Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

秋のある日曜日のお昼の食卓

2018-11-24 23:10:04 | 日本料理 惣菜料理 Japonais

 パリから戻り即の日曜日のお昼には慣習のように義妹を迎える食卓を整えました。はじめはエキゾチックな面のフランス風ベジタリアンの食卓と考えたのですが主人にたまには日本風な感じのお料理にしたら喜ばれるよ と言われ急遽変更。このような食卓になりました。

帆立貝の季節が始まったのは嬉しい限りです。彼女ベジタリアンと言っても 帆立貝は好み 心得ています。和風に見せて盛ったのですがお味付けは? 洋風かも知れませんけれど。

今日の食卓

 

帆立貝のバター焼き、ほうれん草のソテー

帆立貝は前日行きつけのお魚屋さんで殻から外してもらいました。やってあげるよというので紐は無くなるなとはちらっと思ったのですがお任せしました。殻付き2㎏購入しましたが正味は割と少ないです。全部使用したわけではありませんが。。。

でもとっても新鮮 洋風の場合はカルパッチョを予定。和風にと主人に提案されてからはお刺身にしたかったです。でも主人 帆立貝はソテーの方が好み。この度は1月家を空けて帰宅したくしたばかりなので譲りました。

一言。この出産に関するパリ滞在 7月に3週間、9月には1月ほど。娘達からママに来て欲しいと本当にせがまれ 僕は構わないから面倒を見てやれとは主人の言葉で私は追い出された感じなのですよ。(苦笑)

4歳と2歳の孫娘達にごく好かれていることは幸せです。私も同様可愛くって本当に一緒に遊んでお友達です。 でもどちらの家でも私は義母の立場。孫達の世話と料理(それと洗濯 私は洗濯魔)以外はとってもひそやかに暮らしていました???。料理もはじめは手を出さずと思っていたのですが皆疲れ切っているのを目に 少しずつ買い物とお料理を牛耳るように。皆喜んでいたとは思います。

私もかなり疲れた日々を過ごし毎日いつ家に帰れるかなーと思っていたのは本音ですが。

娘達の様子を見て発っても大丈夫かなと思う前日に主人と相談思い切って決断、汽車の切符を購入。発つ意向を知らせるのには心が痛みました。

前置きが長くなりました。

材料と作り方

 1 ほうれん草はさっと湯がき、エシャロットの微塵切りとオリーヴオイルとバター半々の中でまずエシャロットが透き通るまで炒めてから茹でたほうれん草のざく切りを加え塩、胡椒 今日はエストラゴンを加えました。

 2 帆立貝はまずオリーヴオイルで両面をさっと焦げ目がつくように焼き、バターに大蒜を卸して混ぜて置いた岩いる大蒜バターを最後に載せ ジュッと醤油をかけて胡椒汁と絡ませほうれん草の上に載せる。レモン汁をかけると美味しいです。

帆立貝入りブロッコリーの茶碗蒸し

帆立貝は一人1個スライス。ブロッコリーは葉も綺麗だったので湯がき入れました。

色々同時操作のお料理で忙しく少々巣がたってしまった傾向。 でも幸せなことに食べたときの食感はとても滑らかでほっとしました。卵の割には汁の多い軽めの茶碗蒸しです。具を入れすぎのフランス風?

茸ご飯

舞茸(フランスと日本の茸は異なります。形が似ているので舞茸と書きましたが此方でいうプリューロットという養殖茸です。コリコリした食感が好みです)と干し椎茸を使って。上には青さを載せました。

はじめは帆立ご飯にしようかと迷ったのです。最後の最後まで決められず他のお料理を準備 急に決心、献立の内容を変えました。私らしいです。

焼き栗

なぜか写真がさかさまで失礼致します。何度も矯正したのですが・・・

ランブイエ滞在中マロニエの栗が公園にそれは沢山。孫娘を幼稚園に送り迎えする途中で彼女がバーバのポケットに一杯入れるのです。ちゃんと持って帰ってね。

栗 マルシェで見つかったら買って料理してあげたいなーと思ったのですがまだ栗の季節ではなく残念。帰宅して栗を見つけ焼き栗にしてみました。

   焼き栗の作り方

1  栗は生のまま包丁で切り目を付けます。

2  220度にネッツ下オーヴンで20分ほど焼く

 綺麗に皮が剥けます

 

キャロットラぺ

前日に義妹好みのお料理と思い作って置きました。干し葡萄とクミンの香料が利いて此方風の味付けです。

    材料と作り方

 *人参のラぺ

 *干し葡萄

 *レモン汁

 *クミン

 *塩、胡椒

 ⋆オリーヴオイル

 以上を全部混ぜて馴染ませる

生ビーツのサラダ

これも写真さかさま 

    材料と作り方

  *生ビーツ 千切りに卸す

 *塩、胡椒

 *クミン お好みで

 *レモン汁

 *大蒜 微塵切り

 *オリーヴオイル

 *胡桃 炒ったもの

作り方は胡桃半量と全部混ぜ1時間ほど寝かす

最期に胡桃を飾る

茄子の揚げ出し

 

