大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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☆(  しづめばこ P574 )                          

日々の出来事 8月31日 夕焼けニャンニャン

2018-08-31 08:00:00 | A,日々の出来事_





  日々の出来事 8月31日 夕焼けニャンニャン





 今日は、フジテレビのバラエティ番組“夕焼けニャンニャン”の放送が終了した日です。(1987年8月31日)
この“夕焼けニャンニャン”は人気女子高生集団“おニャン子クラブ”を擁した番組で、1985年4月1日から1987年8月31日の平日17:00~17:55に放送されていました。
 当時のこの番組の人気は凄まじく、あんなにクラブ活動に熱心だった田中君も、毎日東京大学を目指して塾通いだったガリ勉の山田君も、放課後も学校にたまっていた不良集団の松下君も、みんな授業が終わると同時に、一目散に自宅へ向かって駆け出しました。
 この“おニャン子クラブ”の素人臭さは、アイドルらしいアイドルに飽きていた少年達に、アイドルは手を伸ばせば届く身近な存在であるという意識革命を起こしました。
その中でも、新田恵利、河合その子、福永恵規、国生さゆり、高井麻巳子等の人気は高く、それぞれファンの派閥ができるほどでした。
 そして、その人気に乗じてリリースされた“セーラー服を脱がさないで”では、“友達より早く、Hをしたいけど”という衝撃的な歌詞を披露し、思春期の少年達の下半身を痛く刺激し大ヒットとなりました。


         セーラー服を脱がさないで(おニャン子クラブ)

     ヽ( ・∀・)ノ セーラー服を脱がさないで♪
            今はダメよ 我慢なさって~
            セーラー服を脱がさないで♪  ヽ(´∀`)ノ
            嫌よダメよ こんなところじゃ~
            女の子は いつでも
           “MI-MI-DO-SHI-MA”
            お勉強してるのよ Ah- 毎日~♪ ヽ(´∀`)ノ
     ♪(´∀`)ノ゙ 友達より早く
            エッチをしたいけど♪
            キスから先に進めない
            憶病すぎるの~
     ♪(´∀`)ノ゙ 週刊誌みたいな
            エッチをしたいけど~♪
            全てをあげてしまうのは
            もったいないから・・・あげない♪ ヽ(´∀`)ノ

     ヽ( ・∀・)ノ セーラー服を脱がさないで
            スカートまでまくれちゃうでしょ♪
            セーラー服を脱がさないで    ヽ(´∀`)ノ
            胸のリボン ほどかないでね~
            男の子はその時
            どうなるの?
            興味津々 しちゃうのよ Ah- 不思議ね~♪ ヽ(´∀`)ノ
     ♪(´∀`)ノ゙ デートに誘われて
            バージンじゃ つまらない♪
            パパやママは知らないの~
     ♪(´∀`)ノ゙ 明日の外泊
            ちょっぴり恐いけど♪
            バージンじゃ つまらない
            おばんになっちゃう その前に
            おいしいハートを…食べて♪ ヽ(´∀`)ノ






  おニャン子クラブ















☆今日の壺々話








     女子高生の間で噂の怪談




 めったに乗らない電車で女子高生の一群と遭遇

A   「 めっちゃ怖い話し聞いた。」
その他「 何?」
A   「 一人暮らしのうちのおばあちゃんに電話が掛かって来て出てみたら、
     “お母さん?俺やけど・・・・”って言って、
     おばあちゃんが“ヨシカズか?”って聞いたら、
     “うん”って・・・・。
     でも、ヨシカズおじさんって去年、交通事故で死んでるねん。」
その他「 えぇ~!!怖いーーー!!!それで?」
A   「 “・・・俺、事故起こして・・・”って言うから、
     おばあちゃん泣いてしもて、
     “もう、事故の事は気にせんでいいから、成仏して・・・”
     て言ったんやて。」
その他「 うっわー、怖い~。」
    「 せつないーーー。」
    「 ほんまにあるんやなぁー、そんな話。」

















クリスマス




女子高生「ねぇ、クリスマス……暇………?」
俺「お、おぅ!ヒマヒマ!」
女子高生「良かった〜!じゃあ当日のアルバイト交代お願いしますね!」














エレベーター



 今日も長い駅のエレベーターに乗って見上げたら、異様に短いスカートの女子高生のパンツが見えた。
3回とも、違う場所で。

小人または幼児?

違うんだよ~。
大江戸線という、やたら地下深くにある地下鉄のエレベーターとか、凄い直線で長いんだよ。それを、もの凄い短いスカートで奴等は乗るの。
普通に乗ってたら、数汁m先に普通に見えるんだよ。
誰も悪くない。

エレベーターなんだから、どんだけ長かろうと立ち位置は女子高生と一緒だろうが?

違うよ、遥か上に見える。
わかんねーかな。
井戸の底から、上を見てる感じ。

それ、エスカレーターじゃないのか?

うん 君の言う通りだ。

















バス停にて




 今日、タバコふかしてる女子高生見たんだけど注意したよ。
俺もそんなに度胸あるほうじゃないんだけど、バス停で並んでたら妊婦さんが俺の前に居たのよ。
 そしたら、俺の後ろにタバコぷかぷかしながら女子高生が2人並んだわけ。
妊婦さんに気付いたら、吸うのやめるだろうと思って黙ってみてたら、明らかに妊婦さんに気付いてるのにまだ吸ってるんだよ。
それで、妊婦さんもちょっと煙たそうな感じでさ。
あまりにも、マナーがなってねーんじゃねーかと思って、

「 妊婦さんいるんだからさ、タバコやめな!」

って単刀直入に言ったのよ。
そしたら妊婦さんが

「 私、妊婦じゃないです!」

って睨んでくんの。

( ゚д゚ )!?

そしたら、女子高生がまたタバコに火つけちゃってさ。
俺もいたたまれなくなってさ、ポケットからタバコ出して吸っちゃったよ。

















電車にて




 電車で婆さんが乗ってきたから席立ってドアの方へ移った。
そしたら変なメガネオバサンが早足で寄ってきて、座ろうとしてた婆さんを上目遣いで凝視し、婆さんが一歩下がったので、そのまま進んでそこに座りやがった。
 おいふざけんなと思ったとたん、俺と反対側のドアの手すりにつかまって立ってた凄まじいメイクの女子高生がいきなり爆笑し、

「 いやちげえし!
絶対ちげえし!
そこオマエじゃなくね?
おかしくね?
それは無くね?」

と、ピンクの模様つきの魔女のような爪の指でメガネオバサンを差して大声で言った。
 メガネオバサンはキョドりまくって、凄い勢いで立ち上がって別の車両に移って行き、女子高生も何事もなかったように次の駅で降りた。
なんかテンション上がった。


















飲み屋にて



 この間女友達数人で飲み会行ったんだが、行った内の一人、Aが飲みすぎたらしくてつぶれた。
話しかけても、うだうだ言うだけで立ち上がれないみたいだったから、Aの自宅に電話して迎えに来てもらう事にした。

「 すぐ迎えに行きます!!」

と、おそらくAの娘と思われる女の声。
 でも、まさか娘(女子高生)が、身一つで迎えに来るとは思わなかったよ…。
165cm位超えてそうな、割と高身長だったが、外見は本当に普通の女子高生。
“お父さんか誰かが外で待ってるのか”と聞いたら、

「 いえ、背負って帰ります!」

どうしよう、どうするんだ、という空気の中、とりあえず成り行きを見守ってたら、いきなり娘がAの頬をパンッと引っぱたいて、

「 アホか!
いい年こいて、つぶれるまで飲んで!!
人様に迷惑かけんな!!!」

と一喝。

一同 ( ゚д゚)ポカーン  

店内も ( ゚д゚)ポカーン

「 母がご迷惑をおかけして、申し訳ございませんでした!」

と深々とお辞儀。
 その子は本当にAをおぶって帰っていきました…。
Aは、お世辞にも細いとは言えない体形だったけど、割とひょいっと持ち上げてた。

何かもう、色々と衝撃的だったので…。


















マクドナルドにて




マクドナルドにて、制服の違う女子高生2人の会話。

「 ・・・七回忌・・・お母さん亡くなったのって、小・・・四の時だっけ?」
「 小四。
お父さんすごい頑張ってくれたけど、作るもんオール茶色でさー。
あんたん家行くと、おばさんがお惣菜持たせてくれて嬉しかったー。
二人で拝んで食べたわ。」
「 ウチもお父さんも早くに死んだからさー。
パパさんがディズニーランド連れてってくれた時は超嬉しかったし楽しかったなー。」
「 だけどねー。
まさかねー、あいつらいつの間に・・・。」
「 うちら姉妹とか、まじありえねー・・・。」
「 いや、おばさんの事は今日からでも『お母さん』って呼べるよ!
呼ぶよ!
でも、あんたの事を『おねぇちゃん』って呼ぶのムリ!」
「 私も、パパさんの事、ためらいなく『お父さん』って呼べるけど、あんたが妹とかキモい。」
「 キモいのかよ!
てめ、可愛い妹に向かって!」
「 なら『おねぇちゃん』って呼べよ!
可愛く!」

