ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「ミネラル酵素豚はいかが!」

2020-10-30 09:33:46 | 日記
低コストと省力化を図り、肉質のよい元気な豚を育てあげたいと模索した若き農業者。その経営の鍵が活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スだった。佐賀県武雄市 久保信幸さん JA武雄市管内 取材/浅見文夫
 繁殖率アップ悪臭ダウン「デ-タ-はうそをつかんけんね、ぶれもあまりなかけん」養豚農家・久保信幸さん(37才)は、そう言って去年の実績表を勢いよく取り出した。 母豚の年間平均出産回数が県平均の2.0回に対して2.3回、一腹当たりの正常産子数も県平均10頭に対して12.8頭。みごとに高い繁殖率をあげ、JA武雄市管内でもトップの成績を誇っているのである。 久保さんは、この好成績の要因を「やはり活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの使用しか考えられない」と言い切る。 導入したのは平成7年からだが、目に見える変化は繁殖率や育成の向上だけではなかった。当時、久保さんがなんとかしたいと思っていたのは、糞尿による悪臭の低減と抗生物質をできるだけ使わない養豚経営。それが、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを使い始めると悪臭はかなり緩和され、抗生物質も大幅に減らすことができたのだ。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの特徴は、原料の大豆を培養基とし、そこに併存する酵素と酵母の働きにより、飼料中のタンパク質をむだなく消化吸収させ、体内の代謝機能を活性化させるところにある。「糞の中に栄養分が残っているから悪臭の元になるのであって、それが体内で完全に消化吸収されれば臭いは減る。体質が強化され、健康で丈夫な豚になれば肉質もよくなる。たぶん、そういうことなんだろうと思います。」 休みのない経営を変えよう しかし、情報を得てすぐ活性酵素食品ゴ-デンエ-スを使い始めたわけではなかった。というのも、これに含まれる酵素の働きを機能させるためには、豚舎の内外をばい菌の少ないアルカリ性土壌に変える必要があったからだ。そのためには、豚舎の周辺に年2回、坪当たり5キロの石灰を散布、内部も同様に年2回水洗いして、アルカリ主体の消毒が必須条件だ。 ワクチン接種も条件だったが、久保さんがためらったのは消毒作業だった。露地野菜とミカン30ア-ル、米60ア-ルを栽培する父親が、朝1時間ほ手伝ってくれるが、あとはすべて久保さん一人の仕事。消毒する時間のゆとりがあるとはとても思えなかったのである。 最多では母豚80頭を含む9百頭近い数の豚の育成に追われた。畜舎と自宅ははなれているため、結婚するまでは畜舎わきの事務所に一人寝泊まりしての生活だった。「休みがないけん、ほんとうはあまりしたい仕事ではなかったですけど」と苦笑する久保さんだが、農業高校を卒業後、地元の大規模養豚農家で4年間研修して就農し、「始めたからには」と、ひたすら増頭の道を歩んできたのである。 7、8年前からは肉質をよくしたいと天然ミネラルを配合するようになった。5年前からは敷き料をおがくずから籾殻に転換した。ガスの吸収や殺菌効果を考えると、製材所から購入するほうがいい。しかし、価格が高い。安い籾殻を確保したほうがコストダウンにもつながり、堆肥としても利用できる。 今は手が回らないため、一次発酵したものを近隣の茶、タマネギ農家が引き取り、何年かねかして使っているとのことだが、より完全な堆肥化は、久保さんの将来への課題にもなっているのである。No2へ

