Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

ラクレット、フランスの鍋料理?

2006-12-28 09:30:57 | チーズ Fromages
フランスの冬場の家庭料理に欠かせないラクレット。若い人達の集まりには大好評。



フランスにはあまり鍋料理というのはありませんね。皆で箸で(フォークで)お鍋をつつく習慣が無いみたい。フォンデュ―位かな?
ラクレットはつつかないけれどお鍋を囲んでわいわい。それにとても気の抜けてしまうほど簡単で主婦には大助かり。食事の支度のめんどくさい時は 即 これ。

材料は?



まずチーズ
牛乳より生産のセミハードチーズ。 火は通っていません。脂肪分45パーセント。熟成期間は約5ヶ月。もともとはスイスのバレー地方(前に洋梨のタルトで御紹介した地域です)の物が有名ですがフランスではサボア地方 フランシュ コンテ地方で生産されています。一人100-150gくらい用意。
ワインの入った物 クミンや粒こしょう入りの物も在りますが私はナチュラルの物が好み。香辛料は脇に用意、各々で調節できます。



添えるのは生ハムを中心のこのような物。
今日はイタリア アオスト地方の生ハムにやはりイタリア産のクッパ。そしてポルトガル産のチョリソー。この他にリヨン産のロゼットソーセージとかも。
ピックルス、オリーブ等も脇役に。



そして大切なのは じゃが芋。今日はシャルロットと言う名の 皮を剥くと上品な黄色のしまった肉質。  ほんのりと甘い美味しいじゃが芋です。ローブ ド シャン(ただ茹でただけ)。多めに用意することお勧め。美味しくって つい つい。



口直しにグリーンサラダ。チーズの後に 酸味の利いたビネレットソースで頂くサラダは本当に美味しいです。



お鍋の下に電熱が。そこにこのようなシャベル型のものが6つ入ります。熱々ホクホクのじゃが芋の皮を剥いて生ハムを取り分け それ又熱々のとろけたチーズをじゃが芋の上に。幸せな瞬間にお喋りが一寸途絶えます。食べるのに夢中。

この器械は10年ほど前に購入。
リルの義妹の所にまだ幼かった娘達をクリスマスに送り出しました。
帰宅後 2人で私に苦情がブーブー。ママはどうしていつも台所に立っているの? 叔父ちゃん、叔母ちゃんの家では皆でゲームをして楽しんで食事の支度なんてしないよ。ラクレット食べるんだから。そしてこれが凄ーく美味しいんだから。
ゲームのあまり好きでない私達夫婦には一寸きつい言葉。そしてその頃 自分では気がつかないうちに料理に時間をかけていた私には。

その頃 流行し始めたラクレット。今では本当にフランス冬の親しい家庭料理と浸透しています。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
サワディ~カ~ (takoome)
2006-12-28 22:27:10
おいしそぉだ、片手にはきっとワインが・・・・
私、何時までも食べてるかも、
残念ながらここではチーズがネック。でも、いいなぁ、
食べてみたいな、なかなか美味しい情報をありがとぉ、
囲む (レアールシェフ~fleur de selさんへ)
2006-12-29 06:58:23
ボンジュール マダム

私もラクレットを友人の家で

日本の卓上たこ焼きみたいな感覚で

美味しく

楽しく食べた事を思い出されます

りん

りん

Unknown (KS)
2006-12-30 01:58:23
ラクレットが卓上でできるなんて素敵!
前回フランスに行った時に電機タジンは興味がわきましたが、電気ラクレット器にもたいへん興味があります。
今度フランスに行ったら買ってみようかな。
変電機でなんとか使えないかしら?
takoomeさんへ (fleur de sel)
2006-12-31 05:04:22
こういう簡単な物が一番美味しいです。今日のチーズはいつもより一寸良いものでとても美味しかったです。
レアールシェフさんへ (fleur de sel)
2006-12-31 05:06:12
お忙しいでしょうね。そしてお疲れでも。頑張ってくださいね。
KSさんへ (fleur de sel)
2006-12-31 05:09:04
変電器があれば大丈夫ですよ。このような器械は便利です。皆で楽しみながら食事ができて.タジンよりラクレットの方がお勧めです。

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