大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の出来事 2月26日 琉球とキジムナー

2018-02-26 10:02:28 | B,日々の恐怖





  日々の出来事 2月26日 琉球とキジムナー





 今日は、薩摩藩が首里城を攻略した日です。(慶長14年2月26日)
徳川家康に始まる江戸幕府は、明と貿易するため、琉球を経由した間接貿易を考えました。
何故、琉球を経由した間接貿易を考えたかと言うと、当時、明は対等貿易を認めず、かと言って朝貢貿易では明へ服属を強いられたように見えるからです。
 そして、琉球へ間接貿易の承服を働きかけましたが、これを承諾することは江戸幕府への服属を意味すると考えた琉球王府は申し出を拒否しました。
そこで、江戸幕府は、1602年と1603年に琉球人が日本に漂着したのを送り返したのに お礼が来ないと難癖をつけ、徳川家康が島津家久に琉球への侵攻を命じます。
 二百年の平和が続いていた琉球は抵抗するすべも無く、島津軍は首里城に接近、琉球の尚寧王は和睦を申し入れ下城しました。
そして、薩摩藩主島津忠恒に伴われた尚寧王は徳川家康に謁見し、その後琉球に帰国、形式的には琉球王政は続いたのですが、実質は薩摩藩の服属国として幕藩体制に組み込まれて行きました。
これ以降、琉球は明と江戸幕府の両方の服属国として、苦しい立場に置かれました。












         キジムナー














☆今日の壺々話












   キジムナー(琉球の妖怪)






 沖縄にはキジムナーが住んでいます。
キジムナーは、大木を住家にしている木の精で、人間の子供と遊ぶのが大好きな優しい妖怪です。
 ある晴れた日、木の下で遊んでいる子供たちにキジムナーは声を掛けました。

「 俺って、タコを捕るのがうまいんだぜ。」
「 ホント、じゃ、捕りに行こうよ。」
「 うん、一緒に行こう!」

タコが捕れると言うので子供たちは大喜びです。
キジムナーと子供達は海にやって来ました。

「 よし、じゃ、タコも魚もいっぱい獲るぞ!」

 いよいよ漁の始まりです。
キジムナーは股間に大きな赤いタマキンがぶら下がっていますので、これを水中にふるわせると、魚たちは見たことのない物に好奇心を抱き、魚たちが近寄ってきた瞬間を捕まえると言う究極のキジムナー漁法を持っているのです。(すげ~!)
 そして、たくさんのタコや魚が獲れたので、子供たちはみんな大喜びです。
そのとき、突然、子供たちの内の一人がオナラをしました。

“ ぷ~!!”

キジムナーは、叫び声をあげました。

「 ギャ~!!」

そして、大急ぎでキジムナーは逃げてしまいました。

“ ぴゅ~!!”

子供たちは呆気にとられて逃げていくキジムナーを見送り、海に取り残されてしまいました。
その後、子供たちは近くを通りかかった漁師のオジサンに助けられ、無事、家に帰りましたとさ。

☆念のため書いておきますが、この話のポイントはタマキンではなく、キジムナーが一番怖いのは”オナラ”だったと言うことです。

















オナラ






 おならといえば、自分も恥ずかしい体験がある。
その体験をした時期中間テストで、連日徹夜が続いていた。
中間テストの最終日、もうその日は体力&精神が限界で、学校に行ってテストを受けてもシャーペンが握れないほど眠くて眠くてしょうがない状態だった。

このままでは今受けてるテストを解いてもまずい結果になりそうだ。
そうだ、少し仮眠を取ろうと思い机にうつぶせて仮眠した。

 仮眠中、潜水艦の中でセーラー服を持参のバッグに大急ぎで詰めてると、突如現れたブラックホールに吸い込まれる夢を見た。
この吸い込まれるとき、もう本当物凄い恐怖に襲われた。
夢の中で叫ぶ叫ぶ。

たすけてーーーーーーーたすけてーーーーー
死んじゃうーーーーー死んじゃうーーーーーーーーー
からだが…バラバラになりますよ!!(悪魔の声)

恐怖が限界に達したとき、何故か肛門が一気にゆるんだ。
なにかが……なにかが生まれるぅっ!!