「繁殖率を上げて、高品質な豚肉を」

2020-10-23 08:44:09 | 日記
養豚経営の問題として、いつも疾病のことが出てきます。事故率を3%以内に抑えることが経営安定の指標といわれていますが、農作物でも同じようなことが示されているようです。 病害虫をいかに防ぐかが、鍵となります。豚が居るところでは豚に頼って生きる寄生虫、病原体が集まってくるのです。それが一定の年数を過ぎて、飽和状態になると、力を出て発病するのです。これは目に見えませんが、彼らの生活です。これを防ぎ、抑えるのが疫学的環境整備です。 よく私が書き続けていますが、ミミズのない豚舎周囲です。 ミミズが居るということは、酸性土壌です。当然、寄生虫も回虫、豚肺中など多くの種類とトキソプラズマやコレネバクテリアはもちろん、病原性の細菌、ウイルスなどが取り囲んでいると考えるべきです。石灰を坪当たり5kg散布する。豚舎内は床面から2mくらいの高さまで、石灰乳を塗る。これで約6ヶ月間効果があります。通路も同じように、石灰乳を使用、または3%の苛性ソ-ダ液の散布も同じような効果があります。そして、アルカリ性の基材を使用する。消毒薬は、私が実際に試験したヤシマ産業(株)のグルタグリ-ンが、最も効果が認められました。グルタグリ-ンは、私のところで北里大学と試験を行って、その結果を獣医学会に発表しています。環境整備はだいたい、こんなものです。 豚自身の体については、腸内細菌叢を強くし、飼料の消化吸収に無駄が生じず、ふんの悪臭がないようにすることが大切です。 悪臭があるということは、豚の抗病力または免疫力が弱いことを示していると考えて下さい。ワクチンを接種しても効果が認められない、肺炎になりやすい、そのほかの疾病の心配があるなどに付いても、悪臭がその原因と言っても過言ではありません。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは大豆100%を原料とし、酵母菌、乳酸菌、麹菌で造られ、酵素としてアミラ-ゼ、リパ-ゼ、酸性プロテア-ゼ、アルカリ性プロテア-ゼで構成されており、微生物として酵母菌、ビフィズス菌、乳酸かん菌、乳酸球菌が含まれています。 大豆を使用しているため、必須アミノ酸もサイアミンB1、リボフラビンB2、ビタミンB6とあります。 活性酵素食品ですから、人間の食品です。特徴としては腸内細菌叢に作用し、活性させる点でしょう。ふんの悪臭が著しく減少し、ふんの色もやや白っぽく変化してきます。体内の変化がふんの色やにおいの変化で表れると同時に、生理的状態の働きが起こり、免疫賦活作用の活性化でワクチン接種の抗体価が上がり、肺炎の疾病が減少します。抗生物質ゼロ、発情再帰もはっきりとし、離乳後4~5日で種付け、子数の多いことも、また育成が楽なことも報告されています。 ワクチン製剤会社も注目しており、ほかの疾病状況と比較しているこの頃です。疾病と薬品の知識に追われている豚飼いは、養豚農家にはなれません。