その後、籍入れるだけとか言ってるけど、ドレスは着せなきゃいかんだろ、とか話していて月見バーガー食いながら、畜生祝ってやる!と思った。



















バス停にて



 朝、出勤時に高校の横を通るんだが、校舎周りの塀側にある学校向けのバス停にいつも女子高生が佇んでいる。
通りすがりに見掛けるだけで特に気に止めて無かったんだが、ある日おかしい事に気付いた。
 その子一人きりでバス停にいる時はバスが止まらない。
気になって見るようにしたら、一度や二度とじゃない。
そういう状況を何度も見掛けた。
彼女はいつも空を見上げてバス停で佇んでいる。
俺は通りすがりでしかないので、ただ見掛けているだけ。
 人間不思議なもんで、気になってくると興味が出てくる。
なるべくその子を見られるように、少し早めに出勤したりしてみた。
単なる好奇心であって、下心ではない…つもり。
 数日間、数週間と見ている内さらに気付いた。
バス停の女子高生は服装が変わらない。
いつも空を見上げている。
そしてバスが止まらない。
これが全く変わらない。
 他の待ち合い人が居てバスが止まると、彼女もつられるようにバスに乗る。
乗ると言ったが、これは滅多に見れなかった。
まるでヒッチコックの裏窓みたいな感じだが、そんな観察を何ヵ月か繰り返した。
 そんなある日の事、いつも通りにバス停を通りかかると、女子高生の後ろに変な爺さんがいた。
俺はいつもの待ち合いだなと思いながら通り過ぎたが・・・。
ふと爺さんが変な動きをしたなと思った次の瞬間、女子高生が折り畳まれるように爺さんに吸い込まれてしまった。
 余りにも訳の分からないので、「えー?!」と声を出してしまった。
そしたら爺さんは、さっと足早にその場を去って行ってしまった。
俺はぽかーんとしたまま立ちすくんでしまって、その日遅刻した。
それ以降、バス停に女子高生は現れなくなってしまった。
あの爺さん・・・・?














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8月30日(木)のつぶやき

2018-08-31 02:57:40 | _HOMEページ_
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日々の出来事 8月30日 うーん マンダム 男の世界

2018-08-30 08:00:00 | A,日々の出来事_


日々の出来事 8月30日 うーん マンダム 男の世界

 今日は、チャールズ・ブロンソンが亡くなった日です。( 2003年8月30日)
チャールズ・ブロンソンは、1921年11月3日、アメリカのペンシルバニア州エーレンフェルドで生まれました。
ブロンソンが10歳の時に炭坑夫の父が死去し、生活は非常に苦しく兄たちと共に炭坑に入り、石炭を1トン掘るごとに1ドルを得ていました。
その後、軍隊生活を経て美術学校に入学、ここで舞台の裏方となり、エキストラも経験し芝居に目覚めて行きます。
そして、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のパサディナ・プレイハウスで本格的に演技を学びました。
 1958年の“マシンガンケリー”で主役に抜擢された後、“荒野の七人”(1960年)、“大脱走”(1963年)に出演した時の、男臭い風貌と巧みな演技が人気を呼び、俳優としての地位を確立させました。
 日本では、大林宣彦が演出した化粧品マンダムのテレビCMが有名です。
このCMは、海外映画スターのCM起用の先駆けともなったもので、アリゾナの砂丘とハリウッドのスタジオで撮影が行われました。
CMソングの“男の世界”をバックに、ブロンソンは荒野を馬で駆け、カウボーイハットで河の水を汲み頭から浴び、一言、“うーんマンダム”。
このCMがヒットしたことで、倒産の危機にあった丹頂は業績を急回復させ、社名もマンダムに変えました。
 この当時は、髭の無いガキまでがアゴをさすりながら、“うーんマンダム”と生意気にも言っていたと言う話です。



   男の世界(MANDOM - LOVERS OF THE WORLD Jerry Wallace)

(,, ´∀`)All the world lovers a lover♪
       All the girls in every landsom and
       To know the joy of loving is to live in the world of Mandom♪(・∀・ )ノ

(,, ´∀`)There's someone who's waiting for you♪
       Soon the world will be yours for a toy
       The music starts to play♪
       Night will turn to day
(,, ´∀`)The darkness disappears♪
       When the one you love is near
       You're in Mandom♪   (・∀・ )ノ






   チャールズ・ブロンソン



参考、ブロンソンのCMは以下のyoutubeにあります。
   http://www.youtube.com/watch?v=2Vbt12KazoQ

















☆今日の壺々話











    化粧品




 ある人妻が、発売されたばかりの高価な化粧品一式を購入しました。
それをつければ何歳も若返ると宣伝されていました。

 彼女は何時間も鏡の前に座り、その奇跡的な化粧品を顔につけました。
そして化粧をし終わった後、旦那の方を向いて聞きました。

「 ねぇ、あなた。
正直に言ってね。
私、何歳に見える?」

彼は頷きながら彼女をじっと見て、用心深く言いました。

「 う~ん、肌からすれば20だな。
髪の毛からすれば、うむむむむ、18だ。
全体的に見れば、25だな。」
「 オ~、あなたって良い人ね!」
「 まあ、待て。
まだ足してないぞ。」



















お姫様




 幼稚園児にはありがちな話でたいしたことないけど、お姫様になりたかった。
おもちゃのティアラを頭につけ、ドレス代わりに使ってないタオルケットを体に巻き付け、顔は母親が“もう使わないからおもちゃにしていい”と言ってくれた化粧品でお化粧。
 家の中でのお姫様ごっこでその恰好ならまだしも、普通に外出していた。
まぁモノの分別のつかない幼稚園児だし、女の子には多かれ少なかれお姫様願望が有ると思うし、こういう経験をした人がいるんじゃないかと思う。

(゚д゚)/ワタスモヤリマシタ!

しかも「私の名はセロテープ」(横文字の名前カワイイ!)と言い張った。

油性マジックで顔面フルメイクした私が通りますよ。


猛獣ハンター、イモトか?


















ブスな女




 ちょっと聞いてくれ。
昨日、ブスな女と話したんです。
ブス女。
そしたらなんかめちゃくちゃ好きな人ができたらしいんです。
 で、よく見たらなんかほんのり化粧してて、アイラインとか引いてるんです。
もうね、アホかと。
馬鹿かと。
お前な、好きな人ができたぐらいで普段してない化粧なんてしてんじゃねーよ、ブスが。
つくりの問題だよ、つくりの。
なんかリップも引いちゃってるし。
 女の子らしくメイクってか。
おめでてーな。
ちょっとは見られる顔になったでしょ、とか言ってるの。
もう見てらんない。
 お前な、鏡やるからその化粧落とせと。
ブス女ってのはな、すっぴんでいるべきなんだよ。
席替えで隣になった男子からボロクソ言われてもおかしくない、私は女を捨ててます、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。
ピエヌだのメイベリンだのは、すっこんでろ。
 で、やっと話がそれたかと思ったら、はぁ~恋って切ないね、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、お前にはそんなもん必要ねーんだよ。
ブスが。
得意げな顔して何が、恋は切ないね、だ。
 お前は本当に恋をしているのかと問いたい。
問い詰めたい。
小1時間問い詰めたい。
お前、恋してるって言いたいだけちゃうんかと。
 情報通の俺から言わせてもらえば今、お前のアノ人には、カワイイ恋人がいるんだよ。
残念だったな。
気づかずラブレターでギョク砕。
これがブスのコクり方。
ラブレターってのは顔を合わせることがない。
そん代わりショック少な目。
これ。
 で、返事がいつまでも来ないで自動あぼーん。
これ最強。
しかしこれをやるとクラス全員にばれる危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあ、お前みたいなブス女は、早いところオレの気持ちに気付けってこった。


















合わせ鏡




 小学校5年生の時の話。
夏休み後半、ちょうど今頃。
親同士仲の良い家族数家でで田舎の民宿に行ったのよ。
そん時に他所の家の子供泣かせてしまってこっぴどく怒られた。

「 お前一人だけ、別の部屋で寝なさい!」

そう言われて、反抗期初期の俺、布団を持って離れの小部屋に寝るって言ってやった。
 建物丸ごと借りてたんだけど、その離れだけは鍵もかかってて入ることができなかった。
家主曰く、本当に出る、そうだ。
それを俺に伝えて脅す親、もう負けらんないと一晩泊まることにした。
家主は色々と親に念を押していたがそれが俺に伝えられることはなかった。
お約束なんだからやっちゃいけないことくらい説明しておけよ!
 子供心に所謂“茶室”みたいな部屋を想像していたが、大きな本棚が並んでいて、“書斎”って感じだったのを覚えてる。
窓際に肘掛椅子とかある洋風の。
 でも、真っ先に違和感を感じたのは化粧台だった。
お袋が使ってる手鏡とは別次元の、3面鏡とかついてる立派なやつ。
つまり、“合わせ鏡”のできるやつな。
 夜も遅かったし、テレビも無いし、本は難しそうなのばかりだったし、普通に考えれば寝る以外の選択肢は俺にはないはずだった。
ところがな、その離れは内から鍵をかけることができたんだよ!
 ガチャリ、と重い音がして封鎖される空間、俺はその後の自分史をひも解いても理解できない行動をとる。
服を脱ぐ、パンツも脱ぐ、すっぽんぽんになった俺は化粧台の椅子に登り、三面鏡に背を向け、股下から自分のあられもない姿を覗き込んだ。
そこには合わせ鏡いっぱいに、無限に俺の肛門が写ってた。

「 すげぇ~~~!!」

 その後、両親が友人とその民宿に行くことはあったが俺は付いて行ったことはない。
親が言うには、その離れ、夜中に三面鏡で合わせ鏡をすると、女性の霊が写りこむって話で、その地域全体の“夜中に車を運転してると、バックミラーに見える女の幽霊”の震源地だったそうだ。
 それも昔の話だそうで、俺の行った年、もっと言うと、俺が泊まった日以来幽霊騒動は起きてないらしい。
俺が寝るのを止めようとする家主に“あの子が化粧なんてするわけないじゃない”と、お袋は言ったそうだ。

「 あんたが泊まったから幽霊逃げたんじゃないの?」
「 アハハハハ…。」

本当のこと言えるか!