「 バン!」 

という破裂音のようなおならが教室中に響き渡り、このとき腰が少し浮いた。
その衝撃にビックリして凄い速さで立ち上がり、周囲を見渡して、

「 うわろ、誰だ!!」

ヨダレを食いながら聞いた。
みんな必死に笑いを堪えてた。
 俺はすっと冷静に席に座り、目を開くとまだ何も手を付けていないテスト用紙が目に入る。
意識が戻り、慌ててテストを解き始めた。
そしたらチャイムが鳴った。

「 はい、回収します。」

初の0点だった。

















中間テスト





 高校の中間テストの日のこと。
クラスの赤点確定なDQN男子たちがテンション高に絶望していた。

A男「うああぁぁ、勉強してねぇよ!わかんねぇよ!」
B男「こちとら人間様だぞ!植物の構造なんて知るかよ!」
A男「おい、誰かカンニングできる方法考えろよ!」
C男「5分でどうしろってンだよ!フジコフジコ!」

そんなやりとりを横目に休み時間を消化し、テスト開始。
問題を解き終わってふと黒板に目を向けると、


   〇年 A組

   出席 36名

   蒸散  1名       日直

                   維
                   管
                   束


  よく見るとクラス中が荒ぶる腹筋と戦ってた。





















彼氏いない歴21年







 今朝、爆裂灼熱屁が止まらないまま満員電車に乗った。
肛門に熱を伴いながら放屁を続けるしかなかったわけだが、いわゆるオナラ臭と硫黄臭が混ざり、我ながらガス臭がひどかった。
 周りがざわつき始め、いよいよ嫌疑がかけられるかと思ったが、乗客が窓を開けたりして対応。
この程度の騒ぎで済んでくれ、と思ったが隣の女性がしゃがみ込んでしまった。
 オナラ臭のせいなのか、立ちくらみや貧血だったのかは不明だけど、ちょっと罪悪感。
そして、車掌と話せる緊急ボタンみたいなのを押したおじさんが、

「 女の人が具合が悪くてうずくまっています。
それから、オナラかもしれませんが、ちょっと今までに体験した事がないくらいガス臭いです。
もしかしたら、この辺りに不審物があるのかもしれません。」

と通報。
 次の駅で電車が止まり、女性が助け出され、係員が大挙して乗ってくる騒ぎに。
放屁しながらそそくさと電車を降りた。
今朝の皆様、本当にごめんなさい。


















会議中





 会議中、制服スカートと椅子の背がこすれて、ぷぅ~っとオナラそっくりの音がしてしまった。
オナラと思われるとマズいと思い、大げさにスカートとイスを何回かこすって同じ音を出し、オナラじゃないのよ~とアピールした。
 ところが、その音が全部オナラだと思われてしまい、上司に笑いながら、

「 きみぃ、トイレに行ってきていいよ~。」

と言われてしまった。

「オナラじゃありません」と言えなかった・・・。

後で仲のいい子には、あれ違うのよといったけど、

「 すごいね5連発じゃん!
で、何発目のがホンモノ?」


















報告します





 報告します。
大学1年の時、僕はデートでドライブに行きました。
うららかな初夏の日、僕は幸せでした。
が、事態が急変したのは目的地の相模湖まであと少しのときです。
オナラがしたくなったのです。
 自慢じゃありませんが、僕のオナラはくさいのです。
特殊と言っていいぐらい、くさいのです。
狭い車内でするわけにはいきません。
グッと我慢しました。
 が、僕のオナラの特殊なところはもうひとつあって、一回目の軽い便意をやり過ごした後、次に第2波が先ほどの数倍の勢力で肛門に襲いかかり、第5波の頃には生まれてきたのを後悔するような大惨事になるのです。
運の悪いことに、この時のオナラが法則通りに動き出したのです。
突然、僕は無口になりました。
 彼女が心配そうに「どうしたの?」と聞いています。
返事なんかできません。
僕は闘いの真っ最中ですから。
 そして、相模湖に到着するやいなや、歩道に車を乗り上げ(このとき子供を轢きそうになった)、後ろも確認せずにドアを開け放ち、僕は湖に尻を向けものすごい勢いで後ろ向きにダッシュしました。
爆発的な音が彼女に聞こえないように、青筋をたてたものすごい形相を彼女に向け、

「 相模湖だぁ~、相模湖だぁ~!!」

と、大声で叫びながら道路を横断していました。
次の瞬間、右方から来たおばちゃん運転のスクーターに跳ね飛ばされ、病院に運ばれました。


















音を出さずにオナラをする方法






 くだらない話だけど聞いてください。
私は長年おならに困っていて、よくおならが出る体質みたいで、我慢するとおなかが痛くなるしで大変だった。
で、最近音を出さずに出す方法を見つけて、リアルな人に話すと引かれるだろうから、こっそりここの皆さんに教えます。


“ 手でおしりの片方を引っ張って肛門を広げます。
そして力むと、ふしぎと音が出ません。
人ごみの中とかで、急にもよおした時などにオススメです。”


夜中に変なこと書いてごめんね。
でも言いたかった。



師匠、秘法の伝授、ありがとうございます。


師匠、凡人にはこれをさりげなくやるまでに修行が必要です!