「家畜も人間も、風邪をひかない冬の健康は、酵素食品・自然パワー」

2020-10-09 09:36:23 | 日記
冬期の飼養管理の要点は温度管理にあると考えられる。豚の疾病の原因として、伝染病以外は気温の差が大きく左右している。豚病の80%は呼吸器病であり、人間と同様に”風邪は万病の素”なのである。ただし、最近の豚呼吸器病はそう単純ではなく、複合的疾病が多く見られるのが特徴と言える。 近年、と言っても10年ほど前から、人畜を問わず、”耐性”の問題が指摘されるようになり、国は薬剤耐性菌について監視する研究班を設置することとなった。抗生物質が効きにくい耐性菌の出現は、各地の医療現場で深刻な問題になっている。 豚の場合も、肺炎が発病すると肺炎菌の周囲に溶血性連鎖球菌が一種のバリアを形成し、肺炎菌を守る形を示すことが認められている。普通の考えでは、薬剤に対して病原菌が耐性をもつと思われるが、現象としてみられるのは病原菌の周囲にある溶連菌の作用で、これも抗生物質によって溶連菌のタイプも異なることが報告されている。 O157から口蹄疫など、毎年のように新しい病気が話題になり、現実問題となっている。そして人間の食生活に大変な脅威を与えている。食中毒防止のための食品管理システムとして、危害分析重要管理点(HACCP)導入の気運が高まっている今日である。 豚疾病の評価は、経営の成功か失敗かで決まる。先日、ある雑誌で掲載された養豚家の声として、「もし、私の農場で口蹄疫が発生したら、もう再建は不能でしょう。」という話があった。 豚の場合、家畜のなかで一番経営を脅かす感染症は一つではない。それを予防するには、疫学的な検討が不可欠である。 飼養管理が被害の程度を左右する。①ワクチン接種プログラムの作成、②飼料は良いものを与え、やたらと変えない、③春秋二回の豚舎周辺の石灰散布(坪五kg)、の三本柱を飼養管理の幹としていただきたい。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、機能性の高い環境負荷軽減、疾病予防、生産性としての飼料効率の向上、増体のスピ-ド、上物率の高さが、その効果を示してくれる。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、一疾病の予防や発症阻止だけでなく、養豚経営の総合的効果を引き出してくれる酵素食品である。環境問題でも、悪臭が激減し、ハエがいなくなる。汚水処理で利用すると、BOD、COD、SS等が、国の基準の三分の一以下、大腸菌はほとんどゼロ(例・3400→4)になる。 そのほか、応用としてイネ科作物を原料としたサイロ作りに添加すると、エンシレ-ジのでき具合が良く、発酵し、乳牛をはじめ他の家畜の嗜好性も良いと、個人経営者や私の母校である日本大学生物資源科学部農場などで数年来、好評を得ている。 前にもお知らせしたとおり、人間用としての資格を得てから、人間用としての商品を開発した。名称は「ベルフィ-ユ」とし、錠剤。主として便秘に卓越ありで、とくに女性層を中心に、ゴ-ルデンエ-ス同様、着実に需要が伸びている。風邪を引きにくい、疲れない、生理痛が治まった、二日酔いしない、ダイエットできた、等々、実例の報告が続々と寄せられる。 皆さん続けて使用されているのも、薬品とは違う自然な効果を評価して頂きたいと考えている。効果をあせる人にはお奨めできない商品である。

「ふんの悪臭の有無は、健康のバロメ-タ-」

2020-10-07 07:57:55 | 日記
養豚経営の問題として、いつも疾病のことが出てきます。事故率を3%以内に抑えることが経営安定の指標といわれていますが、農作物でも同じようなことが示されているようです。 病害虫をいかに防ぐかが、鍵となります。豚が居るところでは豚に頼って生きる寄生虫、病原体が集まってくるのです。それが一定の年数を過ぎて、飽和状態になると、力を出て発病するのです。これは目に見えませんが、彼らの生活です。これを防ぎ、抑えるのが疫学的環境整備です。 よく私が書き続けていますが、ミミズのない豚舎周囲です。 ミミズが居るということは、酸性土壌です。当然、寄生虫も回虫、豚肺中など多くの種類とトキソプラズマやコレネバクテリアはもちろん、病原性の細菌、ウイルスなどが取り囲んでいると考えるべきです。石灰を坪当たり5kg散布する。豚舎内は床面から2mくらいの高さまで、石灰乳を塗る。これで約6ヶ月間効果があります。通路も同じように、石灰乳を使用、または3%の苛性ソ-ダ液の散布も同じような効果があります。そして、アルカリ性の基材を使用する。消毒薬は、私が実際に試験したヤシマ産業(株)のグルタグリ-ンが、最も効果が認められました。グルタグリ-ンは、私のところで北里大学と試験を行って、その結果を獣医学会に発表しています。環境整備はだいたい、こんなものです。 豚自身の体については、腸内細菌叢を強くし、飼料の消化吸収に無駄が生じず、ふんの悪臭がないようにすることが大切です。 悪臭があるということは、豚の抗病力または免疫力が弱いことを示していると考えて下さい。ワクチンを接種しても効果が認められない、肺炎になりやすい、そのほかの疾病の心配があるなどに付いても、悪臭がその原因と言っても過言ではありません。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは大豆100%を原料とし、酵母菌、乳酸菌、麹菌で造られ、酵素としてアミラ-ゼ、リパ-ゼ、酸性プロテア-ゼ、アルカリ性プロテア-ゼで構成されており、微生物として酵母菌、ビフィズス菌、乳酸かん菌、乳酸球菌が含まれています。 大豆を使用しているため、必須アミノ酸もサイアミンB1、リボフラビンB2、ビタミンB6とあります。 活性酵素食品ですから、人間の食品です。特徴としては腸内細菌叢に作用し、活性させる点でしょう。ふんの悪臭が著しく減少し、ふんの色もやや白っぽく変化してきます。体内の変化がふんの色やにおいの変化で表れると同時に、生理的状態の働きが起こり、免疫賦活作用の活性化でワクチン接種の抗体価が上がり、肺炎の疾病が減少します。抗生物質ゼロ、発情再帰もはっきりとし、離乳後4~5日で種付け、子数の多いことも、また育成が楽なことも報告されています。 ワクチン製剤会社も注目しており、ほかの疾病状況と比較しているこの頃です。疾病と薬品の知識に追われている豚飼いは、養豚農家にはなれません。

