次発酵したものを近隣の茶、タマネギ農家が引き取り、何年かねかして使っているとのことだが、より完全な堆肥化は、久保さんの将来への課題にもなっているのである。No2へ

「活性酵素飼料で豚多産化」佐賀新聞

2014-07-29 08:25:34 | 日記
 武雄市若木町の養豚農家久保信幸さん(36才)は、活性酵素食品で豚の多産化に成功。一回の分娩で、県平均三頭多い13頭弱の平均出産数に加え、高い離乳頭数を実現、経営効率アップにつなげている。昨年は県経済連の平均分娩頭数9.9頭に対し、久保さんの豚舎では12.8頭と、平均3頭多い実績をあげている。また、離乳頭数も高く、第9回県経済連豚肉経営技術奨励会の繁殖部門の優秀賞になった。 親豚と子豚合わせて約七百頭の一貫経営に取り組む久保さんは、平成7年、母豚に有益な酵素類や酵母を含む活性酵素食品を導入。酵素は、体内の消化や栄養効率を高め、発情再帰を確実にする効果があるという。 以来、高い分娩頭数を誇り、久保さんは「酵素に加え、健康管理や畜舎の環境管理に配慮した結果」と多産豚の飼育のコツを話し、「厳しい経営環境の肉豚経営だが、母豚回転率を高め、出荷頭数を増やすことで経営安定につなげたい」と話している。

「繁殖率上げ高品質な豚肉」

2014-07-25 05:35:03 | 日記
 佐賀県武雄市の養豚農家、久保信幸さん(当時36才)は、繁殖成績でJA武雄市管内のトップを誇る。年間平均で母豚の出産回数は2.3回、一腹当たり産子数も13頭と、いずれも県平均を上回る。繁殖率を上げ、質の高い肉を作るため、えさに活性酵素を加えるなどの工夫をしている。敷料にはおかくずより安いもみ殻を利用して、低コスト化を図る。管内の若手リ-ダ-としての期待も大きい。「技術改善や環境対策に力を入れて、健康でおいしい肉を消費者に提供したい」と意欲を燃やす。 久保さんは、農業高校を卒業後、同市内の大規模養豚農家で三年間研修して就農。スタ-トは母豚40頭で、年々増頭してきた。現在、母豚60頭、種豚4頭の一貫経営で、年間約千三百頭の肉豚を出荷。同JA養豚部会12人のうち、肉豚生産に取り組んむ9人で「若楠ポ-ク生産組合」を結成、統一ブランド「若楠ポ-ク」として売り出して入る。えさの工夫は、4、5年前から独自に取り組んできた。「従来の配合飼料に、大豆原料の活性酵素を混ぜて与えたところ、繁殖や子豚育成に良い効果が出た。悪臭もなくなった」と久保さん。酵素には、飼料中のたんぱく質の消化・吸収をよくして、ふんの悪臭を抑え、生理的な機能代謝を活性化させる働きもあるという。 母豚の出産回数は2.3回(県平均2.0回)となり、一腹当たり産子頭数も県平均10頭を上回る13頭に伸びた。悪臭防止にも役立っている。久保さんは「健康体になって産子数も増えてきた」と手ごたいを感じている。天然ミネラルも配合し、「臭みのない、おいしい肉に仕上がる」と自信を見せる。地元Aコ-プに足を運び、肉質チェックや、消費者の評価を聞くように努める。 同JA管内の養豚農家戸数はピ-ク時の十分一まで落ち込み、現在十二戸。高齢化や後継者不足に加え、養豚は固定費が大きいため、経営が厳しくなり飼養中止する農家が相次いだ。そんな中、久保さんは数少ない若手の後継者で、地域の期待も大きい。 同JAは「勉強家で、経営感覚にも優れている。若手農家、地域のけん引役として、管内の養豚を盛り上げててほしい」(畜産家)と期待している。