つまり、お化けが出た時はケツを出せばいいんだな?


なにを隠そう、この方が後の水戸光國公である‥。
















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8月29日(水)のつぶやき

2018-08-30 02:55:41 | _HOMEページ_
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日々の出来事 8月29日 薬害エイズ事件

2018-08-29 08:00:00 | A,日々の出来事_






  日々の出来事 8月29日 薬害エイズ事件






 今日は、薬害エイズ事件の関連者が逮捕された日です。(1996年8月29日)
1970年代後半から1980年代にかけて、血友病治療に血液凝固因子製剤(非加熱製剤)が使われ、この非加熱製剤は外国の供血者からの血液を原料に製造されたもので、その中にHIVに感染したと推定されるものも含まれていました。
そして、この非加熱製剤を治療に使用したことで、多数のHIV感染者やエイズ患者を生み出しました。
 後にウイルスを不活性化した加熱製剤が開発されましたが、この薬が世界の主流になる中、日本だけは加熱製剤が承認されず、2年4ヶ月以上もの間放置され、非加熱製剤を使い続けたためにエイズの被害がさらに拡大しました。
 この薬害エイズ事件では、帝京大学副学長の安部英、厚生官僚の松村明仁、製薬会社ミドリ十字の松下廉蔵、須山忠和、川野武彦が、業務上過失致死容疑で東京地検に逮捕、起訴されました。
この内、安部英は2001年の一審では無罪判決になり、その後、心臓疾患や認知症を発症し公判停止、2005年4月25日に88歳で死亡しました。
この無罪判決では、法廷内にどよめきが起こったと言う話です。
 また、1989年に製薬会社と非加熱製剤を承認した厚生省に対しては損害賠償を求める民事訴訟が提訴され、1996年に菅直人厚生大臣が謝罪し、後に和解が成立しています。

 外国では、色々な病気に対して有効な新薬が続々と作られています。
でも、日本の制度では、その新薬が認可されるまで時間が掛かり過ぎます。
 効かないと言われている薬や古いタイプの薬は、時代遅れで売れなくなると新薬の認可されていない日本にどんどん流れ込んで売られています。
癌の薬に見られるように、世界では効果が疑問視されて売れない薬が、日本では多量に売られているのです。
産官学の怪しい癒着を、ぶっ潰す必要があると思います。






  HIV世界分布















☆今日の壺々話










    薬の注意書き




 これは小児用解熱剤です。
12歳を越える場合の効能は確認されていないため服用は避けること。

用量:2歳から6歳児:一回一錠
   6歳から12歳:一回二錠 それぞれ1日3回服用のこと
   

注意:この薬は眠気を来すので用量を守ること。
   自動車の運転、複雑な機械の操作を避けること。
   アルコール飲料を同時に飲まないこと。
   緑内障、慢性呼吸器疾患、前立腺肥大患者、
   及び妊娠中、授乳中の服用は安全性が確立されていないため
   服用を避けることが望ましい。




















    中耳炎の治療法




紀元前2000年;この根っ子を煎じて飲みなされ。
西暦1000年;根っ子を使うなんて異教徒の風習です、さあお祈りを唱えましょう。
西暦1850年;お祈りで直すなんていうのは迷信です、この一服薬を水で飲みなさい。
西暦1940年;そういう一服薬というのはいんちき薬ですよ、この錠剤をゴクンと飲み込みなさい。
西暦1985年;その錠剤はあまり効きません、この抗生物質がいいでしょう。
西暦2000年;抗生物質というのは人工的で自然物質ではありません、この根っ子を煎じて飲みなされ。




















妹「 お兄ちゃん彼女いる?」
俺「 いねーよ。」
俺「 お兄ちゃんクリスマスイブなのに一人なの?」
俺「 うるせーよ、俺は一人が好きなの。女なんてうざったいだけだよ。」
俺「 ふ〜ん、それじゃ私が彼女になってあげるって言ったら?」
俺「 ちょ、ふざけんじゃないよ、誰がお前なんか。」
俺「 えー、一緒に渋谷とか歩いてあげちゃうよ〜。」
俺「 ま、マジで?」
俺「 何、本気にしちゃってるのお兄ちゃん、はずかしー。」
俺「 誰がお前なんかと!!!」
医「 薬2週間分出しときますね、年明けにまた来てください。」
母「 ありがとうございました。」
俺「 ありがとうございました。」

















     広告によくある商品





☆薬関係の物質については、研究結果がマチマチなので、自分で調べてから、確信を持てたら、適度に使いましょう。

・マイナスイオン
  根拠の「レナード効果」は100年前の仮説で、科学的実証研究ゼロ

・カテキン
  緑茶1日5杯飲んでも胃がんのリスクは上昇も低下もしない

・コラーゲン
  分子が巨大で皮膚には浸透しない&飲めばただのアミノ酸として分解吸収

・コエンザイムQ10
  アンチエイジング効果にも疑問/過剰摂取は酸化促進で動脈硬化も

・にがり
  主成分の塩化マグネシウムが下痢を引き起し、強制排出で体重減少→ダイエ
  ット効果?

・ミネラルウォーター
  水道水より砒素の基準が5倍も緩い・ハイリスクハイリターンの嗜好品

・海洋深層水
  逆浸透膜法で淡水化すると東京湾の表層水でも同質に(もともとケイ素しか
  違わない)

・クロレラ
  免疫力アップのためには1日1000錠(体重50kg当たり200g)が必要

・イチョウ葉エキス
  プラシーボ効果のみ/皮膚炎&アレルギー誘発成分「ギンコール酸」含有

・キチン・キトサン
  「食物繊維としての整腸作用」以外の全ての効果が未確認

・リノール酸
  過剰摂取すると生活習慣病・各種ガン・アトピー・血栓・狭心症・喘息な
  ども誘発

・核酸(DNA・RNA)
  若返り、ダイエット効果に根拠なし/プリン体のとり過ぎで通風・高尿酸
  血症も

・キシリトール
  虫歯菌に利用されにくい糖アルコールだが、虫歯を防げるわけではなく過
  信は禁物

・エストロゲン
  効果以前に国内販売10銘柄中含有率ゼロ/天然ざくろ内でも「検出限界以下」

・大豆イソフラボン
  厚生労働省も過剰摂取に警鐘/妊婦や乳幼児の追加摂取に注意促す

・ポリフェノール
  じゃがいも、玉ねぎも赤ワインと同程度含有/体内での抗酸化効果はまだ
  研究中

・痩身茶
  中国産で致死事件まで発生/利尿効果・下剤効果成分で体重減少ダイエット

・ベータ・カロテン
  90年代の大規模研究から肺ガン発生率上昇・短命化などの報告あり


いずれも、これからの研究結果で、効果があるのかどうかは分かると思います。




















サナダ虫





 腹が痛いと思って色々薬を試したがだめだった。
んで、もしかしたらと思って家にあった虫下しを飲んだら、昨日の夜、激しく肛門周辺が痒くなって、トイレに行ったら、何かの頭だけが出てた。
トイレットペーパー越しに掴んで、引き出そうと思ったら右手の人差し指を噛まれた。
そのまま放っておいて再度薬を飲んだんだが、出て来そうに無い。
指も腫れてる・・。
これは何だ?宇宙人か?そうなのか?情報求む。

そんな噛み付けるような生物をよく、腸の中に入れておけたな。

噛むのも知らなかったんだ・・どうにかしてくれ・・マジで不安だ。

さなだ虫怖ぇぇええ。

何が怖いんだ?一思いに言ってくれ。
おれは食われるのか??

急いでそのアタマを掴んで口から飲み込むんだ!
ループが完成すれば安全だ。

ちょっとだけ鏡で見たが、白かったぞ。
蛇というよりはミミズっぽかったが歯は無かった。
ような気がする

ヨーロッパではサナダ蟲ダイエットっていうのがあるらしい。

飼うのか?名前とか付けたりするんだろうか。

じゃあみんなで名前つけてやろうぜ。

幸子。

サチコだな。

なるほど、メスならいいか。
ってオイ!

映画のエイリアン見たことあるか?
マジレススマソなんだが、あれはさなだ虫がモデルで、皮膚とまではいかないまでも腸を食い破るぞ。

これは、そのサナダ虫より強い寄生虫を飲む必要がありそうだな。

薬が効いてるのか、それとも虫か・・・。
腹が張り裂けそうなくらいに痛い。

少し鮮血が出た。
腹のなかで何かがモゴモゴ動いてるが腹痛は治まった。

最終段階?

