大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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☆(  しづめばこ P574 )                          

しづめばこ 1月31日 P543

2019-01-31 18:59:30 | C,しづめばこ



 しづめばこ 1月31日 P543  、大峰正楓の小説書庫で再開しました。


小説“しづめばこ”は読み易いようにbook形式になっています。
下記のリンクに入ってください。
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1月30日(水)のつぶやき

2019-01-31 07:57:45 | _HOMEページ_


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日々の恐怖 1月30日 窓の外(6)

2019-01-30 09:45:36 | B,日々の恐怖






 日々の恐怖 1月30日 窓の外(6)






 コンビニで落ち会ったのは共通の記憶だった。
でもそのあとの対処は三人とも違っていた。

A曰く。

「 そのあとみんなで荷物と原稿を取りに行きBの家で原稿作業を再開」

B曰く。

「 俺は兄貴とルームシェアをしてたから、大学の四年間一度も誰も部屋に入れたことがない。
それが兄貴との約束の地だったから。
窓バン騒動のあと、みんなそれぞれ自分の家に帰った。
荷物や原稿は翌日Aが持ってきてくれた。」

 三人が三人とも記憶が違うので意味がわからない。
昔すぎて忘れてしまったのか?
でもあの騒動のあと、あいつが何者か話し合ってたときは、たしかにみんなショートヘアの真っ黒女だって共通の認識だったんだ。

AもBもそれについては同じで、

A「 お前らもあの時作業着を着たおっさんだって話してたじゃん。」
B「 いやいやいやみんな女の首だと認識してた。
 Aだって、首吊りした女の霊かな、って考察してたじゃないですか!」

とお互い譲らない。
 じゃあCを呼んで確かめようってなったけど、Aは絶対にいなかったって言うし、Cを呼んだところでまた別の話が出てきたら怖いので正直会う気がしない。
 あんな強烈に怖かった出来事を俺は思い出さなかった日はないから、自分の記憶に絶対的な自信があるんだけど、それはABも同じだろうし、なんでこんな食い違いが起きたんだろう。
 いつになるか分からないけどCに会ってこようと思う。
俺はあんまり乗り気じゃないけど、Bが、

「 俺の記憶が正しいことを証明する!」

って息巻いてる。
Aは多分来ない。













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1月27日(日)のつぶやき

2019-01-28 02:46:36 | _HOMEページ_
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日々の恐怖 1月27日 窓の外(5)

2019-01-27 19:00:00 | B,日々の恐怖






 日々の恐怖 1月27日 窓の外(5)






 その他も細々と食い違うから、一度Bも呼んでもう一回会おうと約束した。
それが果たされたのが先週の金曜日だった。
Bとも卒業してからほぼ会ってなかったから昔話に花が咲いた。 
 それで話は本題に入る。
もちろんBも窓バン騒動について覚えていた。
でも、見たものは俺ともAとも違ってた。
 Bが言うには、髪の長い女の頭だけが窓にバンバンぶつかってた。
最初は上の階の住人がマネキンの頭をぶら下げてイタズラしてるんだと思ったらしい。
でも、マネキンだと思ってたものが歯をむき出しにしてニヤ~って笑ったのを見て、急に怖くなり部屋を飛び出した。
 そして、その時いたメンバーに間違いなくCもいた。
でも誰も階段から落ちてないし骨折もしてない。
 それで、俺とAが、

「 いやいやいや、お前が真っ先に部屋を飛び出したから、誰かが階段から落ちたかどうかなんて分からんだろ。」

と返したらBは、

「 俺が一番最後に出た!」

と言う。
 窓がバンっと鳴って女の首を見た時点で、わりとすぐにBを除く3人は部屋を飛び出したらしい。
Bはその時点ではマネキンだと思ってたから、

「 おいおいビビりすぎだろ。」

と呆れてたって言った。













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1月25日(金)のつぶやき

2019-01-26 02:45:54 | _HOMEページ_
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日々の恐怖 1月25日 窓の外(4)

2019-01-25 19:00:00 | B,日々の恐怖






 日々の恐怖 1月25日 窓の外(4)






