日々の出来事 2月11日 Cogito ergo sum
今日は、ルネ・デカルトが亡くなった日です。(1650年2月11日)
ルネ・デカルトは、フランスの哲学者、数学者です。
ルネ・デカルトは、中世から近代に至る過程であるルネサンス期に生きていました。
この時期、多様な思想や価値観が溢れ出し、世の中に相対主義と懐疑的な風潮が漂っていました。
混沌とした世界に対してルネ・デカルトは、確実なものを求めて模索を始めます。
ルネ・デカルトは、あらゆるものを疑い、それは自分の存在や数学の公理にまで及びます。
そして、疑い続ける中で、疑っている自分の存在は疑えないと言う根本原理に至ります。
これが、”我考える、故に我あり”(Cogito ergo sum)と言われるものです。
この考えをもとにルネ・デカルトは著書”方法序説”を発表し、近代哲学の出発点となりました。
ルネ・デカルトは思索の中で数学分野にも才能を発揮しています。
現代使っている座標の概念を始め、xyzを未知数に、abcを定数にすること、2xのように係数を左に書くこと、べき数を右上に小さく書くことなどを定めました。
それから、ルネ・デカルトは、友愛数9363584と9437056を見つけました。
友愛数は、小川洋子の”博士の愛した数式”でも紹介されていますが、”自分自身を除く約数の和が相手の数と等しくなる自然数の組”です。
例、友愛数220と284
220の約数は、1,2,4,5,10,11,20,22,44,55,110, (220)、です。
284の約数は、1,2,4,71,142,(284)、です。
そこで、
220の約数の和= 1+2+4+5+10+11+20+22+44+55+110= 284
284の約数の和= 1+2+4+71+142= 220
だから、220と284は友愛数です。
参考
友愛数の組 発見者(発見年)
(220,284)・・・・・・ピタゴラス(540B.C)
(17296,18416)・・・フェルマー(1636)
(9363584,9437056)・デカルト(1683)
(2620,2924)・・・・オイラー(1747)
(5020,5564)・・・・オイラー(1747)
(6232,6368)・・・・オイラー(1747)
(10744,10856)・・・オイラー(1747)
(63020,76084)・・・オイラー(1747)
(66928,66992)・・・オイラー(1747)
(67095,71145)・・・オイラー(1747)
(69615,87633)・・・オイラー(1747)
(100485,124155)・・オイラー(1747)
(122265,139815)・・オイラー(1747)
(1184,1210)・・・・パガニーニ(1867)
(12285,14596)・・・ブラウン(1939)
(79750,88730)・・・アラネン(1966)
☆最多賞オイラー君、偉い!
☆高校生のパガニーニ君、偉い!
☆(79750,88730)君たち、上手く隠れていました!
René Descartes
☆今日の壺々話
ラッセルの講義におけるエピソード
学生:矛盾した命題からはどんな結論でも導きだせるとおっしゃいましたが
本当ですか?
ラッセル:そうだとも。
学生:2=1 というのはあきらかに矛盾ですね。
ラッセル:そうだよ。
学生:では 2=1 であることを仮定して
あなたがローマ法王であることを証明してください。
ラッセル:それは簡単だ。
ローマ法王と私は2人の人間である。
2=1 であるからこれは 1人の人間である。
故に私はローマ法王である。
質問
数学者のプロポーズの言葉はどんなことを言うんですか?
君と一対一対応になりたいとかですか?
君の体のすみずみまで積分してあげるよ。
微分のことは微分でしますから。
君と生きていけるなら、無限遠にも手が届く気がするんだ。
そろそろ僕らの方程式を解かないか。
僕の収束半径においで。
今夜は離散したくないんだ。
直感で相似だって気がついてたんだ、お互いにね。
オイラーの嫁に来ないか。
代入しよう!
なんかおかしくね?
6+9=15とかは普通じゃん?
5+10=15とか4+11=15とか、そのまんまじゃん?
7+8=15って少なくね?おかしくね?
7って結構でかくね?8なんて更にでかいじゃん。
7でさえでかいのに、8って更にでかいじゃん?
確かに15って凄いけど、この二人が力を合わせたら16ぐらい行きそうな気がしね?
二人とも強豪なんだから、もっといってもよさそうじゃね?
なんかおかしくね?
