ホタルノヒカリ2 節約美女は旅に出ました！

　「わたしにとってイベリコ豚なんです！　部長がそばにいればイベリコ豚なんです！」
　高野（藤木直人）の作ってくれたお茶漬けをそう評した蛍（綾瀬はるか）。
　こんな発言もある。
　「どんなに小さな星でも部長のそばで光っていたいんです」
　こんなことを言われたらオトコは蛍のことを好きになるでしょうね。特に年長者なら尚更。
　発想が少しずつズレている所も可愛い。
　町のイベント・キッズフェアで一等賞品の＜イベリコ豚＞をゲットできれば、食費を節約できる！←節約として他に努力すべきことがあるだろう。
　＜一直線に自分に向かってくる女の子＞＜あらゆることにひたむきな女の子＞＜少しズレてて自分がそばにいないとダメだと思わせる女の子＞
　これが蛍の魅力。

　瀬乃（向井理）とはこんなやりとりをする。
　20億の仕事がなくなってピリピリしている瀬乃になぜか会社で缶ビールを渡して「一生懸命働いて飲むビールは美味しいんですよ」。
　「うるさい。黙っててくれ」と瀬乃に言われると、黙ってコーヒーを持ってきて、手で自分の口にチャックする。
　こんなことされたらオトコはメロメロ。瀬乃は蛍に惹かれ始めた様だ。
　蛍は結構モテ女。恋愛上手？

　一方、高野部長。
　何だかんだ言いながら蛍のことを愛している。
　アイロンの焼け焦げの付いた服を蛍が着ているのを見て、高級ブランドの服を買って上げる。「取引先に対してみっともないから」という理由だが、本音は好きな人に恥ずかしい格好はさせられないという想いだろう。
　徹夜で仕事をして口を開けて寝ている蛍の口を閉じてあげるという描写もあった。
　これもさりげない愛情表現。
　そして極めつけは誰より蛍を理解している。
　節約美女になれないで悩む蛍に「仕事が忙しくて節約どころじゃないことはわかっている」とキッパリ。
　高野はしっかり蛍のことを理解しているんですね。

　物語としては、蛍、高野部長、瀬乃。
　そして浅田小夏（木村多江）、桜木美香（臼田あさ美）が加わって、＜恋の五角関係＞になりそうだ。
　いや、あの高野部長LOVEの男性社員を入れると＜六角関係＞！

　最後に蛍のせりふ。
　節約が出来ない言い訳として彼女はこう言う。
　「節約美女は旅に出ました！」
　こういう発想の出来る女性は魅力的だ。