透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

雪と水

2013-03-15 20:46:57 | 日記

晴れのち曇り。最低気温-10.9℃、最高気温5.2℃。日中の気温が高くなり、雪解けが進んだ。今年の札幌の積雪は午前9時現在110センチメートルで平年より51センチメートル多い。雪の多さを裏付けるかのように、道路除雪費も過去最高の212億円で当初予算の149億円を63億円上回ったことになる。

我が家の庭にも今もってベランダを超える高さの雪が三月の日差しを遮ってそびえている。その雪を見ながら、ふと思ったことがある。確かに、この雪と戦闘状態の日々は正直、きつい。雪は命をも時として奪ってしまう。けれど、蛇口をひねったら出てくる飲める水や、ウォシュレットトイレなどの水洗トイレで快適に過ごせるのは、ひょっとしたら、この雪の恩恵もあるのではないかと。

トイレ事情は水が決め手となるようだ。台湾では使用済みのトイレットペーパーを流せないホテルや施設があり、水が貴重だと実感した。日本では地域により多少の違いはあるだろうが、トイレについてはおおむね恵まれているように思う。

雪は、水の形を変えた姿でもある。雪解けの水が川となり、海に流れ、水蒸気となって空に上る。空から雨や雪になって海や山や陸地に注ぐ。この循環がどこかで大きく狂い始めないように・・・・・。

                        

                               《文教通りの雪解け 17:12》

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