俺を倒したぐらいでいい気になるなよ
1+1「問題はまだまだこれからだぜぇ、クックックッ・・・。」
1−1「俺はお前などに消されん・・、何度でも蘇って貴様を殺す。」
1×1「1+1は我々の中で最弱であったのだ!!」
因数分解「消防の分際で俺に挑んでくるとは俺も舐められたものだな。」
x^n+y^n=z^n「x,y,zは異なる整数ッ、そしてnは2以上の自然数だッ……!!」
×0「私をあまり怒らせないほうがいい。」
1÷1「な、なんだって?」
1+1×2「それは残像だ。」
九々「ククク・・・地獄の幕開けだぜ・・・。」
素数「さあ、数えるがいい!!フハハハハハハ!!!!」
□+□=10「ククク…考えるのが楽しくなるだろぅ…。」
光のスペクトル分析の解法「・・・早く相手してくれ・・・。」
一次方程式「厨房になりたての貴様は俺の移項にはついて来れまい…。」
∞×0「0かけたらなんでも0になると思うなよ。」
解の公式「忘れたとは言わさんぞ!」
数学の先生「塾とは違うのだよ塾とは。」
Σ「私に挫折した生徒は数知れず…。」
i「フン、これがこの世界の実力か・・・。」
√「雑魚学生は俺で十分始末できるぜ。」
θ「俺の力の大きさを計ってみるがいい。」
f(x)「さぁx、いくよ!」
虚数
「ククク…普通の数直線では俺を捉えることはできまい…。」
二重根号「お前ら俺のこと見たら絶対に外せるもんだと思ってるだろ。」
虚数「僕の実力はグラフじゃ表せないよ。」
sinθ「アホな高校生は私の概念すら理解できない、ましてやtanθなど。」
%「ややこしい・・・・・。」
場合分け「答えは一つじゃないんだよ・・・。」
sinθ,cosθ,tanθ「ジェットストリームアタック!」
y=ax「曲がったことが大嫌い。」
*x「マッガーレ。」
ω「残念、それは私のおいなりさんだ。」
√(a^2)「お前・・・油断したな? 答えは a だと、安直に、そう考えたな?」
lim「限界まで・・・飛ばすぜ!!」
テイラー「式を覚えれば満足か…?」
a、x、y「さて、俺らを求めることはできるかな?」
絶対値「正と負は等価値なんだ、僕にとってはね。」
正解「ハハ、囲まれちまった。」
余り「割り切れないなら、俺も協力するよ。」
台形「ゆとりは俺の攻略法を先生から教わらなかったそうだなぁ!ぬるいんだよ!」
帯分数「俺が相手するのは小学生だけだぜ・・・。」
漸近線「貴様は俺に近づけても触れることはできまい・・・。」
÷「俺の出番はここまでか・・・あとは分数、お前に任せた。」
数学をしている時にありがちなこと
ξが上手くかけない。
つい2ちゃんで質問してしまう。
どうでもいい命題を証明しようと思って予想外にてこずる。
等号不等号の向きを見落とす。
もう少しで定理の証明ができそうなときに限って、
彼女から電話がかかってきたり、訪ねてきたりして、
朝まで時間がとれなくなる。
難しい問題を簡単に解く。
次の日よく見ると間違ってることに気づく。
それから一週間よく考えても解けない。
仕方ないから教授に聞く。
最初の解き方が正解だったことに気づく。
山手線二周。
綺麗なグラフがかけると嬉しい。
分数の横線が足りなくて少し書き足す。
人生に絶望する。
ピタゴラスの腹黒さに嫌悪感を抱く。
ベクトルのときに自分で描いた図形が上手く描けないとイライラする。
やっと証明し終わったと思ったら全体の三分の二くらいは無駄な回り道。
数時間かけて微調整しながら具体例になるものを探し出して、発表では10秒で終わる。
こんな定理や公式よく見つけたな………、とつくづく先人の偉大さに感心する。
142857は奇跡の数
142857×2=285714
142857×3=428571
142857×4=571428
142857×5=714285
142857×6=857142
答えが循環しちゃうすごい!!
142857×7=999999
142+857=999
14+28+57=99
答えに9が並んじゃうすごい!!
142857の2乗=20408122449
これを2つに区切って足すと、
20408+122449=142857
もとに戻っちゃうすごい!!