病院逝けよwwwなんかやばそう。

切れた!切れた!
頭取れた!

ワロス。

うp。

怖くて流した。

血しか出ない・・・、本体はどこに行ったんだろう。。
糞も出ない・・。

違う病気は考えられないか?
下血する病気ならいっぱいあるが。
腹痛くないか?熱は?食欲は?

熱っぽい、頭痛もそういわえてみればあるけど、それよりも腹が痛い、、動いてる、違う、暴れてる。

ウンコだと思えばいいんじゃねえ?
ちょっと動く、白いウンコ。
たまに噛む。

なにその排便時のスリル。

君のような人間ばかりなら戦争などないのだろうな・・・。

排泄しようとしても食いついて離れなさそうだな。

だから!!
どんな経緯で食ったんだよこのマヌケがぁ!!

ガスが切れてて・・・冷蔵庫に入ってた安売り豚レバーをそのまま食べました。
こんなことになるなんて。

テラバカス。

友人「なぁ・・・・真田・・・・お前・・・あいつとわかれたらどうだ」
真田「やだ!彼とは絶対わかれないんだからね!」
友人「その気持ちはわかる。だが君の熱い心のせいで
   彼は血を吐くような苦しみをあじわってるんだぞ!」
真田「でも!」
友人「彼を本当に思っているなら出るべきだ・・・新しい人生を歩もう?俺と」
真田「え・・・・・・・・・・・・」

もうだめかもしれない。

今2個目のあたまが切れました・・。

!!!!!!1

サナダ「好きです・・・付き合ってください><」
サナダ「ありがとう・・・私も好き・・・」
サナダ「大切にするよ・・・」
サナダ「大好き・・・離さないでね・・・」
サナダ「子供は何人にしようか・・・?」
サナダ「そうね・・・男の子と女の子・・・一人ずつ欲しいわね・・・」
サナダ「そうだな・・・名前はそれぞれ樹と若葉だ」
サナダ「いい名前ね・・・あたし、いい母親になれるかしら・・・」
サナダ「君なら大丈夫さ・・・きっといい母親になれるよ・・・?」
サナダ「うふふ・・・若葉が生まれたら、めいっぱいおしゃれさせるんだからね・・・?」
サナダ「俺だって、樹にいーっぱい教えることあるなー」
サナダ「うふふ・・・だめよ?エッチな事教えちゃあ・・・」
サナダ「ふふ・・・それはまだ、先の話☆」
サナダ「やあねぇ・・・うふふ・・・男の人って・・・」
サナダ「あはは・・・」
サナダ「うふふ・・・」

トイレ行ってきます。
腹痛は少し治まりました。
みなさんの話でも聞いてないと頭がおかしくなりそうで。

ちょ~、調べれば調べるほど噛むってのはありえないんだけど。

俺は噛まれたのを信じるぞ、ゴキブリに噛まれた事あるからな。

サナダ虫じゃなくて未確認寄生獣か!!!!!!!!

いや、だからサナダムシじゃねーって。
豚回虫が有力らしいがな。

そういえば、別にまだこいつが人間って決まったわけじゃない。

( ゚д゚ )?

みんな、本当にありがとう!
病院いってきます。





寄生虫を研究して30年以上になるという東京医科歯科大学医学部の藤田紘一郎教授は自らの体内にサナダムシを“さとみちゃん”と称して飼育しています。















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8月28日(火)のつぶやき

2018-08-29 02:57:16 | _HOMEページ_
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日々の出来事 8月28日 ピアノ殺人事件

2018-08-28 08:00:00 | A,日々の出来事_






  日々の出来事 8月28日 ピアノ殺人事件






 今日は、ピアノ殺人事件があった日です。(1974年8月28日)
1974年8月28日、神奈川県平塚市の県営住宅の4階に住む大濱松三が、階下の奥村宅に侵入し母子3人を殺害しました。
 原因は、ピアノの音がうるさいと、再三苦情を申し入れていたにもかかわらず、特に対策をとっていなかったため、わざと騒音を立てていると思い込むようになり、凶行に及びました。
大濱は、襖に“謝罪の言葉がない”等の苦情を書き散らし逃亡しましたが、事件から3日後の8月31日に警察に自首しました。
 当時は、高度経済成長の恩恵で暮らしが豊かになってきたことから、子供にピアノを習わせることがステータスとなっており、多くの団地で騒音被害が問題となっていた時期でした。
この事件は、近隣騒音殺人事件の初めての事例となっています。














☆今日の壺々話







    ピアノ




 昨日、先生が診察室で誰かと喋っていました。
確か、患者は誰もいないはずなのにおかしいと思って、そっとカーテンの隙間から覗いてみました。
 私は、先生と眼が合いました。
でも、診察室には誰もいなかったんです。
私は、カーテンを開けて先生に尋ねました。

「 先生、誰と話をしていたのですか?」
「 患者だよ。」
「 えっ、誰もいなかったと思いますが。」
「 君がカーテンから覗くと同時に消えてしまったよ。」
「 ええっ、消えたんですか?」
「 ああ、消えた。
 この患者、どうも鼻水が出るらしい。」
「 風邪ですか?」
「 いや、花粉症だよ。」
「 花粉症ですか・・?」
「 治療法は、教えておいた。」
「 ええっ・・?
 花粉症は、ピアノを弾いたら悪化するのですか?」

先生は、患者の住所を見ながら言ったんです。

「 私のマンションの真上の空き部屋なんだ。」

















保育所にて


 おもちゃのピアノを奪い合って、幼女二人が喧嘩になって二人とも泣いた
結局、隣のクラスにこっちのクラスのおもちゃを貸して、そのかわりピアノを貸してもらって、ピアノを二つにして解決したんだが、後日、片方の幼女の親が口から泡飛ばしながら“うちの娘専用のおもちゃのピアノ買え!”と、乗り込んできた。
片方の幼女の名前は優子、乗り込んできた親の子の名前は愛恋姫桃美(ラブリープリティピーチ)だ。




子供の名前


 子供に関わる仕事をしてるが、普通の名前の子の親で常識がないような人はほぼいない。
DQN名の子の親はモンスター率が高い。
なので、何かあったときの対応マニュアルには子の名前に注意して対処しろと注意したい。
マジな話。




 DQN度名前ランキング

戦争 (せんそう) 98
脚歩茶唯 (きゃぷちゃい) 97
煮物 (にもの) 97
振門体 (ふるもんてぃ) 97
権兵衛 (ごんべえ) 97
賢一郎 (けんいちろう) 97
羽姫芽 (わきが) 97
亜菜瑠 (あなる) 97
世歩玲 (せふれ) 96
飛哉亜李 (ひゃあい) 96
爆走蛇亜 (ばくそうじゃあ) 96
幻の銀侍 (まぼろしのぎんじ) 96
ポチ男 (ぽちお) 96
黄熊 (ぷう) 96
嗣音羽 (つぉねぱ) 96
ハム太郎 (はむたろう) 96
ラッキー星 (らっきーすたー) 96
亜成 (あなる) 96
誠太郎 (せいたろう) 96
美空 (びゅあっぷる) 96
吾郎 (ごろう) 96
の (の) 96
創価 (そうか) 96
たまてば子 (たまてばこ) 96
助格 (へちぇく) 95
たかしくん (たかしくん) 95
羽ヌル (はぬる) 95
僕 (しもべ) 95
桃桃 (ぴんぴん) 95
無大 (むにえる) 95

注、権兵衛、賢一郎、誠太郎、吾郎は女の子の名前



教育実習(学校にて)


(゚∀゚)「 では、出席をとります。
名前を呼ばれたら大きな声で“はい!”と答えてください。」
生徒「 ワイワイガヤガヤ。」
(´・ω・`)「 ・・・、浅田美羽(みう)さん。」
浅田 「 はい。」
( ゚Д゚)「 (呼びづらいな・・・)・・・安藤優由(ゆ・・・ゆ?)さん。」
安藤「 はい。」
Σ(´Д` ) 「 (・・・ゆゆで良いのか・・・)、上野・・・ポチ男・・・くん。」
ポチ男「 はーい。」
(;゚;ж;゚; )ブッ 「 ・・・クク・・・、近藤・・・麗音菜愛梨亜(・・・読めん)・・・近藤さん!」
近藤「 はい。」
(;´Д`)「 近藤さんのお名前は、なんて読むのかな?」
近藤「 れおなあめりあ。」
(;´Д`)「 そうですか、ありがとうございます・・・。
(読めねえよ)・・・佐藤・・・光中(こうちゅう)くん?」
佐藤「 ぴかちゅう。」
(;´Д`)「 そうですか、ごめんね(10万ボルト・・・)。
佐々木メロディ愛(めろでぃあ)さん、(今度こそ正しいだろ!)」
佐々木「 メロディあい!」
(;´Д`)「 ごめんなさい・・・メロディあいね・・・。
中野世歩玲(せふれ?)さん。」
中野「 はい。」
(;´Д`)「 (セックスフレンド・・・略してセフレ・・・)・・・。
西田・・・王子様君・・・。」
西田「 はーいはーい。
(;´Д`)「 (あだ名はプリンス)・・・、浜田光宙(こうう?)くん?」
浜田「 せんせー、俺、ピカチュウ!」
(;´Д`)「 ごめんごめん、ピカチュウね(2匹目ゲットだぜ)・・・。
松田太郎くん(やっとマトモなのが来た・・・)。」
松田「 ?」
(;´Д`)「 あれ?、松田くん?松田太郎くん?」
松田「 ジョンです。」
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)「 ジョン!・・・(いいえ、それはトムです)・・・。
山下愛子さ・・・愛子エンジェルさん・・・。
山下「 はーい。」
(´・ω・`)「 ねーよ。」
















