エイドリアン・スーティル、おおいにアピールする

 誰だってトップチームの素晴らしいマシンに乗ってみたいと思っている。でも、そんなチャンスを与えられるのは極僅かのチームの極僅かのドライバーだけ。セナだったミヒャエルだってライッコネンだって、最初はトルーマンだったりジョーダンだったりサウバーだったりと、最初はみんなしょぼいチームのどうしようも無いマシンからスタートしているんだ。戦闘力の劣るマシンであっても、時にキレタ走りを見せつけ、そしてステップアップしていったのである。

 だから、今シーズンエントリーしている10チームの中ではダントツにしょぼいチームであるフォース・インディアのセカンドドライバーであるスーティルが、ヨーロッパGPのフリー走行1・2で6位、フリー3ではトップタイムをたたき出したことはおおいに賞賛に値する。予選結果は12位と振るわずとも、経験豊富な同僚、ジャンカルロ・フィジケラを常に凌駕し続けてのこの結果は、彼の将来に必ずや大きな影響を与えることだろう。

 予選上位のドライバーについても少しだけ触れておこう。どうやらマクラーレンの復活は本物らしい。それに引き換えフェラーリは、ライコネンが6位といまひとつ決まらない。そうは云ってもQ1でのタイムはハミルトンとの差は僅かにコンマ2秒。レース戦略次第では表彰台争いも十分間可能性がある。マッサの代役バドエルは、フリー走行から終始最下位。郷秋<Gauche>としてはおおいに期待していたけれど、残念な結果となった。

 さて、ブラウンGPの二人だが、予選の好調を維持したとは云えバリチェロ3位、バトン5位がやっとの結果。ブラウンGPとしてはおおいに頑張った結果とは云えるが、如何せんマクラーレンとの予算の差が予選結果に出たかと云うところである。トヨタの失速はここに来て確定的と云えよう。今年こそはと臨んだトヨタであるが、このままシーズン終了となれば、来期参戦も危うくなること必至である。

 さて、明日の決勝レースだが、郷秋<Gauche>はどうも見られそうに無いのですよ。月曜日の昼頃になってようやくWeb上で結果を確認できれば良いというところかな。トホホ。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、「小さな秋」。8月も半ばを過ぎてから夏本来の暑さ、厳しい残暑がやってきた今年だけれど、秋は確実に近づいてきているのですね。

☆☆☆

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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