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再び改札をくぐり、「八ヶ岳登山列車1号」こと小海線8251D(キハ110-116+キハ110-106)に乗り込みます。矢張りというか混雑しており、若い女性の隣に何とか座らせてもらいました。
9時25分に甲斐小泉駅に到着。交換可能駅で、対面式ホーム2面2線+引き込み線1本の構内です。上下ホームは互い違いです。
構内踏切を渡って駅舎撮影。2003年8月改築の、オオムラサキをイメージした簡易駅舎です。天気が良ければ八ヶ岳が見えますが、どうもうまく表現できません。
では駅舎の中へ。左右にタイプの異なるベンチが並んでいます。無人駅で、券売機の類もありません。
駅前には平山郁夫シルクロード美術館。ゴビ砂漠のイメージでしょうか。でも、残念ながら見る時間はありません。
ということで、平山郁夫通りを下って三分一湧水に向かいます。駅前には公衆トイレがあります。
100mほど歩くと、小荒間古戦場跡を通過。
沿道は、お盆にもかかわらずコスモスが咲いていました。何せ、甲斐小泉駅の標高が1044.2mだから。
500mほど下って、三分一湧水に到着。
少し歩いて核心部に到着。戦国時代、水を巡って争っていた3つの村に武田信玄が湧水を3等分に分けたという伝説が残っています。
湧水にやってきました。年間を通じて水温は10℃で、飲んでいて気持ちいいです。日本百名水に指定されているので、空ペットを持ってくればよかったな。
水を味わっていると、東京からきたというおばさんに出会いました。そのうち、分割点はこのように賑やかになってきました。犬の散歩している人もいたし、きちんとペットボトルを用意している人もいたし、見ていて気持ちいいですね。
東屋の脇には山津波の石がありました。八ヶ岳の噴火の痕跡です。尚、駐車場脇には名水を利用したそば屋がありました。
坂を上がって駅に戻り、夫婦と共に10時6分発の225D(キハ110-115+キハ110-108)に乗車。予想通り混雑しており、辛うじておっさんの前に座らせてもらいました。
つづく
参考文献 西崎さいき『日本全国の「ヘンな駅」をゆく 珍駅巡礼』
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