ヘビメタに影響を与えた音楽の巨匠達




バッハ
この人がへヴィメタルに与えた影響は計り知れない。まさに西洋音楽の父。
イングヴェイやそのフォロワーたちだけでなく、ブラックメタルやデスメタルの世界でも彼のことをリスペクトするミュージシャンは多い。


ヘンデル
顔がでかそうなところがメタル。


ハイドン
「交響曲の父」と言われる人。だからと言ってこの人の交響曲にマーラーのような一大スペクタルを期待すると「金返せゴルァ!」となります。
素朴で味わい深い交響曲を100曲以上も書いたそうですが、3曲も聴けばもう飽きてきます。


サリエリ
一応モーツァルトのライバル。映画『アマデウス』のおかげで、「モーツァルトを殺した男」ということで有名になったものの、誰も彼の曲を知らない、という不幸さがメタル。


ベートーヴェン
どの肖像画を見ても機嫌悪そうなところがメタル。


シューベルト
自分で作曲しておきながら、「この曲は素晴らしいねー、一体誰が作ったんだい?」と素で発言する忘れっぽさがメタル。
未完成になった交響曲がいくつかあるが、まさか単に途中で作るの忘れただけじゃねえだろうな?


ベルリオーズ
異端児なところがメタル。
代表作「幻想交響曲」の設定からして、「若い芸術家が恋人を殺害し、様々な悪夢を見る」とかなりヤバめ。
しかもそれを自ら実践しかけたという危険人物。
オペラ「トロイア人」に至っては、演奏所要時間6時間というイカレっぷり。


ワーグナー
あのMANOWARをして「へヴィメタルの父」と言わしめた人(多分言われた本人は迷惑だろうが)。
自分の音楽に傾倒した国王が自分に大金をつぎ込んで国家財政を傾けた挙句自殺しちゃったり、自分に曲を献呈するために歩いてやってきたブルックナーを一度門前払いしたり、色々ハチャメチャやってたあたりがメタル。


サン=サーンス
3歳でピアノを弾き、4歳で作曲を始めたというモーツァルトを上回る天才ぶりを発揮しながら、いまいちメジャーになりきれなかった、そのアンチ・メジャー志向なところがメタル。


ブラームス
髭の濃さがメタル。


ブルックナー
第9交響曲の第3楽章はまさに神の領域。
でも徳永なみのだらしのなさがメタル。


マーラー
長い月日をかけて苦労してせっかく作った曲なのに、さわりをピアノで友人に聞かせて「いまいち」といわれてその場でキレて楽譜を全部燃やしてしまう豪快さがメタル。
第2交響曲の最終楽章なんておもいっきり劇的メタル。
演奏するのに千人も必要な交響曲を書くという発想力もメタル。
マジな話、この人の交響曲は人類史上に残る歴史的傑作だと思います。


スクリャービン
若い頃はショパンに影響を受けて美しい音楽(特にピアノ協奏曲は絶品!)を書いていたが、途中で頭のネジが外れてしまったらしく、「音楽によって、聴き手をエクスタシーを通じて至高の世界に導く」ことを目指して神秘主義・官能主義と呼ばれる作風へと移行。
要するに、音楽でイカせるってことか?
後期の交響曲やピアノソナタはまさに変態。
変態の変態による変態のための音楽。


ドビュッシー
名前がメタル。


サティ
「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」とか、ネーミングセンスのヤバさがメタル。


シェーンベルク
調性音楽を崩壊させた張本人。
つまり元祖デスメタル。















自動演奏





 昔の話。
とある地味な展覧会にかり出され、一日受付をやったことがあった。
会場には自動演奏するピアノがあって、日長一日クラッシックが流れていた。
 そこに幼稚園児と思われるお嬢様2人登場。
ピアノをじっと見てる。

「 すごいねー!」
「 すごいねー!!」
「 どうして鳴ってるんだろー?」

これはなにか言ってやらなければならないな、と思った私は、

「 お化けが弾いてるんだよ!」

と、教えてあげた。
すると、お嬢さま二人、

「 すごーい!」
「 お化け上手だねー!!」

そのあともずっとピアノを見て、

「 お化け上手だねー。」
「 お化け間違えないねー。」

と感心していた二人は、迎えに来た親とおぼしき人に、

「 お化けが弾いてるんだってー。」
「 お化け上手なんだよー。」

と、一頻り報告した後、

「 お化けさんバイバーイ!!」

と手を振って帰って行った。














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8月27日(月)のつぶやき

2018-08-28 02:54:54 | _HOMEページ_
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日々の出来事 8月27日 男はつらいよ

2018-08-27 10:09:54 | A,日々の出来事_







  日々の出来事 8月27日 男はつらいよ







 今日は、渥美清の映画“男はつらいよ”シリーズの第一作が公開された日です。(1969年8月27日)
 主人公の車寅次郎こと“フーテンの寅さん”は父親と芸者菊の間の子で、父親に育てられていましたが、16歳の時、父親と大喧嘩して家を飛び出します。
そして、家出から20年の歳月を経て、テキ屋として全国を渡り歩いていた寅次郎が、突然、腹違いの妹さくらと叔父夫婦が住む、生まれ故郷の東京都葛飾区柴又に戻って来るところから映画は始まります。
 27年間48作に渡ってストーリーは一貫しており、寅次郎は有名女優演じるマドンナに惚れ、マドンナも寅次郎に好意を抱きますが、恋愛感情に至らず、結局、恋人が現れ、振られてしまいます。
そして、落ち込んだ寅次郎は、再びテキ屋稼業の旅に出て行くという話です。



    車寅次郎の名乗り

 わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又です。
姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します。
皆様ともども冥利ジャンズ高鳴る大東京に仮の住まいまかりあります。
 不思議な縁持ちまして、たった一人の妹のために、粉骨砕身、商売に励もうと思っております。
西に行きましても東に行きましても、とかく土地土地のお兄貴さんお姐さんにご厄介かけがちな若僧でござんす。
 以後見苦しき面体、お見知りおかれまして、恐惶万端ひきたって、宜しくお頼み申します。


    車寅次郎の物売り口上

 結構毛だらけ猫灰だらけ、尻の周りはクソだらけ。
タコはイボイボ、ニワトリゃハタチ、イモ虫ゃ十九で嫁に行く。
 黒い黒いは何見て分かる。
色が黒くて貰い手なけりゃ、山のカラスは後家ばかり。
 四角四面は豆腐屋の娘。
色は白いが水臭い。
四谷赤坂麹町、チャラチャラ流れるお茶の水。
粋な姐ちゃん立ちしょんべん。

 映画“男はつらいよ”は、映画のシリーズとしては最多記録の作品としてギネスブックに載りました。







 渥美清

















☆今日の壺々話










  ☆英語版“男はつらいよ”


映画“フーテンの寅さん”は英語化され、アメリカでもある程度の人気を得ています。

  “It’s tough being a man”

I was born and brought up in Shibamata, Katsushika, and I was blessed at Taishaku Temple.
Kuruma is my family name and my given name is Torajiro.
But people usually call me Tora, Tora the street peddler.

 でも、“けっこう毛だらけ、ネコ灰だらけ・・・・”ってとこは、翻訳が出来ないので、残念ながらカットされてしまうのです。
雰囲気、無くなるよなァ~。
















思い出




 大学の学園祭の時、大講義室で映画“男はつらいよ”が上映されました。
その時、映画終了時に、電動スクリーン上昇と共に、仲間のアホがスクリーンの軸を持ってぶら下がったまま天井に上がって行ったのです。
そして、白のTシャツを着たそのアホの背中に、タコ社長の顔が映っていたのを見て、会場が爆笑の渦でした。
そのアホは立派な大人になったかと言うと、残念ながら、今もアホなままです。


















花火




 俺の幼馴染みで親友の剛ってやつがいるんだ。
そいつは幼い頃に親父さんが亡くなっていて、そいつの爺さんが父親みたいなもんだったんだ。
 で、その爺さんて人は花火職人で地元では有名な頑固じじい。
俺達は、いっつもその爺さんに怒られてた。
でも、その爺さんは剛に後を継いでもらいたいと思ってたから、ことさらに剛には厳しかった思い出がある。
 そんな思いを知ってか知らずか、高校生にもなると爺さんへの反抗心からか“花火職人なんてダサくってやってらんねぇよ”などと言い、チャラチャラと遊び呆けていたんだ。