「繁殖豚の管理の見直しが種付け成功のポイント」

2014-07-23 08:43:35 | 日記
 新年は、豚の分娩期になる時期です。ただし、昨年8月の種付けが成功していればのことです。そして桜の花の咲く頃、豚肉の相場が一番よいいわゆる花見相場となるのが、昔から養豚農業経営者の励みとなっていました。 近年は一貫生産となって、計画的に技術的に年間平均したサイクルで動いています。しかし、自然の動きを変えることは、簡単にはいかない気がします。 まず、8月の種付け実態からみて、成功しているでしょうか。毎年、その失敗が繰り返されています。 今年こそ、今から準備して8月の種付けが成功するよう、飼養管理の面から各項目ごとに確認して、見直してみましょう。 繁殖雌豚の管理は、交配後2週間以内に飼料給与を2kgに減らします。これは受精用の胚の発育中止が産子数に影響します。交配後13~21日齢の間は、受精卵が着床する時期です。 分娩豚舎に移動する5日前に駆虫します。休息豚舎に日光が十分に入っていなければ16~18時間の点灯をします。数頭の雌豚を同時離乳し、オ-ルアウトを実施して群飼します。 なお、繁殖豚は離乳当日の24時間は、飼料と水を給与してはいけません。 離乳後は思い切って増し飼いし、フラッシングを行います。分娩時の子豚体重が15kg以上であること。マクロビン、鉄剤を3日目に投与すること。28日離乳時の体重が7.5kg以上であること。離乳時子豚生存率が年間平均96%以上であること。離乳後6日種付けが年間90%以上であること。生後60日齢の体重が22kg以上であること。繁殖豚の飼養管理面で確認のポイントを書きましたが、育成も含めてみて下さい。 分娩後の飼料給与の例を以下に示します。なお、分娩日は給与しません。2日目は1kg、3日目2kg、4日目は3kg、経産豚は5~7日以降7kgを限度として不断給与します。 養豚関係の活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの効果を与えた投与方法としては、投与開始2%添加10日間、その後は0.5%添加を年間継続します。投与後5日目で、ふんの悪臭が著しく減少しました。離乳後の発情再帰が5~6日と安定し、産子数が10頭以上と増えました。豚の病気、特に肺炎症状が激減し、薬品代の大幅な無駄が省けました。そして、ワクチン効果も確実に認められています。さらに、飼料切り替え時のストレスがなく、人工乳の食らいつきが良くなります。 種雄豚の乗駕欲不全、または種付けの多回交配による精液活力不足などは1日50kg投与で3~5日添加で正常に戻ります。 離乳後の発育不良子豚(ジャミ豚)も3%添加で回復し正常に戻ります。以上が養豚経営農家からの報告です。

「疫学的な考え方を用いた豚の耐病性強化」

2014-07-20 09:29:33 | 日記
 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-ス普及の際には、必ず環境整備をしてから使用することを条件にしています。これは疫学的考え方を認識していただくためです。昨年は、口蹄疫の問題がありました。今度は狂牛病が大きな問題を提起しています。 豚の疾病も豚コレラ、豚丹毒、胃腸炎などがありますが、ワクチン接種によって防ぐ方法が、通常なされています。 実施にあたっては、疾病・事故・健康状態について地域の集団を対象とした原因や、発生条件を統計的に明らかにして、疫学的にみることが大切です。伝染病の研究から始まり、公害や災害などの問題が対象とされていますが、その起源ギリシャのヒポクラテスの時代までさかのぼるのです。疫学研究でよく知られているイギリスの疫学者ジョン・スノ-の研究である「コレラの出播様式の解明」(1855年)があります。 その昔、コレラが大流行した時に、病人がいる家を地図で塗りつぶしたところ、特定の井戸を使っていることが発見され、病気が広がるのを食い止めるのに役立ったのです。これはコレラ菌が発見される約30年前のことです。 現在、生活習慣病予防の指導に用いられている喫煙と肺ガンの関係や、食塩の摂取量と血圧の関係、豊富な食生活と摂取量から起こる糖尿病は、こうした疫学研究の結果といえるのです。HACCPの原点も疫学的見方がとわれるものです。 この一年、振り返ってみますと、天候もさほど大きな変化がなく、春夏秋冬と季節を示してくれました。 セ-フガ-ドによる豚価もまあまあで、一見平常のようですが、養豚農業経営者には一喜一憂するいろいろなことがあったと思います。 生まれる子豚の数が少ない。子豚の育成が安定しない。一腹の子豚育成が不揃いで気に入らないなど、結構あるものです。豚の生理的機能を十分に発揮させるのは、栄養です。飼料をむだなく、消化吸収させることです。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、豚の腸内細菌叢を活性させ、消化吸収をむだなく行って、栄養物を分解し、より吸収されやすく、体内の各器官に届くようにし、そこから起きる物質代謝を高めます。当然、各機能作用を活性化させて、第一に免疫賦活作用を活性化してワクチン接種後の抗体価を上げ、耐病性の強化を示し、肺炎などの事故を防ぐことを初めとし、豚における各疾病の発見を見事に防除します。また離乳後の発情再帰も、はっきりと数日で種付け実施と、子豚の生産数の増加がみられることは、すでに知られている通りです。 豚の自然と持っているよいところがでるので、安心して生産計画が立てられるのが、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの20年来の実績です。