我が家では例外なく皆の好む一品。よくリクエストされます。

胡瓜とスパゲッティ ド メール の塩もみサラダ

スパゲティー  ド メール はブルターニュ地方の海岸線では豊富に採れる細長い昆布です。パリのビオのお店で見つけ即購入 昆布の代わりに試したらとっても柔らかく美味しく重宝しています。

普通に軽く塩もみした胡瓜と混ぜ ジップロップに入れ1日冷蔵庫。食べる前にレモン汁、醤油、ゴマ油で味付け 炒ったひまわりの種を載せました。

 

 

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マルメロ子羊肉ファルシー Dolmeh-Beh

2018-11-23 00:40:51 | その他各国料理 autres pays

パリに発つ前私達の男友達がノルマンディーの家の色々な収穫物を手に訪問滞在してくれました。下に写真を載せますが本当に味のある野菜果物が一杯。その中にマルメロも。即お料理と思ったのですが彼曰く早めに採ったので少し寝かした方が良いとのこと。一月ほど過ぎた先日にお料理しました。このお料理の名前はDolmeh-Beh というペルシャ(イラン)のレシピが基本です。

   材量 4人分
 
  *マルメロ 4個
 
  *レモン汁 1個分
 
  *カルダモン 8 殻をむいてすりつぶす カルダモンは個性が強いので今日は4粒のみ
 
   *糖蜜(morasses モラセス)小1 蜂蜜に変えても宜しいです。
 
  *蜂蜜 大1
 
  *チキンブイヨン 50cl ( 水50clに固形ブイヨン1を溶かしたもの)
 
  *オリーヴオイル 大3
 
  *トマト 大1 皮を剝いて微塵切り(これは私の好み)
   
 
ファルス
   
  *子羊の挽肉 肩肉を求めて家庭でブレンダーでひきました。脂分は少なく美味しい挽肉です。
 
  *大蒜 3片 微塵切り
 
  *コーリアンダー 30g微塵切り
 
  *パン粉 50g
 
  *キャトルエピス(黒胡椒、ナツメッグ、丁子、シナモンに生姜が入ることもあります) 小1
 
  *生姜の卸したもの 大1
 
  *玉葱 大1 微塵切り
 
  * 卵 1
 
  *塩、胡椒
 
  *唐辛子粉 少々 
 
 
 
  
  作り方
1 ボールにファルスの全部を手でよく混ぜて置く。ただしコーリアンダーは20g(2/3)、生姜は1/2、玉葱は1/2の分量
 
2 マルメロは側の外側農業関係者をつるつるになるまでよく洗ってから 縦に2つ切り 芯を取り除きサラダボールの中に沢山の水レモン汁を加えた中に入れる。 1.5cm程に中をくり抜き 取り除いたものは細か切りにしておく。
 
3 二つ切りのマルメロの中にファルスをぎゅっと抑えながら詰める。
 
4 オリーヴオイル大2を熱して残りの玉葱半個分とマルメロの中身くり抜いた分を残りの生姜、にカルダモンを加え12分ほど弱火で焦がさないように香りが出るまで炒めてから糖蜜、蜂蜜、チキンブイヨン、レモン汁大1、 塩1/2、胡椒を加えて温める。
 
5 オーブンに入る器に残りのオリーヴオイル大1を敷き4のソースを流しその上に詰め物をしたマルメロをファルスを上に並べる。
 
6 5をアルミホイルで覆い180度に熱したオーヴンで1時間ほどかけて焼く。ときどきアルミホイルを除き汁を上からまんべんなく注ぐ。汁が無くなってきたら水をさす。(これはレシピ外なのですがお醤油を少し垂らしても美味しいです)
 
 最後の15分ほど前にはアルミホイルを除きやはり汁をかけながら綺麗な色が付くまで焼き上げる。
 
翌日水分を足してまたオーヴンで焼き直すとさらに美味しいと思います。
 
 
スパイスの効いた香しいお料理です。
 
ご飯に向日葵の種をグリルしたものをかけてサラダと一緒に頂きました。
 
マルメロによるのですが切った時かなり固かったので今日は一度レモン汁の効いた湯でさっと湯がいてから使いました。
 
蜂蜜の量はマルメロの酸味によりもっと多めにしても、味見をしてご調節ください。

 

お友達のお土産 

いつも沢山のチーズを運んできてくれるのですが 食べきれないから手ぶらで来てねと言ったらこのよう。

この苺にフランボワーズは本当に本当にお味のする美味しいものでした。

残っているマルメロはジェリーにでも?