 Aが見たというのは顔が半分潰れたおっさんだったと言った。
エメラルドグリーンの作業着を着てたって。

「 絶対違うって!」

ってお互いが主張して話が平行線になった。
 俺が、

「 じゃあBとCも呼んで話を聞きましょう。」

と提案。
 Aは、

「 は?なんでC?」

と怪訝な顔だ。

「 いやいやCもいたでしょ、階段から落ちて歩けなくなったCを俺とAが肩を貸してコンビニに逃げたじゃないですか。」

と説明しても、

「 絶対Cはいなかった。」

と言う。
 驚くことに、

「 ていうか階段から落ちたのはお前だろ。」

と言う始末だ。
 その後骨折したのが判明して××病院に入院した。
漫研のみんなでお見舞いにも行った。
 サークルメンバーの腐女子がギプスにカードキャプターさくらに出てくる桃矢と雪兎のホモ絵を描いて、俺が、

「 このあと家族が見舞いに来るのに、どうするんだよ。」

って笑ってたらしくて、嘘とか勘違いとは思えないほど詳しく言う。
 でも俺一回も骨折したことがないし入院もしたこともない。
後日、母親に確認したから間違いない。












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1月23日(水)のつぶやき

2019-01-24 02:44:41 | _HOMEページ_
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日々の恐怖 1月23日 窓の外(3)

2019-01-23 20:07:06 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 1月23日 窓の外(3)





 しばらくはその話題で盛り上がったけど、Cが階段から落ちたときに鎖骨を折っちゃって、それが神経を傷つけたとかで利き手が満足に動かせなくなった。
絵も描けなくなって漫研も退部してしまった。
 Bは、

「 祟りかもしれない・・・。」

ってこの話を一切しなくなり、一つ上のAも就活やなんやらで忙しくなって、あの日のことはなんとなく誰も話さなくなった。



 大学を卒業してから15年くらい経った今年2月の終わり頃、Aと偶然再会した。
俺の仕事の取引先の担当がAだった。
 卒業してから一回も会ってなかったから、それはそれは嬉しかった。
仕事が終わってから飲みに行ったんだけど、話が例の窓バン騒動になった。

「 あれなんだったんですかね?」
「 怖かったよなー。」

と笑い話にしてたんだけど、どうもおかしい。
大体同じことを経験してるんだけどなんか違う。
 例えば女の容姿だ。
俺が見たのは肌が墨のように真っ黒でボサボサのショートヘア。
ボサボサすぎて髪が逆立ってる感じだった。
 服装はノースリーブに短パンかミニスカートだったと思う。
手足も真っ黒だったから。














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1月21日(月)のつぶやき

2019-01-22 02:45:41 | _HOMEページ_
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日々の恐怖 1月21日 窓の外(2)

2019-01-21 19:11:34 | B,日々の恐怖






 日々の恐怖 1月21日 窓の外(2)






 突如Bが、

「 うわあああああああ~~~~!」

と叫び玄関から飛び出した。
 俺もつられるように飛び出した。
AもCもあとに続いてアパートの階段を駆け下りたが、Cが足を滑らせて階段を踏み外した。
 置いて逃げたかったけどCは片腕で匍匐前進をしながら、

「 待って~待って~!」

と号泣してるので、俺とAで肩を貸してやりながら逃げた。
 そして一番最初に目についたコンビニに避難。
Bも先に逃げ込んでいた。

「 なんだあれ?!」

と話し合っても答えが出るわけもなく。
少し落ち着いてからみんなそれぞれ帰宅し、Aだけは俺の家に泊まった。
 それからしばらくAの部屋に原稿やら画材やらカバンやら置きっぱなしだったんだけど、窓バン騒動から3日後くらいにラグビー部と柔道部の友達に付いてきてもらってみんなで荷物を取りに行った。
 Aはその後引っ越した。
荷造りはすべて業者にまかせてAは一歩も部屋に入らなかったらしい。













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1月20日(日)のつぶやき

2019-01-21 02:46:08 | _HOMEページ_
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1月19日(土)のつぶやき

2019-01-20 06:47:24 | _HOMEページ_




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しづめばこ 1月19日 P542

2019-01-19 11:34:02 | C,しづめばこ



 しづめばこ 1月19日 P542  、大峰正楓の小説書庫で再開しました。


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1月18日(金)のつぶやき

2019-01-19 07:46:29 | _HOMEページ_



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