 そして剛が22才の時、「できちゃった婚」したんだけど、この時、爺さんはキレまくってしまい、“おまえなぞ勘当だ!”って言って、剛のことを家から追い出しちまった。
それで、行く所がないって言うんで、俺ん家の離れを貸してやってたんだ。
 冬が終わり、春も過ぎ、夏になり地元の花火大会の前日、剛の母親から“明日の花火大会、爺ちゃんからあんたたちにプレゼントがあるから絶対に見に来なさいよ”って電話があったんだけど剛は意地になって“ぜってーいかねぇ!”とか言ってた。
だけ、ど奥さんに説得されて、俺達は花火大会へ行くことにした。

 ぬるい缶ビールを飲みながら、色とりどりの花火を見上げ、剛が“なんだよ、爺い、今の失敗じゃねぇかよ!”なんて毒づいていたらアナウンスが入った。

「 次は、本日の花火を打ち上げていらっしゃいます、鍵屋甚右衛門様より、お孫さんへのプレゼントです、テーマは祝いです。
どうぞ御覧下さい。」

 ヒュ〜〜っと風を切って空へと舞い上がる音が途絶え、一瞬の静寂の後、ドンッという空気を揺るがす大音響と共に夜空に大きな星が3っつ広がっていた
青い星は剛、赤い星は奥さん、そして一回り小さいピンクの星は去年生まれた赤ちゃんの分。

「 ばかやろう!カッコつけてんじゃねぇよ!くそ爺い!」

 また、毒づいてビールを飲み干す剛は必死に涙をこらえ、テキ屋のおっちゃんに、“良く冷えたビール頂戴!”なんて言って照れていた。
そして、次の週に剛は実家へと帰り正式に爺さんの弟子になり、俺は仕事の都合で地元を離れた。

 そして去年、“今年は俺が花火大会仕切るから、お前絶対に見にこいよ”、と剛から久しぶりに電話があった。
同窓生たちと花火大会に行き、花火を見上げていると、花火が開く度に聞こえる歓声、そして笑顔。
俺の友達は、こんなにも人を感動させらるんだなと思うと、羨ましかった。

 花火大会も終盤に差し掛かった時、なんだか打ち上げ場所の辺が騒がしくなった。
事故でも起ったのかと、友達の消防団員と近くまで行ってみると、どうやら爺さんが倒れたと言う。
 でも、爺さんは心配して手を貸そうとする職人たちに“孫の初舞台だ!おめぇらガタガタ騒ぐんじゃねぇ!”と怒鳴りつけ、駆け寄ろうとする剛に“職人なら花火を止めるな!観客にいらん気ぃもたすな!”と激を飛ばした。
剛は一瞬ためらったけど、発射装置に向き直り職人達に指示を飛ばし、花火を上げ続けていた。

 観客に気付かれることなく、爺さんは救急車で運ばれていった。
花火大会が終わり、急いで病院に駆け付けたけど、爺さんはすでに息を引き取っていた。
救急隊員の話によると“いい花火だ、きれいだぞ剛”と、最期まで剛の花火を誉めていたそうだ。
剛の嗚咽が病院内に響いていた。
いつしか俺達も声を上げて泣いていた。

 葬儀が済み、爺さんの部屋を片付けていたら、剛の写真と新品のハッピがしまってあったそうだ。
今年の花火をきっちり仕切る事が出来たら正式に後を継がせ、その時に渡そうとしていたハッピらしい。
剛はその時も涙が止まらなかったって言ってた。

 爺さん、今年、剛はそのハッピを着て最高の花火を上げています。
いつかのお返しにと、お爺さんのために作った4号玉、天国から見えましたか?














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8月26日(日)のつぶやき

2018-08-27 07:01:19 | _HOMEページ_




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日々の出来事 8月26日 ベンチがアホやから野球がでけへん

2018-08-26 10:13:44 | A,日々の出来事_







  日々の出来事 8月26日 ベンチがアホやから野球がでけへん







 今日は、江本孟紀が“ベンチがアホやから野球がでけへん”事件を起こした日です。(1981年8月26日)
当時、阪神タイガースのエースだった江本は、ドラフトでの江川事件で巨人から移籍して来た小林繁にエースの座を奪われ、中西太監督の起用に不満を募らせていました。
 そして、1981年8月26日、江本は本拠地である甲子園の対ヤクルト戦に先発します。
江本はこの日好調で、8回までヤクルト打線を4対1と抑えていましたが、この回、3連打を浴びて1点差に詰め寄られます。
2アウトですが、ランナーは2塁に居り、バッターは水谷新太郎で、敬遠かリリーフになると予想してベンチを見ると監督の指示は無し。
 様子見に1球高めに外して投げた所、水谷が飛び付いて打ち、これが安打となり同点になってしまいます。
この見殺し采配に江本は降板後ぶち切れて、罵詈雑言をベンチに向かって浴びせ掛けました。
 これを外で聞いていたスポーツ新聞の記者達が、流れて来る罵詈雑言の中から、“ベンチ”、“アホ”、“野球”、“でけへん”をくっ付けて文章を作り、江本が言ったことにして記事にしました。
江本自身は、この発言を否定しましたが、球団は発言は事実として処分しましたので、江本は球団に嫌気が差し、この年限りで引退しました。


問題 ○○に文字を入れましょう。

 “ ○○がアホやから、○○がでけへん。”

 当時、関西では、このフレーズが巷で流行りました。

 例、教師がアホやから、勉強がでけへん。
 例、社長がアホやから、仕事がでけへん。








 ベンチがアホ















☆今日の壺々話









ニークロ




 通算300勝以上を挙げたフィル・ニークロ投手はナックルボーラとして有名ですが、不正投球の名手でもありました。
 ある試合で怪しい投球がありました。
審判がいぶかしんでニークロのグローブを調べました。
 果たして中から紙が出てきました。
その紙には、次のように書かれていました。

「 俺はお前に見つかるような下手な不正投球はしない。」














判定“ボール”



 
 それはまだ夜間照明のない時代の話です。
日が暮れて暗くなり、守備側の監督は審判に試合中断を要求しました。
しかし強硬な要求にも関わらず審判は言いました。

「 まだボールは見える、続行だ。」

そこで監督は投手に何かをそっと渡しました。
試合は続行され,投手は第一球を投げました。
球は外角をはずれました。
審判が言いました。

「 ボール!」
 
すると捕手が言いました。

「 なに、今のがボールだと? 
やっぱりおまえは見えていないよ。」

捕手はミットの中を審判に見せました。
そのミットの中にあったのはリンゴだったのです。
そして、試合はもちろん中断されました。

















プロ野球選手の子供の名前





秋山幸二 → 真凛(まりん)
朝倉健太 → 大空(そら)
井口資仁 → 琳王(りお)
池山隆寛 → 拳聖(けんせい)
稲田直人 → 愛輝(あいら)
岩隈久志 → 羽音(うた)
江川 卓 → 早(さき)、与(あと)
栗原健太 → 心愛(ここあ)
小林宏之 → 夢行(ゆあん)
佐伯貴弘 → 珠巴咲(たばさ)
清水隆行 → 咲吏(えみり)
福留孝介 → 颯一(はやと)
藤川球児 → 温大(はると)、絢英(あゆな)
松坂大輔 → 日光(にこ)
三浦大輔 → 澪央斗(れおと)
山部 太 → 稀音(けいん)
和田 毅 → 心結(みゆ)



















野球好き





 大の野球好きのトニーが80歳で死にました。
葬儀の翌日、同じく野球好きの親友デビッドの枕元にトニーが現れて言いました。

「 デビッド、良いニュースと悪いニュースがあるぜ。」
「 おお、トニー!君なのか?」

デビッドは親友との再会を喜び、言葉を続けました。

「 で、良いニュースって何だ?」
「 聞いて驚くなよ。
あの世でも、野球が盛んに行われているんだ。
それも、天国と地獄の対抗戦と言うのもあるんだぜ。」
「 へぇ~!!」
「 俺も今日、天国のチームに入ったんだ。」
「 ふ~ん、そりゃすごい!
で、悪いニュースは?」
「 明後日の地獄の先発は君だよ。」


















野球




 幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた。
学もなく、技術もなかった母は、個人商店の手伝いみたいな仕事で生計を立てていた。
それでも当時住んでいた土地は、まだ人情が残っていたので、何とか母子二人で質素に暮らしていけた。
 娯楽をする余裕なんてなく、日曜日は母の手作りの弁当を持って、近所の河原とかに遊びに行っていた。
給料をもらった次の日曜日には、クリームパンとコーラを買ってくれた。
 ある日、母が勤め先からプロ野球のチケットを2枚もらってきた。
俺は生まれて初めてのプロ野球観戦に興奮し、母はいつもより少しだけ豪華な弁当を作ってくれた。

 野球場に着き、チケットを見せて入ろうとすると、係員に止められた。
母がもらったのは招待券ではなく優待券だった。
チケット売り場で一人1000円ずつ払ってチケットを買わ なければいけないと言われ、帰りの電車賃くらいしか持っていなかった俺たちは、外の ベンチで弁当を食べて帰った。
電車の中で無言の母に「楽しかったよ」と言ったら、母は「母ちゃん、バカでごめんね」と言って涙を少しこぼした。
 俺は母につらい思いをさせた貧乏と無学がとことん嫌になって、一生懸命に勉強した。
新聞奨学生として大学まで進み、いっぱしの社会人になった。結婚もして、母に孫を見せて
やることもできた。
 そんな母が去年の暮れに亡くなった。
死ぬ前に一度だけ目を覚まし、思い出したように「野球、ごめんね」と言った。
俺は「楽しかったよ」と言おうとしたが、最後まで声にならなかった。


