彼に食べさせてあげることできずに残念に思います。

以前にもこのお料理ご紹介したと思い調べたら此処に。重複してしまいました。(苦笑)

このお料理は主人の好物なのです。

本当に柔らかくなるまでオーブン蒸し焼きするのがコツです。

 

 

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ランブイエ 秋の収穫祭りサン リュバン St.Lubin

2018-11-20 18:13:45 | 私の住む街とフランスの紹介

お久しぶりです。

長女のお産の手伝いの後に新生児と2歳の娘にてんてこ舞いしている次女の家に移り1月ほど家を空け戻ってからもうかなり日が立つのですが疲れが癒えそのあと脱力感で今日までご無沙汰してしまいました。

今日は秋が終わってしまわないうちにと思いこの記事を書くことにしました。

ランブイエ 長女の家に滞在中9月29日の土曜日に1990年から始まった2年ごとに行われる秋の収穫祭りサン リュバンSt.Lubinに巡り合ったのは幸運でした。

毎回テーマを決めてそれに合わせた色々なイベントが計画されます。今年は中世期後半というテーマ 街の中はその雰囲気に包まれました。

La Saint Lubin à Rambouillet, les 15èmes Comices agricoles, le samedi 29 septembre 2018

 当時秋の年貢を納めるために沢山の小作農業関係者が競って産物の売り買いやコンクールを企画 現代で言う農業見本市のようなお祭りの雰囲気です。 

イベントの展開される 街の舗道という舗道には藁が散らばり敷かれています。時代の衣装に身を包む街の人々も沢山です。

朝早く長女夫婦が4歳の孫娘のレントゲン検査のランデブーがありその間私は一人で1時間ほど散歩に買い物。 その際少し写真を撮ったのですが落ち合って即長女の陣痛が始まり大急ぎで帰宅したので写真の数は限られたものです。

正午前にはそれぞれ中世風衣装を纏った人々がパレード後市役所の前の広場に集合 用意された大がかりの中世風無料のビュッフェに沢山の出店が出て楽しんだと聞いています。

その他にも 子供達への乗馬、牽引馬、食用牛のコンテストに始まり羊やロバのデモンストレーション。かなり盛大なお祭りでした。

長女が彼と病院(距離的に遠い病院を選びました)発つのを見送ってから孫娘と昼食 デサートにはアイスクリームを食べようね(美味しいアイスクリームやさんがあります)と出かけましたがもうすごい人混み 孫娘の手を放さないように気を付けながらお祭り気分を楽しみました。

少し朝とった写真をご紹介します。まだ本当の雰囲気は全然出ていませんが。

市の家庭菜園地を借りている人々の収穫の販売

 

新鮮な野菜がとっても安く売られていました。2回くじを引いたら2回とも大当たり 好きな野菜を1kg に野菜ジュースの瓶が当たりこれは縁起が良いなと思っていた直後の長女の陣痛でした。

 南瓜 

本当にゴロゴロ。ものすごく大きいものも.

花屋さんの店頭飾りつけ

美容院の店頭飾りつけ 

パン職人

昔風に石臼で轢いた古代麦をやはり昔風の窯で焼いたパン。もちろん購入。とっても美味しいし日持ちが良く最後まで楽しんでいただきました。

籠作り

写真を撮っても宜しいですかと聞いたら笑顔で答えてくれました。

手作りガラス細工

これも中世当時を変わらぬ製法をしているガラス職人。中世のハーブの入ったワインも販売。色々お喋りをしたので ガラス製品は旅中なので買えないけれどセージの入った古代風ワインを購入。一番甘みが少ないと聞いたので。これはラロシェルまでもって帰り主人のお土産に。次女家に寄った時食通の婿さんに置いていこうかとも思い迷ったのですけれど・・・好みかどうか判らなく(主人も含めてですが)・・・帰宅の際の鞄が重くなりました。パリを離れる前 地方では手に入らない日本食品の購入もあったですけれどね(苦笑)

ロバ轢き

当地のレ島にもロバは沢山います。ロバのお乳はとても皮膚に良いとその乳で作られた石鹸は有名、籠の中に沢山入っていました。

鋳物作り

 

乗馬

子供用に藁で囲んだ中でのアクロバティックな乗馬の他街の中の散歩も。皆無料です。

孫娘に乗る?と聞いたら目の前の馬が急に嘶きいつもは大好きなのにおびえて嫌と。

鳥の巣箱

バーベキュー屋さん

 

お風呂に夕食 日本の童話を読んで孫娘を寝かしつけた後9時過ぎに元気な男児の誕生を知らせる電話がありました。

9月29日は亡くなった義母の誕生日です。予定日1週間遅れ 彼この日のお目見えを決めていたのでしょうか?すくすく育っています。

 

 

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