師匠、ニオイは止められますか?

















オナラで火がつく





 探偵ナイトスクープで、オナラで火がつくっていうのをやってて、友達と「俺らもやろうぜ!」って流れになり、オナラ番長の異名をとる俺が当然屁をこく役割で、男女8人ぐらいの集団の中でパンツ1丁になり、前屈の体勢になってライターを構え、

「 おら!目ん玉開いてよう見ろやあ!!ファイヤアアアーーーー!!」

と思い切りきばったら、うんこがブリブリ出た。
10年ぶりに泣いた。

















ブーナース






 高校生のとき彼氏の家におよばれした。
そのとき私は生理で、私は生理のときは下痢になるタイプなんだけど、彼の家で下痢でトイレに行きたくなってしまった。
 トイレに行ってしようとしたら、彼氏のお父さんがノックしてきたため何も出さずに我慢して部屋へ戻った。
もう一度行ってしようとしたら、今度は妹さんがノックしてきたのでまた我慢した。
 もう限界すぎて冷や汗流しながら、

「 今日はもう帰ります。」

と彼氏に伝えた。

 帰りに公園かどこかでするつもりだったのに、彼氏が心配して迷惑なことに付いてきた。
バスに乗らないといけない山奥だったため、バスに乗る前に公園行くつもりがそのままバスへ。
バスの中でも彼氏を無視し、ひたすら下痢を我慢することに集中した。
やっとこさバス停について、泣きながら、

「 もう今日はここでいいんです。」

と言ったら、

「 何かしたんだったら謝る。ごめんねどうしたの?」

とまだついてくる。
 そんな彼氏を突き飛ばし、チャリに乗ったもののサドルに座ることができない、下痢が迫りすぎて。
立ち漕ぎして近くの公園目指したら、また彼氏がチャリで現れた。
大好きなはずの彼氏が悪魔にみえた。

「 もうついてこないで!あっち行ってよ、バカ!」

と泣き叫びながら自分家を目指してたのに、彼氏は彼氏で「別れたくない」とか、なんとか言いながら、泣きながらチャリを立ち漕ぎして追ってくる。
 とうとう我慢できずに、チャリを立ち漕ぎしながら物凄い音とともに下痢をもらした。
ナプキンあっても無意味なほど大量に。
彼氏はびっくりしすぎて、泣き止んでしゃっくりしだした。
 恥ずかしさと腹立たしさで、私はうんこ漏れたまんま彼氏につかみかかって、

「 これで満足?!私を困らしやがって!」

と逆切れして大泣き。
白いスカートに黄色い汁やらとにかくすごかった。
 家について、パンツとスカート洗いながら彼氏も失ったと泣きまくった。
でも、その彼氏失わずにすんだ。
結婚できてよかった!



 もう一個あった。
私はおならがとてもでかくて回数がすごいんだけど、看護師してたとき我慢できずに、

“ バホッバホッブー!”

としてしまった。
そしたら、なぜか点滴してたおじいさん患者が、

「 おならがでた!はあ~すっきりしたわい、ごめんなさい。」

と私に謝ってきた。
 驚いた拍子にまた、

”ブブッ!”

と、おならしてしまった。
そしたら、またじいさんが、

「 また出た、穴が緩すぎる。」

と言った。
 一部始終を先生が見てたみたいで、最初は私をかばってくれたのではと思ってたらしかったけど、様子がおかしいので、そのおじいさんの認知症が以前より酷くなったことが浮き彫りに。
 おじいさんの家族にも認知症が進んでることを伝えたが、なぜですかと言われ、私のおなら話を診察室で。
小学生のお孫さんたちは笑いころげて、それからずっとブーナースとよばれてました。
















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2月25日(日)のつぶやき

2018-02-26 03:07:40 | _HOMEページ_






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