1/9801
= 0.00 01 02 03 04 05 06 07 08 09
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
30 31 32 33 34 35 36 37 38 39
40 41 42 43 44 45 46 47 48 49
50 51 52 53 54 55 56 57 58 59
60 61 62 63 64 65 66 67 68 69
70 71 72 73 74 75 76 77 78 79
80 81 82 83 84 85 86 87 88 89
90 91 92 93 94 95 96 97 98 99
可能性
数学的可能性について話していた。
同じ姓名で同い年、顔、声、性格が似ている人物が、同じ会社で働く確率とか、駅で「おとうさん」と女性が叫ぶと、ラッシュアワーでもみくちゃになった人たちのうち何人が振り返るか・・・とか。
地域やその場所の人数を割り出したり、それを数式で表そうとするととてもややこしいので、僕達はひたすら話だけに興じた。
酒のつまみを買出しに行こうと、僕達はコンビニへ行った。
スルメやマヨネーズなんとかを買って、水割りの氷を他で買い、僕のマンションへ戻る途中に友人が言った。
「 今、俺等がお前のマンションへ帰ろうとしてるわな?
そいでさ、留守であるお前の部屋の前に、今誰かがいるわけよ。」
「 怖い事言うな。」
「 いや幽霊じゃなくてさ、誰かがいるわけよ、誰かが。」
「 うん、誰かがナ。」
「 その誰かがさ、お前がいないので、あきらめて帰ろうとするわな。」
「 帰ろうとするんだな。」
「 その人が、俺等とマンションの前でバッタリはちあわせする、という可能性。」
「 低いな。」
そこまでの会話が、曲がり道から突っ込んできた自転車によって途切れた。
「 あぶないなあ。」
「 ごめんなさいぐらい言えよなあ。」
自転車はぶつかりそうになった僕達に目もくれず、猛スピードで遠ざかって行った。
マンションの前に着くと、なぜか友人が立ち止まった。
どうしたのかと聞くと、僕の名前を呼ぶ女性の声が前(マンション入り口)から聴こえたらしい。
「 またまた~。」
と冗談はよせよ、っぽく誤魔化したが、今思うと僕もその場所で、友人が立ち止まるのとほぼ同時に違和感を感じていた。
エレベーターに乗り、その中で自転車野郎に憤慨しながらも話は続いた。
「 幽霊が名前を呼んだ可能性。」
「 違うってだから。」
「 これはやばいっていう確率。」
部屋に戻ると、僕達は更に怖い系を加味して語り合った。
「 か細い声だったような、気のせいだったような。」
「 近所のガキだよ、きっと。」
「 お前をうらんで死んだ女の霊だ。」
「 そんな奴はおらん。」
心霊ドラマの話題になった。
よくドラマでは、絶好のタイミングで電話が鳴ったりする。
電話をかけてきた相手が誰であれ、恐れおののいている主人公の家の電話が鳴る可能性。
「 可能性は高いと思うなあ。」
「 低いよ、普通。」
「 家にいると結構かかってくるよ、携帯も。」
「 セールスばっか。」
そこで友人が提案した。
「 今から一時間以内に知り合いから電話が掛かって来ると、心霊ドラマのパターンは嘘じゃない。」
そう言って、まさに友人が電話を指差したその時、電話が鳴った。
電話に出ると、僕が付き合っている女性からだった。
「 さっき、おれのマンションに来た?」
『 行ってないよ。』
しばらくして彼女が来た。
マンションの入り口で男性の声を聴いたらしい。
名前を呼ぶ声でなく、低い声で二秒ぐらい「あーーーーーーー。」と気の抜けた感じで。
幽霊とか呪いとかそういう雰囲気じゃなく、ごくあたりまえに。
一週間か十日ほどたったころ、旅行先の彼女から電話があった。
夢をみたらしい。
僕と友人があまりに仲が良いので、ちょっと嫉妬した彼女が、自転車で道を歩く僕と友人にぶつかる。
マンションへ先回りをし、僕の名前を呼ぶ。
ぞっとして、僕は可能性が好きな友人に電話をかけた。
「 なあ、これって生霊とか、そういうんじゃねーの?」
『 あーーーーーーー。』
そういう話は興味が無いらしく、僕等は話もそこそこに携帯を切った。
僕は彼女の聴いた「あーーーーーーー。」を即座に思い出した。
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