平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

のだめカンタービレ 第7話・8話

2006年12月05日 | その他ドラマ
 第7話・8話はRSオーケストラの演奏までが描かれた。
 物語はこう。

 日本から出られない千秋(玉木宏)はコンクール常連の学生ばかりを集めたRSオーケストラに夢を託す。
 このオーケストラで最高の演奏をすることで、自分の想いを実現しようとするのだ。
 「現状で出来る最高のことをする」
 こう思えるようになった千秋は悩んでイライラしていた千秋より数倍成長した。
 しかし、そんな千秋の想いとオーケストラのメンバーのモチーベーションは違う。彼らはコンテスト優先、ソロ優先だ。
 結果、千秋の要求にはついて来られず、演奏はバラバラ。
 千秋はコンクールが終わるまで練習をやめると宣言する。

 そして8話、コンクールが終わって戻ってくるメンバーたち。
 清良(水川あさみ)は寝違えて第2位。
 オーボエの黒木くんはのだめ(上野樹里)に失恋してボロボロ。
 様々なことがあった様だが、みんな戻ってきた。
 そして演奏会。
 チケットも完売。
 最高の演奏(オーボエ協奏曲・ブラームス1番)も出来て大成功。
 しかし、千秋はまた迷い出す。
 彼には新たな目標が必要なのだ。
 新たな高みを目指すには海外しかない。
 そこでのだめ登場。
 彼女は千秋に催眠術をかけて……。

 以上が7話・8話の大まかな物語。
 ドラマは
・千秋と他のRSメンバーのモチベーションの違い。
・新たな高みを目指す千秋の葛藤。
 千秋の音楽へのひたむきさがよく描けている。

 千秋が次のステップに行けない理由はこれまではギャグだったが、今回は掘り下げた。
 胴体着陸した飛行で同じく音楽を好きだった老人を助けられなかった悔恨・トラウマ。
 そして、それをのだめが催眠術で治す所は、ある意味ファンタジー。
 音楽を素材にしているせいもあるが、この作品ファンタジックな描写がよく似合う。
 これがこの作品を他のドラマとは違ったものにしている。
 千秋は何とか海外に行けるようになった様である。

 残るはのだめ。
 優れた演奏を聴いて感動する能力など才能十分なのだめだが、欲がない。
 ラフマニノフも千秋とピアノ連想することで満足してしまった(第6話)。
 江藤(豊原功補)のレッスンもさぼっている。
 彼女を変える要素は何か?
 やはり千秋の様である。
 今回、またまた千秋の演奏に感動したのだめ。
 自分が催眠術で千秋を治さなければ、千秋はずっと日本にいる。
 しかし、彼を海外に行かせてこの素晴らしい演奏をする才能を開花させてもらいたい。
 葛藤の末、そう思ったのだめは催眠術を施す。
 海外に行ってしまう千秋。
 シュトレーゼマンの言うとおり、のだめが千秋といっしょにいるためにはピアニストとして開花しなければならない。
 さて、どうなるのか?


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