ベンチで弁当




 最近外が暖かくなってきたので、職場の仲間数人と外で飯を食おうと言う流れになり、コンビニで飯を買って、会社の近くの公園のベンチで食い始めた。
ターミナル駅の近くの公園なんで、排気ガスや車の音はうるさいけどいい気分転換になった。
 飯も食い終わって仲間数人と話してると、俺たちの居るベンチの前で一人の男の子が転んだ。
5歳ぐらいかな?かなり泣き始めた。
俺たち全員独身で子供の扱いなんか慣れてなかったから、オロオロしながらも抱き起こした。
 周りを見渡すと、そこの近くのデパートの袋を足元において、携帯で話し込んでる女性が一人。
でも、泣き声に気付くそぶりも無い。
 とりあえず狼狽しながら「大丈夫?痛いの痛いの飛んでけ〜!!」とか言いながら慰めてた。
んで、だいぶ落ち着き始めてその子も泣き止めかけた時、その女性がすごい形相で走ってきた。

「 ちょっと!!あんた達何やってんのよ!!」
「 いえ・・・この子が僕らの目の前で転んだんで。」
「 あんた達がやったんでしょう?
ほんと酷いわね!!」
「 いえ、けしてその様な事は・・・。」

正直キレそうになった。
目を離したのはアンタだし、それにせめて泣き声で気づけよ・・・。

「 あんた達この辺の会社でしょ?
名刺出しなさいよ!!
警察呼んで訴えてやるから!!」

 母親のファビョリ方に怒りがふつふつと湧いてきたところで、なんと本当に警察がきた。
どうやら公園の周りの駐禁を取りに来ていたらしい。

「 あの〜大丈夫ですか?」
「 おまわりさん!!
この人達家の子供に悪戯したんです!!
訴えます!!」
「 事の顛末は見ていましたよ。
事実は彼らの言うとおりです。
なんだったら、カメラの映像見ますか?」

と、おまわりさんは外灯の上にある監視カメラを指差した。

「 おまわりさんの言うとおりだよ!!
ママずっとおしゃべりばっかり!!
ママなんか嫌い!!」

子供まで味方してくれたのは嬉しかったけど、ちょっと情けなかったかな。
 さっきとは逆に母親はスゲー落ち込んで半泣き。
ちょっとかわいそうだった。
でも、この後のおまわりさんがかっこいいんだ。

「 駄目だよ、僕。
ママの事嫌いって言ったら。
すごくママかわいそうじゃない。
 男の子はママを守らなきゃ。
だから、ママを責めるんじゃなくて、今落ち込んでるママを慰めてあげなきゃ。」

そういって子供の頭撫でたんだ。
その子は元気良く頷いて、俺たちに「ありがとう」って言って母親の手を引いて帰っていった。
なんかNHKのドラマみたいに恥ずかしいぐらいの展開だったけど、おまわりさんのおかげでスーともしたし、何より心温まったね。

 おかげで昼からの仕事に遅れてしまったのはご愛嬌としておこう。
今日は代休ゆえ、ゆっくり寝ます。



















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8月25日(土)のつぶやき

2018-08-26 06:59:27 | _HOMEページ_






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日々の恐怖 8月25日 深憂(2)

2018-08-25 19:05:22 | B,日々の恐怖







  日々の恐怖 8月25日 深憂(2)






 改めて封筒を見てみると、2つのことに気がついた。
まず、封筒に書かれていた差出人の住所と、返信用封筒に書かれていたそれが違う場所である。
 次に、封筒と便箋に使われていたペンが別物であることだ。
その筆跡については、見た限りでは同一の様に見える。
 2つ目の意図・意味は上手く推測できず、とりあえず誰かにからかわれたような気になり、よせばいいのに封筒の方の住所へ、改めて返信をすることにした。
 正直怒りの気持ちもあったが、若干の恐怖もあったため、そういう気持ちは表さず、形式通りのビジネスレター的な書き方にした。

 その4、5日後返信が届いた。
封筒の裏を見ると前回と同じ住所だった。
 あの受刑者と同じ名前で届いたことに少々怯えつつ封を開き、次の文を見て血の気が引いた。

「 ○○○は、もう3年も家に戻っておらず、捜索願を出しているのです。
もし居場所をご存知なら、お願いですから教えて頂けませんでしょうか。」

 ネットで見た限りでは、言い渡された刑期と確定判決の出た時期から考えて、出所は去年の夏辺りのはずだった。
特赦・恩赦・仮釈があったにしても3年前は早すぎる。













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日々の出来事 8月25日 ツァラトゥストラはかく語りき

2018-08-25 09:32:13 | A,日々の出来事_








  日々の出来事 8月25日 ツァラトゥストラはかく語りき








 今日は、ドイツの哲学者フリードリヒ・ウィルヘルム・ニーチェが亡くなった日です。(1900年8月25日)
ニーチェは、ドイツのレッケンでルター派の牧師の子として生まれました。
その後、父親は5歳の時に亡くなり、母親に育てられます。
学生時代の成績は非常に優秀で、ボン大学で古典文献学を学び、なんと24歳でバーゼル大学の教授に招かれます。
 しかし、ニーチェは常に偏頭痛に悩まされ病気がちでした。
そして、35歳の時、病気の悪化から大学の職を辞し、さらに10年後には精神に異常を来たし、回復することも無くワイマールで1900年8月25日死亡しました。
 実存主義の先駆者ニーチェは、精神的荒廃の原因をキリスト教的世界観の退廃にあると考え、著書である“ツァラトゥストラはかく語りき”で“神は死んだ”と象徴的な言葉で自身の主張を世界に訴えました。
 そして、この著書の永劫回帰説は、古代ギリシャの回帰的時間概念を念頭に置き、世界は目標に向かって動いているのではなく、今と同じ世界を何度も繰り返す世界観を唱えています。
 キリスト教的思想では、生存することの不快や苦痛を来世に委ねてしまいますが、この永劫回帰説は、どのような人生でも、不快や苦痛があったとしても、生まれ変わったとしても、また、同一の人生を繰り返し生き抜き、今ある自分を肯定する超人思想に繋がっています。
 ニーチェは、キリスト教思想で理想世界を追い続けた結果、世界が理想に近付いたかと言うと、そうではなかった現実を見抜き、哲学・道徳・科学を背後で支え続けたキリスト教的倫理観からの脱却を宣言しました。









  ニーチェ














☆今日の壺々話







    ニーチェの言葉




(1)地球は皮膚を持っている。
   そしてその皮膚はさまざまな病気も持っている。
   その病気の一つが人間である。

  ( 地球にとっては、人間は害虫です。 )

(2)男が本当に好きなものは二つ・・・危険と遊びである。
   そしてまた、男は女を愛するが、それはもっとも危険な遊びであるから
   である。

  ( ふむ、ふむ。 )

(3)男の最大の幸福は、我、欲す。
   女の最大の幸福は、彼、欲す。

  ( 男が輝くのは、何かを追い求めているとき。 )
  ( 女が輝くのは、求められ、愛されるとき。 )


(4)恋愛結婚は、間違いを父とし、やむおえない必要を母とする。

  ( ・・・・・・・。 )

















神様からの強烈なプレゼント






 子供の頃噛み合わせが逆だった。一応女の子なので親も心配して。でも矯正は保険きかない。
どうしたものかと、そのまま月日は流れる。
で、小学2、3年の時、いつもと違うくしゃみが襲った。
 全身で思いっきり。
コントか漫画みたいに。
ハックションのンの時にコメカミが物凄い音をたてた。
ゴリっていうかガゴっていうか。
 余りの痛みに顔がどうかしたかと思い、鏡を見た。
涙目で。
いーってしたら噛み合わせが正常になってた。
今でもそのまま正常。

 あまり信じてもらえないんだけど、本当だよ。
我家では30万円のくしゃみと呼んでる。


















神父さん




 甘酸っぱい、腐ったような匂いをした男が地下鉄のシートにどすんと座る。
その隣には司祭が座っている。
男のネクタイは汚れ、顔は口紅で赤く、破れたコートのポケットからは半分ほど入ったジンのボトルがのぞいている。
 男は新聞を広げて読み始める。
しばらくすると、このだらしない男は司祭の方に向いて言う。

「 なあ、神父さん。
 関節炎っちゅうのは、どうすりゃぁなおるんだね?」

司祭は、男の方を向いて非難するように言う。

「 あなた、関節炎はね、だらしない生活をして、安いひどい女とつき合
 って、アルコールを飲み過ぎて、隣人をまったく無視していると、そう
 なるんですよ!」
「 へえ、そりゃ驚いた・・・。」

 酔っぱらいはつぶやき、また新聞を読み始める。
言い過ぎてしまったと考えた司祭が肘で男をつついて言う。

「 すまなかったね。
 そんなきつい言い方をするつもりじゃなかったんだが・・。
 で、いつから関節炎を患っているのかね?」
「 いや、俺じゃないんだ、神父さん。
 この新聞に、ローマ法王が関節炎だって出てたんでね。」


