「飼料を使いこなして、悪臭を元から断つことが大切」

2020-10-05 08:24:25 | 日記
今年の種付けが、養豚農業経営上昇のための指標となります。今年前半の豚価が上がったのは、昨年8月の種付けが悪かった結果との反省記事をみました。 今年も酷暑、炎暑と予想されています。 豚は、特に温度に敏感な家畜で、暑さも25℃が限界といえます。この状態が続くと、熱中症、熱射病となり、食欲が落ち、また飲水力も低下してしまいます。 酪農では、「水を食わせろ」という言葉があります。やはり、気温があがると、乳牛も豚と同じような症状となります。この場合、大きな家畜にはカブが水の替わりに給与されていますが、養豚ではカブの給与は難しいと考えられます。 さらに、アシド-シスという病気とみられます。これは、体液が酸性となる一種の中毒症です。 飼料に混ぜて重曹や砂糖を給与すると、正常に戻り、普通の生活態度になります。夏の分娩時にも同じようなことがみられます。 夏の暑さによる異常には、気を付けて、防暑対策を工夫することが大切です。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スには、暑さにも対応できる体力というか抵抗性が強く、温度のストレスにも負けないことが認められています。 繁殖雌豚の発情再帰もはっきりと示し、また種雄豚の働きの活発を促します。 色ものといわれるデュロックなどは、暑さに弱い体質です。そのため乗駕欲不振、精液不足や精虫の活力などに影響を受けやすいのですが、この状態を正常にします。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの働きは大変なもので、養豚経営の柱となり、そのことを年間一腹で24頭以上の肉豚出荷という実績で示してくれます。またワクチン接種における抗体価が約10倍を示します。 それにより、免疫賦活作用が活発となり、肺炎の発生も激減し、周囲に悪性の豚の発病が出ても発病しないなど、経営の安定の基礎を作ってくれます。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、飼料の消化吸収が強力なために、完全というほどまでに消化分解が可能です。 したがって、ふんの悪臭がこれまた激減します。いわゆる悪臭は元から切るということです。 いつもいっていることですが、飼料を使いこなすことです。ふんが臭いということは、飼料成分が多く残っている証拠です。 しかし、完全に消化吸収されれば、臭いはなくなると理解できます。 ただし、高タンパク質、高カロリ-の飼料は、豚の生理的機能では消化吸収は難しいと推測できます。 特にタンパク質の分解がアミノ酸まで分解されず、多くのタンパク質がアンモニア態窒素の形でふん中にあるので、悪臭の元になっていると考えます。 だからといって、消化剤や薬剤での処理では無理です。 豚の本来からある腸内細菌叢の活性を強力にする活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スが、エ-スとなります。腸内細菌叢の改革が鍵といえます。