神様




 男は人生に疲れ果てて嘆いていた。

「 ああ、俺には何の力も無い。
腕力もないし、経済力も無い。
権力は手にしたこともないし、魅力なんてどこにもない。
ああ、何でもいい、何か "力" が欲しい!」

そこへ神様が現れた。

「 うむ、お前に一つだけ "力" を授けよう。
どんな力でも良い。
欲しい力を言いなさい。」

男は信じられない気持ちで考え込んだ。

「 腕力かな・・、でも腕力だけじゃ生活に困るかも知れん。
やっぱ経済力だな・・・、いや人生は金だけじゃないよな。
遊び心で超能力ってのもいいけど、見せ物になるのも嫌だな・・・。
指導力ってのがあれば、独裁者にでもなって・・・。
いや、革命とかで殺されてもつまらないし・・・。」

段々イライラしてきた神様は一言。

「 お前に必要なのは決断力じゃ!」




















  小説 “はい、もしもし、神ですが”









電話1


女「神様、うちのお父さんを助けてください!」
神「………。」
女「か、神様…?」
神「あのねぇ、俺はただの神だから、そーゆーの違う神さんあたってもらえない?」
女「あなた神じゃないんですか?」
神「いや、神だけど?」
女「じゃあ私の…。」
神「だから俺には無理なんだって。」
女「…どういうことですか。」
神「あのねぇ、あんた神様勘違いしてない?」
女「?」
神「神様って言ってもねぇ、ものすごい力あるのは一握りくらいだ。
  おたくらで言うイチローとかそーゆーレベル。」
女「で、でも神様に間違いは…。」
神「甘い!俺はせいぜい…おっと、人間にバラしてはいけないんだっけ。」
女「………。」
神「そーゆーことで、引き取ってもらえるか?」
女「…話だけでも聞いてもらえないでしょうか。」
神「……仕方ないな。」
女「私の父は先日事故にあって…。
病院に運ばれたものの意識がなく危険な状態なんです…。」
神「それで?」
女「父は私が幼い頃に母を亡くしてから一人で育ててくれたんです…。」
神「…なるほど。」
女「そんな父を亡くしてしまったら…私…。」
神「…涙ぐましい話だが、結論から言えば俺にはどうすることも出来ない。」
女「どうして…。」
神「昔から人間はなにかと厄があれば“神様助けて”だと、じっちゃんからよく聞かされた。
けどな、神と言うのは元は人間が悲しみから逃れようとしてすがった偶像にしか過ぎん。
まぁ確かにヨーロッパだかにミカエルだかミサイルだかいう奴とか、いまだ根強い人気のキリストさんとかいるけど、俺はただの神なんだ。」
女「…あなたにはなんの力もないの?」
神「そーなることだな。」
女「…神様って本当は残酷なものなんですね。」
神「その言葉、もう聞き飽きるくらい聞いている。」
女「わかりました…失礼します…。」
神「…ここからが一番めんどくさいんだよな。」









病院1


女「お父さん…今日ね、私神様と話してきたの。
でも神様もどうすることもできないんだって…。
お父さん、神様にも見捨てられちゃうなんて運なさすぎよ。
お父さんとも思い出、いっぱいあるんだよ?
いっしょに行った遊園地、お父さん子供みたいにはしゃいでたよね。
得意のハンバーグ、いつも焦げててちょっと苦かったかな?
ほかにもいっぱい…あるんだよ?
だから…お願い……。
目を覚ましてよ…!!」
男「女さんのお父さんの病室、ここですか?」
女「あなたは…?」
男「あ、はじめまして、おじさんの知り合いの者です。
今回は大変なことに…。」
女「はい…今も眠ったままで…。」
男「そうですか…。」
女「……ハァ。」
男「大丈夫ですか?随分とお疲れのようで。」
女「いえ…大丈夫、です。」
男「…そうだ、食事にでも行きましょう。
昔のおじさんの話も聞きたいですし。」
女「そんな…それに…。」
男「大丈夫ですよ、さぁ。」
女(…大丈夫よね、お父さんの知り合いなら…。)
女「じゃあ、少しの間だけ…。」









病院2


神「あのー、すみません、女さんのお父さんの病室は…。」
看護婦「○○号室です、でも先ほど娘さんはお帰りになられましたよ?」
神「え?」
看護婦「えぇ、なんだかかっこいい男性と一緒に。」
神「…ありがとうございました。」
看護婦「あ、はい…?」
神「遅かったか…!!」









レストラン1


女「そうなんです、お父さんったら…。」
男「ハハ、そうなんですか。」
女「あ…もうこんな時間…もうそろそろ失礼しないと。」
男「そうですね、もう帰りましょうか。」
女「すみません、奢ってもらっちゃって…。」
男「いえいえ、いいんですよ。」
女「それに送ってもらってまで…。」
男「別に構いませんよ、ただ…。」
女「?」
男「ちょっと眠ってもらいますけどね。」









レストラン2


神「おい。」
男「?」
神「その女をはなせ。」
男「血相変えて誰かと思えば、神様ではないですか。」
神「そういうお前も趣味悪いぜ、死神さんよぉ。」
死「まぁまぁ落ち着いてください神様。
下界に降りて来てまでなにをしようと言うのですか?」
神「うるせぇな、第一それはお前もだろ。」
死「私ですか?
私は今回この娘の父親の魂を受け取りに来ただけですよ。」
神「それで、女も一緒に持って行くって訳か?」
死「この女は父親を失えばいずれ淋しさから後を追うのが見えている。
だから一緒に持っていくのですよ。」
神「違う。」
死「?」
神「たとえ肉体が消えうせようとも、そいつの心には父親は生き続ける。
人間は俺たち神のように万人を見ている訳じゃねぇ。
一人の人間、一つの心が互いに結びついて人間ってのは成長するんだ。
そんな気安く死なれたらそれこそ閻魔さんもびっくりって話だ。」
死「…ハハ。」
神「何がおかしい。」
死「いやぁ、あなたのような方からこんな言葉が出るなんて。」
神「…わりーかよ。」
死「随分とこの女に思い入れがあるような気がしますが…?」
神「別に…見捨てといて死なれたら後味悪くなるだけだからな。」
死「人間臭くなりなしたねぇ」
神「うるさい。」
死「では今回は私が引きましょう。
でもこれだけは覚えていて下さい。」
神「なんだ?」
死「捨てる神あれば、拾う神あり。
あなたのような神に見捨てられてしまった人は大抵私たちのような死神がもっていきますよ。
面倒臭がったり、変な説教するくらいなら助けてあげたらどうですか。」
神「…はいはい。
敵みたいなお前に励まされるなんてな…。
俺も堕ちたかな。」
死「ハハッ、それでは。」
神「捨てる神あれば、拾う神あり…ね。」









病院3


翌日。
女「…あれ、なんで病室…?」
父「女…。」
女「!!!
お父さん!!」
父「心配かけて…すまなかったな…。」
女「ううん!お父さんが帰ってきてくれて…本当に…グスッ…。」
父「はは、泣き虫な所は小さい頃から変わってないなぁ。」
女「う、うるさぃ…グスッ…。」
父「父さんな、寝ているときある青年に出会ったんだ…。」
女「ふぇ…?」
父「寝ている間、父さんずっと階段を上っていてな…。
どこか母さんに会えるよな気がしたんだ。
けど途中で青年が立っていて、 まだこっちには行くんじゃねぇ、それに戻る所があるだろってぶっきらぼうに説教されたんだ。
そしたらお前の顔が不意に浮かんできて…。
階段が崩れて…。
気づいたらここに帰ってきたんだ。」
女「ね、ねぇそれって…。」

“カサッ。”

父「ん?なんだこの手紙は…。
…ふふ、どうやらお前宛のようだよ。」
女「…もしかして。」


『今回だけ、神様らしく困っている民の話を聞いて助けてやった。
これからは親父さんを大切にしろよ!
もう二度と聞いてやらないからな、次の壁ぐらい自分で乗り越えろよ。
じゃあな    by神

 PS.お前の寝顔、意外と可愛かったな。』


女「…バカ。」
父「いやー暑いなぁ、父さんの新婚の時みたいだ。」
女「お父さん!へんなこと言わないでよ!」









電話2


神「はい、もしもし神ですが。」
女「神様、本当にありがとうございます!!」
神「…どーも。」
女「あ、あと…もう一度お願いなんですが…。」
神「あのなぁ、あの手紙もう一回穴が開くほど読み返せ…。」
女「私じゃなくてお父さんのお願いなんです。」
神「…?」
女「父さんに多分その青年って人知ってるって言ったら、いやぁもう一度会って話したいなぁ、って言って聞かないんです。」
神「だからって…。」
女「…私も顔見られたのに、こっちは顔見てないっていうのに…。」
神「あのー…。」
女「だから!お願いです!
私たち家族のところにもう一度来て下さい!!」
神「…はぁ……。
仕方ないな、これっきりだからな、神様としてお前の前に現れるのは。」
女「?」
神「しょうがないってのと、お前ら家族が気になるってことで俺もしばらく人間界に住んでやるよ。 もちろん、お前の近くに。
じゃあな。」

“ ガチャ。”

“ ジリリリリリ~ン!”

神「あ、電話だ!
はい、もしもし、神ですが。」                 






    ―― 完 ――



















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8月24日(金)のつぶやき

2018-08-25 06:57:36 | _HOMEページ_






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